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キム・テヒョン

뷔V
BTS歌手俳優・女優

キム・テヒョンは1995年大邱生まれの歌手・俳優で、2013年にBTSのメンバーVとしてデビューした。ドラマ『花郎<ファラン>』で演技にも挑み、2023年に初のソロアルバム『Layover』を発表。ジャズへの愛着を生かした作品づくりで知られる。[5][10][13]

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-08

生い立ちとデビューまで

居昌で育った少年時代

キム・テヒョンは1995年12月30日、大邱広域市で生まれた。小学校と中学校は慶尚南道の居昌(コチャン)で通い、幼少期の多くを祖母のもとで過ごした。チェット・ベイカーやフランク・シナトラ、エルヴィス・プレスリーといった古い音楽を好むようになったのも、この頃からだとされる。周囲からは堅実な職業に就くよう勧められるなか、彼だけは歌手になると言い続けていたという。2026年3月に公開されたインタビューでは、祖母が俳優カン・ドンウォンの写真が載った横断幕を指さし、歌手や俳優になれるのはああいう人だけだと言ったことを回想し、今では居昌の横断幕に自分の顔が掲げられていると笑った。名節には踊りを披露してお小遣いをもらうなど、人前で拍手をもらうこと自体が幸せだったと振り返っている。[1][8][9]

サックスと思わぬオーディション

中学校に上がる頃、彼は父親に、夢を行動に移したいと打ち明けた。芸術高校を目指すなら楽器を習うとよいと助言され、ドラムやピアノに比べて競争率が低かったサックスを選び、4年間続けた。芸術高校の受験には失敗したが、その後通ったダンススクール時代に転機が訪れる。ビッグヒット(現BIGHIT MUSIC)の非公開オーディションを見学に行った際、スタッフに勧められてその場で受け、合格したのである。練習生時代はRM、J-HOPE、SUGA、ジョングクと同じ宿舎で暮らした。他社に引き抜かれるのを警戒した事務所は、デビューメンバーの発表で彼の存在を最後まで伏せていたという。2013年6月、彼はBTSのメンバー「V」としてデビューした。最初のファンミーティングに来たのは30人足らずだったが、メンバーの人数より多くて嬉しかったと本人は語っている。[8][5]

活動の歩み

『花郎』で俳優デビュー

2016年12月19日に放送が始まったKBS2の月火ドラマ『花郎<ファラン>』で、彼は俳優としての一歩を踏み出した。演じたのは、パク・ソジュン演じる主人公ソヌのあとをついて回る、澄んだ心を持つ年少の花郎ハンソンである。家門を立て直す重圧を背負った少年という役どころに、天真爛漫な本人の人柄がにじみ、視聴者の人気を集めた。2017年2月の出演終了にあたっては、初めての演技で負担や緊張は大きかったが、パク・ソジュン、パク・ヒョンシク、チェ・ミンホら共演者やスタッフに多くを教わり、楽しく撮影を終えられたと感謝を述べ、「ハンソンとして生きられて幸せだった」と振り返った。同じ時期、BTSは『WINGS外伝: YOU NEVER WALK ALONE』のタイトル曲「春の日」で国内外のチャート首位に立っていた。[4][10]

自作曲とOSTで広げた音楽

グループ活動と並行して、彼は個人の音楽も少しずつ発表してきた。2020年のアルバム『BE』では自ら書いた「Blue & Grey」で、鏡の前でこぼす涙や笑顔の裏に隠した色を青と灰色にたとえ、行き詰まっていた当時の心境を歌詞に込めた。RMと共作した「4 O'CLOCK」では、月明かりに青く染まる世界を描いている。色で感情を表す感覚は、言葉づかいにも表れていると評される。ソロアルバムを出す前から、自作曲をSoundCloudやYouTubeで公開し、ドラマのOSTとして「Christmas Tree」も歌った。冬の歌も多く、Peakboyを迎えた「Snow Flower」や、「Wherever U Are」への客演などがある。こうした積み重ねが、のちのソロアルバムへとつながっていく。[11][13][15]

『ソジンの家』と『Layover』

2023年2月24日に始まったtvNのバラエティ『ソジンの家』では、イ・ソジン、チョン・ユミ、パク・ソジュン、チェ・ウシクとともにメキシコ南東部のバカラルで韓国の屋台料理店を営み、本名のキム・テヒョンとしてインターンを務めた。メンバーの中で料理が一番下手なので接客担当になると思っていたが、厨房で料理を覚えることになり本当に大変だったと語っている。同年9月8日には初のソロアルバム『Layover』を発表し、BTSで最後にソロデビューを果たしたメンバーとなった。リード曲「Slow Dancing」を含む全6曲で、ADOR代表ミン・ヒジンが音楽から振付、デザインまで制作全般を統括した。本人は制作を一言でいえば自分を探す過程だったと説明し、華やかな要素をそぎ落として本当の色を見せたかったと語った。[12][13][3]

兵役中に届けた冬の歌

2023年12月11日、彼はRMとともに論山の陸軍訓練所に入所した。配属先に決まっていたのは、テロ対応や要人警護を担う憲兵の特任隊(SDT)である。入隊前に腕立て伏せや腹筋、1.5キロ走などの体力選考を経て選ばれる部隊だ。入隊前のライブ配信では、ラペリングは少し怖そうに見えるかもしれないが信じてほしいとファンに語っている。服務中の2024年11月29日には、バラード歌手パク・ヒョシンとのデジタルシングル「Winter Ahead」が発表された。サックスやトランペット、ピアノを生かしたジャズポップで、作詞はノラ・ジョーンズの「Don't Know Why」で知られるジェシー・ハリスが手がけた。12月6日には、1942年のビング・クロスビーの名曲「White Christmas」に故人の歌声と重ねる形で参加した音源も公開された。[14][15][16]

エピソード

「ボラヘ」と「Vante」

BTSとファンをつなぐ言葉「ボラヘ(보라해)」は、彼が生み出した造語である。2016年のファンミーティング「MUSTER」で、客席のファンが公式ペンライトを紫色のフィルムで包んでいる光景に胸を打たれ、虹の最後の色である紫に、最後まで共にいて互いを信じ合うという意味を込めた。英語の「I purple you」などの言い換えも広まり、グループの10周年にはソウルの街が紫色に彩られるまでになった。写真や芸術について語るときに使う「Vante」という名前は、敬愛するオーストラリアの写真家アンテ・バジムの名前に自分の芸名を重ねたものだ。2019年に彼がドイツやカナダの写真家の作品を薦めたところ、写真家たちが彼のための作品をハッシュタグ付きで公開して応えたこともあった。[11]

ジャズとクロスビーへの憧れ

ジャズ好きはよく知られている。長くジャズを聴いて育ち、今やりたい音楽もその系統だと語っており、リアリティ番組『In the SOOP BTS ver.』のシーズン2では動画レッスンでトランペットにも挑戦した。ビング・クロスビーは、子どもの頃から「It's Been a Long, Long Time」を一日に何度も聴いて育った存在で、2022年にはこの曲のカバーも公開している。「White Christmas」の発表時には、偶像とも言える歌手の声とともに歌えたことを光栄に思うとコメントした。演技面でも手本を持ち、『花様年華』期のミュージックビデオでは英国の俳優コリン・ファースの雰囲気を目指したと振り返っている。『Layover』では全曲にミュージックビデオを付け、思い描いた美学を形にすることに大きな喜びがあると語った。[11][16]

「キム・テヒョン」として過ごした1年半

兵役期間について、彼は『Rolling Stone』のインタビューで、しばらくは「BTSのV」を忘れ、一人のキム・テヒョンとして生きることに集中しようとしたと語っている。その1年半は体を鍛え、友人に薦められたハン・ガンや東野圭吾の小説を読み、多くの音楽を聴いて心身を立て直す時間になったという。2025年6月10日、江原道春川の部隊近くで行われた除隊の場では、軍は心と体を整え直す時間だったと述べ、すぐにでもARMYのもとへ駆けつけたいと語った。2026年の『ARIRANG』では「Into the Sun」などのソングライティングに参加し、収録曲に自分のスタイルでない曲は一つもないと自信を見せた。4月のワールドツアー開幕前には、久しぶりのツアーで勘が鈍っていないか心配で、何倍も準備したと明かしている。[9][17][18]

プロフィール

生年月日
1995年12月30日[1]
出生地
大邱広域市[1]
国籍
韓国[1]
職業
歌手 / 俳優[1]
関連グループ
BTS[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2019年BRING THE SOUL: THE MOVIEAmazonで探す브링 더 소울 : 더 무비出演[2]
  2. 2023年서진이네出演[3]
  3. 2016年花郎Amazonで探す화랑出演[4]
  4. 2016年花郎Amazonで探す화랑演奏・歌唱クレジット[4]

出典

リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。

  1. キム・テヒョン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. BRING THE SOUL: THE MOVIE — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  3. 서진이네 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  4. 花郎 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  5. BTS公式プロフィール(デビュー時期・メンバー)BIGHIT MUSIC/公式一次情報/確認日 2026-10-08
  6. V「FRI(END)S」公式作品紹介BIGHIT MUSIC/公式一次情報/確認日 2026-10-08
  7. V「Winter Ahead」公式作品ページBIGHIT MUSIC/公式一次情報/確認日 2026-10-08
  8. Vが語った歌手の夢の原点と練習生時代Chosun Biz/参考出典/確認日 2026-10-08
  9. Vインタビュー:兵役、『Layover』、『ARIRANG』Rolling Stone India(Rolling Stone US配信)/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  10. 『花郎』で初の演技に挑んだVの出演終了コメントAju Business Daily/参考出典/確認日 2026-10-08
  11. V the visualist:ジャズ、写真、ボラヘWeverse Magazine/参考出典/確認日 2026-10-08
  12. tvN『ソジンの家』にVがインターンとして出演Yonhap News Agency/参考出典/確認日 2026-10-08
  13. 初のソロアルバム『Layover』発売Yonhap News Agency/参考出典/確認日 2026-10-08
  14. Vが陸軍憲兵の特任隊に配属予定Aju Press/参考出典/確認日 2026-10-08
  15. パク・ヒョシンとのデジタルシングル「Winter Ahead」発売The Korea Herald/参考出典/確認日 2026-10-08
  16. ビング・クロスビーと「White Christmas」を共演The Korea Herald/参考出典/確認日 2026-10-08
  17. RMとVが兵役を終えて除隊Yonhap News Agency/参考出典/確認日 2026-10-08
  18. BTS「ARIRANG」ワールドツアー開幕とメンバーの抱負Yonhap News Agency/参考出典/確認日 2026-10-08