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キム・ナムジュン

김남준RM
BTSミュージシャン歌手

RM(キム・ナムジュン)はBTSのリーダーでラッパー。中学生の頃からラップを書き、2010年にBig Hitの練習生となって2013年にBTSとしてデビューした。作詞を軸に『Indigo』などのソロ作も発表し、国連やAPECでの演説でも知られる。[6][16][3][12][21]

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-08

生い立ちとデビューまで

一山で育った少年

2018年9月に国連本部で行った演説で、RMは自らをキム・ナムジュンと名乗り、ソウル近郊の一山(イルサン)で過ごした子ども時代から話を始めた。湖と丘があり、毎年花の祭りが開かれる町で、夜空を見上げては自分が世界を救うヒーローになる空想にふける、ごく普通の少年だったという。ところが9歳か10歳の頃から他人の目を気にするようになり、自分の声を閉ざしていったとも打ち明けている。その彼を再び自分自身に向き合わせたのが音楽だった、というのが本人の語る出発点である。[5]

Epik Highとドレイクの影響

Rolling Stoneによれば、RMは名門大学への進学も視野に入る道を歩んでいたが、韓国のヒップホップグループEpik Highをきっかけにヒップホップに傾倒し、進路が大きく変わった。2026年にEpik HighのYouTube番組に出演した際も、本人は「Epik Highがいなければ、BTSは存在しなかった」と敬意を表している。また2009年にはドレイクの音楽を聴いて、自分も歌えるのではないかと考えたと振り返る。流暢な英語は、ドラマ『フレンズ』のDVDを繰り返し見て独学で身につけたものだという。[6][17][9]

最初の練習生としてBig Hitへ

ラッパーのスリーピーは2019年のテレビ番組で、中学3年生だったRMのラップを見て目を留めていたと語っている。Big Hitから「ボーイズグループを作るので、ラップのうまい人はいないか」と尋ねられた際に彼を紹介したという。Rolling Stoneによると、パン・シヒョクは2010年に最初にRMと契約し、彼の才能を中心にグループを組み立てていった。当初は純粋なヒップホップグループが構想され、RMに続いてSUGAとj-hopeが加入したが、のちにボーカルを含むポップ寄りの編成へと方向が変わる。ジョングクが同社を選んだ理由も「RMのラップがかっこよかったから」だった。[16][6]

活動の歩み

デビューとラップモンスター時代

BTSは2013年6月、RM、JIN、SUGA、j-hope、JIMIN、V、JUNG KOOKの7人でデビューした。最年長ではないRMがリーダーを務め、「No More Dream」「N.O」など初期のシングルでは学校や競争に苦しむ10代の不満をストレートに歌った。本人はのちに、当時は自分たち自身が10代で、感じたことをそのまま言葉にしたと説明している。デビュー当初の名義は、練習生時代に作った曲の一節から自然に付いた「ラップモンスター」だった。[3][6][18]

「RM」への改名とソロ作品

2017年11月、彼はファンカフェへの投稿で活動名を「RM」に改めると発表した。慣れ親しんだ名前ではあるが、これから届けたい音楽との間に距離を感じたというのが理由だった。2015年のミックステープ『RM』、プレイリスト『mono.』を経て、2022年12月2日には初の公式ソロアルバム『Indigo』を発表する。Vogueの取材では、韓国の数え年で30歳になる前に出したかったと語り、全10曲中8曲にアンダーソン・パーク、キム・サウォル、エリカ・バドゥらを迎えて、フォークやロックなどジャンルを曲ごとに選んだと明かした。[18][12][4]

兵役と2作目のソロアルバム

RMは2023年12月に陸軍に入隊し、第15師団の軍楽隊で服務した。入隊前に制作を終えていた2作目のソロアルバム『Right Place, Wrong Person』は、2024年5月24日に発表されている。「この道を選ばなかったら、今の自分はどう生きていたのか」という問いから出発した11曲で、全曲の作詞に本人が関わり、HYUKOHのオヒョク、台湾のSunset RollercoasterのKuo、Little Simz、Moses Sumneyらが参加した。2025年6月10日の除隊時には、サックスでアニメ『名探偵コナン』の曲を吹いてファンの前に現れ、早く舞台に戻りたいと語った。[19][14][20]

APEC演説と7人での再始動

2025年10月29日、RMは慶州で開かれたAPEC CEOサミットで、K-POP歌手として初めて基調講演を英語で行った。K-POPを、異なる要素がそれぞれの個性を保ったまま混ざり合う「ビビンバ」にたとえ、海外進出の初期には「北と南のどちらから来たのか」と聞かれた経験も明かしている。2026年3月20日には7人そろっての新アルバム『ARIRANG』が発売された。Epik Highの番組では、自分たちのアリランを改めて定義しようと考えたと説明している。4月からは同名のワールドツアーが始まった。[21][22][17][15]

エピソード

国連で呼びかけた「自分を語ろう」

2018年の国連演説で、RMは初期のアルバムのイントロにある「9歳か10歳の頃、僕の心臓は止まった」という歌詞を引用し、他人の作った型に自分をはめ込もうとしていた過去を語った。デビューを決めた後も、周囲の多くは自分たちに見込みがないと考えていたという。昨日の失敗も含めて自分なのだと述べたうえで、聴衆に「あなたの名前は何ですか」と問いかけ、自分自身について語るよう呼びかけた。演説は、ユニセフとの「LOVE MYSELF」キャンペーンの延長線上で行われたものである。[5]

『BE』制作の舞台裏

2020年の『BE』について、RMは自分の歌詞は採用されたが、作った曲は収録されなかったと率直に話している。「Stay」はもともとJUNG KOOKのミックステープ用だったが、メンバー全員が気に入りアルバムに入った。メンバーそれぞれが自分の部屋を飾るというジャケット写真の案は自分の発案だったと記憶しており、写真に並ぶフィギュアも私物だという。2017年頃、プロデューサーのPdoggに「ナムジュン、作詞家になってきているね」と言われたことが、今も心に残っているとも語った。[8]

美術から受け取ったもの

美術への関心で知られるRMは、26歳の誕生日に美術書の復刻を支援するため約8万5千ドルを財団に寄付した。『Indigo』という題名は、画家ユン・ヒョングンが初期作品で用いた色で、自分の好きな色でもあると説明している。戦争などの苦難を作品に昇華した画家の姿勢に共感し、彼に捧げた曲にはエリカ・バドゥを招いた。アルバムデザインを手がけたスタジオは、RMの美術への関心と絵画や造形を使う作風が合うとして起用され、ドライブ中にも気軽にかけられる作品にしたいという本人の希望から、ジャケットを取扱説明書風に仕上げたという。[6][12][13]

作詞の遅さと「Yet To Come」

2021年のFESTAで発表した「Bicycle」について、RMは自転車に乗っている時が心身ともに最も自由になれる時間だと語った。一方で、吸収するものは増えたのに作詞のペースは以前よりずっと遅くなったとも打ち明けている。2022年の『Proof』の際には、「Yet To Come」を作り始めた時、自分たちの全盛期はまだ先にあるという願いを込めたと説明した。グラミー賞での「Butter」のパフォーマンスで人々を驚かせた後、次はどんなメッセージを伝えるかを考える時期だとも述べている。[9][10]

ツアーで耳を澄ます瞬間

2026年7月公開の「ARIRANG」ツアーのインタビューで、RMは長い空白を経て、7人がグループとして固く結束していることを見せたかったと話している。「SWIM」が流れる場面では時々イヤーモニターを外し、観客の歌声に耳を傾けてから自分のパートに入るという。ツアー先では有名な観光地よりも、街を歩いて偶然見つけた食堂やカフェ、小さな店で、その土地のファンの日常を感じる時間を大切にしているとも明かした。13年間の積み重ねが消えていなかったと実感した、とも語っている。[15]

プロフィール

生年月日
1994年9月12日[1]
出生地
高陽市[1]
国籍
韓国[1]
職業
ミュージシャン / 歌手[1]
関連グループ
BTS[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2019年BRING THE SOUL: THE MOVIEAmazonで探す브링 더 소울 : 더 무비出演[2]

出典

リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。

  1. キム・ナムジュン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. BRING THE SOUL: THE MOVIE — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  3. BTS公式プロフィール(デビュー時期・メンバー・生年月日)BIGHIT MUSIC/公式一次情報/確認日 2026-10-08
  4. RM公式ディスコグラフィーBIGHIT MUSIC/公式一次情報/確認日 2026-10-08
  5. BTS国連スピーチ全文(2018年・本人の幼少期回想)日本ユニセフ協会/公式一次情報/確認日 2026-10-08
  6. The Triumph of BTS(本人・パン・シヒョクらへのインタビュー)Rolling Stone/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  7. Bang Si-hyuk interview・RM加入とグループ結成TIME/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  8. RM『BE』発売インタビューWeverse Magazine/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  9. RM「Bicycle」『Butter』期のインタビューWeverse Magazine/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  10. RM『Proof』発売インタビューWeverse Magazine/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  11. mono.配信作品情報Apple Music/参考出典/確認日 2026-10-08
  12. RM『Indigo』本人インタビューVogue/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  13. 『Indigo』アルバムデザインの制作記録(Sparks Edition Studio)Weverse Magazine/公式一次情報/確認日 2026-10-08
  14. 『Right Place, Wrong Person』作品評Associated Press/参考出典/確認日 2026-10-08
  15. BTS「ARIRANG」ワールドツアー・メンバーインタビューWeverse Magazine/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  16. スリーピー、中学生だったRMをBig Hitに紹介した縁を語る釜山日報/参考出典/確認日 2026-10-08
  17. Epik HighのYouTube番組にRMとSUGAが出演(OSEN配信)Chosun Biz / OSEN/参考出典/確認日 2026-10-08
  18. 防弾少年団ラップモンスター、活動名を「RM」に変更聯合ニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
  19. RM、ソロ2集『Right Place, Wrong Person』発表KBS/公式一次情報/確認日 2026-10-08
  20. RM・V除隊「部隊復帰はやめて舞台復帰を早く」聯合ニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
  21. RM、APEC CEOサミットで基調講演「K-POPはビビンバ」聯合ニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
  22. BTS新作『ARIRANG』の発売日・収録曲Billboard/参考出典/確認日 2026-10-08