イ・グァンス
イ・グァンスは1985年京畿道南楊州生まれの俳優・タレントである。モデル出身で、『明日に向かってハイキック』を経て『ランニングマン』で「アジアのプリンス」と呼ばれるほどの人気を得た。番組降板後は悪役にも挑み、俳優としての評価を高めている。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
急に伸びた背と演劇との出会い
イ・グァンスは1985年7月14日、京畿道南楊州で生まれた。子どものころはむしろぽっちゃりした体形だったが、10代半ばになって背が一気に伸び、190cmを超える長身になった。その体格を生かせる道として、モデルの仕事を勧められるようになったという。高校2年生でモデルの仕事を始めたものの、本人によればランウェイに立ったのは一度きりだった。進路を決めたのは高校3年生のときに入った劇団で、舞台で演じる快感を知り、俳優になろうと心に決めた。
兵役と「工大のアルム」
しかし劇団での活動は長くは続かず、2005年1月、19歳で陸軍に入隊し、2007年に兵長で満期除隊している。除隊後、まず顔が知られるきっかけになったのは通信会社KTの「SHOW」のCMで、通称「工大のアルム」編は話題を呼び、2008年にはCMスター賞を受けた。同年10月、MBCのシットコム『그 분이 오신다(あの方がいらっしゃる)』でドラマデビューを果たす。ただし後年、トーク番組で語ったところでは、初期に所属した事務所に『明日に向かってハイキック』が終わるまでの収入をすべて取られ、自分の手元には一銭も残らなかったという。
活動の歩み
『ランニングマン』でアジアの人気者に
2009年の『明日に向かってハイキック』で知名度を上げ、その縁で出演したトーク番組『強心臓』の制作陣が、新番組『ランニングマン』の担当PDに彼を推薦した。ユ・ジェソクも、『遊びにおいで』で彼が披露した「蚊ダンス」を見て才能を確信し、メンバーに推したと後に明かしている。2010年に始まった同番組で、裏切り役やドジな役回りを全力でこなす「キリン」は看板メンバーとなった。番組がアジア各国で放送されると、中国や東南アジアで絶大な人気を集めて「アジアのプリンス」と呼ばれるようになり、香港のネスレでは初の外国人広告モデルに起用された。マレーシアでは約2,000人規模の単独ファンミーティングも開いている。
コメディと正統派、二つの顔
俳優業では、『火の女神ジョンイ』で初の悪役となる臨海君を演じ、2014年の『大丈夫、愛だ』では自身の本名から名付けられた青年パク・スグァンを演じてSBS演技大賞の特別演技賞を受けた。映画『돌연변이(突然変異)』では初めて主演を務め、作品はトロント国際映画祭に招かれている。2016年のKBS『心の声』、2018年の映画『探偵なふたり:リターンズ』ではバラエティで培ったコミカルさを生かし、同年のドラマ『ライブ』では初主演ドラマとして一転、コミカルさを封印した正統派の演技で好評を得た。2019年の『僕の特別な兄弟』では知的障害のある青年を演じ、翌2020年に百想芸術大賞の映画部門助演男優賞を受賞した。
降板後に開いた悪役の扉
2020年2月、信号無視の車にはねられて足首を骨折した。2週間ほど収録を休んだ後、完治しないまま松葉杖をついて『ランニングマン』に戻り、治療と撮影を並行させた。1年後の2021年4月に降板を発表し、同年6月の放送が最後の出演となった。以降は週ごとの固定番組から離れ、『殺人者の買い物リスト』『NO WAY OUT:ザ・ルーレット』などで役の幅を広げる。Netflix『悪縁』で2025年の青龍シリーズアワード助演男優賞を受け、同年の『彫刻都市』ではサイコパスの殺人者を演じた。2026年4月公開のDisney+『ゴールドランド』では冷酷な組織幹部パク・ホチョルとして初めて腕の立つ悪役に挑み、7月にはイ・ビョンホンらと共演する時代劇アクション映画『南伐』への出演が発表された。
エピソード
「キリン」の素顔は気配りの人
番組でのにぎやかなキャラクターとは対照的に、共演者からは慎重で紳士的な人柄だという証言が多い。『ランニングマン』では長く末っ子格として雑用をこなし、チョン・ソミンとヤン・セチャンが加わった後も「末っ子ライン」の一員として使い走りを引き受けてきた。2009年には旅行先で血を流して倒れていた高齢の夫婦を見つけて警察に通報し、約1年半後には多忙な撮影の合間を縫って法廷で証言台に立った。2017年には、小児患者のために病院へ計1億ウォンを寄付していたことが、事務所も知らないまま明らかになった。インタビューでは「誠実に過ごすこと」を座右の銘に挙げ、結果に悔いが残ることはあっても手を抜いたことは一度もないと語った。
失言騒動とイ・ソンビンとの交際
2018年5月、『ランニングマン』の撮影中にゲストのAOAのヘジョンを「コッペム(男性を食い物にする女性を指す俗語)」と呼んだ発言が放送後に問題となった。字幕では「詐欺師」に差し替えられていたが批判は収まらず、制作陣が発言にいっそう注意すると表明し、放送通信審議委員会も番組に行政指導を出した。大統領府の国民請願には彼への極端な処罰を求める書き込みまで現れ、本人は心労から体重が5kg落ちたという。私生活では、2018年12月31日に女優イ・ソンビンとの交際が報じられ、事務所が事実と認めた。二人は2016年に『ランニングマン』で出会っており、番組内の冗談めいた好意が本物だったと話題になった。
フィギュアと短すぎるズボン
『ランニングマン』で自宅が公開された際には、『スター・ウォーズ』やマーベル、『ワンピース』などのフィギュアが大量に並び、筋金入りのコレクターであることが知れ渡った。「キリン」のあだ名が付いて初めてファンから贈られた大きなキリンのぬいぐるみも大切にしている。2022年の映画『パイレーツ:失われた王家の秘宝』で演じたマギは、子どものころのズボンをはき続けたため丈が足りなくなったという設定で、風の強い現場では短いズボンのまま寒さに耐えたという。俳優として最も難しいジャンルはコメディだと語っているのも、バラエティの印象が強い彼ならではである。2026年10月1日にはファン向けメッセージサービス「bubble」を始め、初日から投稿の多さが話題を集めた。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- イ・グァンス — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- NO WAY OUT:ザ・ルーレット — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 殺人者の買い物リスト — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 奈落のマイホーム — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 花郎 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 犯人はお前だ! — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08