ソン・ソンミ
釜山出身の俳優。モデル選抜大会をきっかけに芸能界入りし、シットコム『順風産婦人科』や映画『美術館の隣の動物園』で知られるようになった。2017年に夫を事件で失う悲劇に見舞われながらも、ホン・サンス作品や舞台で活動を続けている。
更新 2026-10-09/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
モデル大会から芸能界へ
ソン・ソンミは1974年、釜山で生まれ育った。地元の女子高校を経て短大で幼児教育を学んでいた彼女の人生を変えたのは、1996年のSBSスーパーエリートモデル選抜大会である。この大会で2位に入賞して芸能界に入り、同じ年にはバラエティ番組の進行役も務めた。翌1997年にはSBSドラマ『モデル』で役を得て、そこから演技を活動の軸に据えるようになった。モデル出身らしい長身と、穏やかで品のある雰囲気が早くから注目された。
活動の歩み
シットコムと映画で知名度を得る
1998年、国民的シットコム『順風産婦人科』でソン看護師を演じ、お茶の間に顔が知られるようになった。同じ年には映画『美術館の隣の動物園』でアン・ソンギの相手役を務め、映画界にも進出。2001年のコメディ映画『頭師父一体』でさらに注目を集めた。2000年代は『부모님 전상서(両親への手紙)』や『白い巨塔』など話題のドラマに次々出演したが、善良で優しい女性の役が続き、イメージが固定されがちだった。
役柄の幅を広げた2010年代以降
そのイメージを塗り替えたのが、イ・ソンミンと続けて共演したMBCの2作、2012年の『ゴールデンタイム』と2013年の『ミス・コリア』である。前者では同年のコリアドラマアワーズで女子優秀賞を受けた。2013年にはJTBCの時代劇『宮中残酷史―花たちの戦争』で昭顕世子の妃・姜氏を演じて存在感を示し、2017年のMBC日日ドラマ『帰ってきたボクダンジ』では徹底した悪役を任されて、同年のMBC演技大賞で優秀演技賞を手にした。一方、2006年の『浜辺の女』以降はホン・サンス監督作品の常連となり、『夜の浜辺でひとり』『川沿いのホテル』『逃げた女』など多くの作品に出演している。近年は舞台にも力を入れ、2026年10月の公演『欲望という名の電車』ではブランチ・デュボア役を務める。
配信ドラマと舞台への広がり
2010年代後半からは配信作品や若い世代向けのドラマにも活動を広げ、Netflix『恋するアプリ Love Alarm』(2019年)、tvN『スタートアップ:夢の扉』(2020年)、tvN『Mine』(2021年)などで主人公たちの周囲を固める大人の女性を演じた。舞台との縁も深く、2009年の演劇『돌아서서 떠나라(背を向けて去れ)』を皮切りに、『ブルールーム』(2011年)、『광부화가들(炭鉱夫画家たち)』(2022年)、『분홍립스틱(ピンクのリップスティック)』(2025年)と出演を重ねてきた。映像と舞台を行き来しながら、年齢とともに役柄の幅を着実に広げている。
エピソード
夫を失った悲劇を越えて
2017年8月、『돌아온 복단지(帰ってきたボクダンジ)』の撮影中に、夫がソウル市内の法律事務所で殺害されるという事件が起きた。巨額の家族の財産をめぐる争いの中で、夫のいとこが知人に殺害を依頼したもので、裁判では依頼したいとこに一審・二審とも無期懲役が言い渡された。撮影の途中で突然の悲報に接した彼女は非常につらい時期を過ごしたが、悪役に挑んだこの作品の演技はその年の演技大賞での受賞につながった。夫について「いつも自分より他人を気遣う人だった」と振り返り、恋しさを抱えながらも夫のために力を出して踏ん張ると綴った言葉は、多くの人の胸を打った。
事件後の歩みと著書
事件後も娘を育てながら仕事を続け、2021年にはチャンネルAの相談番組『오은영의 금쪽 상담소(オ・ウニョンの金のような相談所)』、2024年には同局の『4人用食卓』に出演した。2025年にはSBS『신발 벗고 돌싱포맨(靴を脱いでドルシンフォーマン)』にもゲスト出演している。2009年には美容本『ソン・ソンミのラブリースキン』、2021年にはエッセイ『어쩌면 너의 이야기(もしかしたら君の話)』を出版。2004年にはシンガポールでピラティスの番組を撮影したこともあり、体づくりへの関心の高さでも知られる。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- ソン・ソンミ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- 逃げた女 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- プライバシー戦争 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- 그녀가 돌아온 날 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09