ハ・ジョンウ
1978年生まれの俳優・映画監督。本名キム・ソンフン、父は俳優キム・ヨンゴン。『許されざるもの』で注目され、『チェイサー』で一躍スターとなった。『暗殺』『神と共に』など大ヒット作に主演し、監督としても作品を発表している。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
苦労続きの青年期
ベテラン俳優キム・ヨンゴンの長男として育った。成績が振るわなかった時期、担任から父親の仕事を引き合いに出して叱られたことが悔しく、それを機に猛勉強して成績を立て直したと後にトーク番組で明かしている。当初の計画は、普通の学科で大学を出てから放送局の公募タレント試験に挑むことだった。しかし受験した年の修学能力試験は難しさで知られる回で、点数が伸びず、試験が終わってから実技対策に切り替えて中央大学演劇映画科に現役合格した。大学時代は家庭が揺らいだ時期でもある。通貨危機のなかで母の事業が行き詰まって財産を差し押さえられ、両親は離婚。彼は受験生に演技を教える仕事を数多くこなして借金の返済を助け、後に俳優となるク・ギョファンも教え子だったという。1998年には放送局の公募で最終段階まで残ったものの不合格となり、「落ちたら軍隊へ行く」という宣言どおり、その年の12月に入隊した。
活動の歩み
『チェイサー』で頂点へ
映画初出演は2003年の『マドレーヌ』の端役。父の名に頼らず自分の力で道を開くため、本名ではなく「ハ・ジョンウ」の芸名を使うようになった。2005年、大学の後輩ユン・ジョンビン監督の卒業制作『許されざるもの』で主演し、同作はカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に招待され、本人も映画評論家協会の新人男優賞を受けた。2008年、ナ・ホンジン監督の『チェイサー』で連続殺人犯を演じて強烈な印象を残し、一気に大スターとなる。その後も『哀しき獣』(2010年)、『悪いやつら』(2012年)、『群盗』(2014年)、観客1000万人を超えた『暗殺』(2015年)と『神と共に』シリーズ、『1987、ある闘いの真実』『白頭山大噴火』など、韓国映画の大作を次々に背負ってきた。
監督業、論争、そして新たな挑戦
2013年の『ローラーコースター』で長編監督デビューし、2015年には主演も兼ねた『いつか家族に』を発表した。一方、プロポフォールの不正投薬をめぐって起訴され、2021年に罰金3000万ウォンの判決を受けた。本人は判決を謙虚に受け止めるとしている。その後はNetflixシリーズ『ナルコの神』(2022年)で配信作品にも進出し、『非公式作戦』(2023年)、『ハイジャック1971』(2024年)などに出演。2025年には自ら監督・主演を務めたコメディ『ロビー』を公開した。2026年3〜4月にはtvN『대한민국에서 건물주 되는 법』(韓国でビルオーナーになる方法)で借金に追われる建物オーナーのキ・スジョンを演じ、19年ぶりにドラマへ戻った。
エピソード
軍隊での思わぬ“遠征”
トーク番組で繰り返し披露してきた鉄板ネタが、波乱続きの兵役生活である。新兵教育の後に被服修理の訓練を受けたものの、部隊に着いてみるとその役目は不要になっており、溶接担当に回された。その後は指揮統制室の勤務を経て、国軍広報団の選抜に合格する。そこで同期となったのがお笑い芸人のカン・ソンボムだった。オーストラリア公演だと聞かされて加わった慰問公演団が実際に向かったのは、紛争下の東ティモール。船で17日もかかる航海に船酔いで苦しんだが、現地ではバナナを存分に食べ、カン・ソンボムと掛け合いの漫談を披露するなど、本人いわく結構楽しんだという。私生活では2026年2月、女優チャ・ジョンウォンと2020年から交際しており、結婚を前提とした関係であることが伝えられた。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- ハ・ジョンウ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- スリナム — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 1987、ある闘いの真実 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08