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ソン・ドンイル

성동일Sung Dong-il
俳優・女優

仁川出身の俳優。演劇出身で1991年にSBS公開採用1期としてテレビ界に入り、長い無名時代を経て『ウンシリ』のコミカルな脇役で注目された。全羅道なまりの喜劇演技と『応答せよ』シリーズの父親役で知られる名脇役である。

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09

生い立ちとデビューまで

祖母の家で覚えた方言

ソン・ドンイルは仁川で生まれたが、幼少期の一時期を祖母の住む全羅南道和順郡で過ごした。後に彼の代名詞となる全羅道方言は、この時期に身についたものである。俳優としての出発点は舞台で、1984年から演劇に出演して経験を積み、1991年にSBSの第1期公開採用タレントとして放送界へ進んだ。もっとも、テレビの現場は甘くなかった。舞台仕込みの大きな発声や身振りはカメラの前では浮いてしまい、新人時代の彼はそのせいで演出家の不興を買い、出演の声がかからない時期を経験している。当時は自分では正しく演じているつもりだったといい、何が問題だったのかを理解して演技を学び直すまでには時間がかかった。

活動の歩み

「赤い靴下」で一躍人気者に

転機は1998年のドラマ『ウンシリ(은실이)』である。数話に一度顔を出す程度のチンピラ、ヤン・ジョンパル役だったが、「クビになってもいいから思い切りふざけよう」と開き直って演じたところ、全羅道なまりの軽妙な芝居が大受けし、ほぼ毎回登場する主要な脇役に格上げされた。冬の寒さに耐えかねて母親の赤い肌着を着込む場面が笑いを呼び、視聴者からは「赤い靴下」の愛称で呼ばれるほどになった。もっともその印象が強すぎ、1999年の週末ドラマ『有情』で二枚目の主役級を任された際には、コミカルな表情が抜けずに途中降板する結果になったという。2002年の『野人時代』では中年期のケコ役を演じ、青年期の俳優から違和感なく引き継いだ配役として話題を集めた。

名脇役から「国民の父」へ

2000年代以降は映画『国家代表!?』『怪しい彼女』などで欠かせない助演となった。とりわけ大きかったのが、tvNの『応答せよ』シリーズである。『応答せよ1997』『1994』『1988』と続けて主人公の父親を演じ、不器用ながら子を思う父の姿で多くの名場面を残した。『応答せよ1988』で次女に向けた「お父さんも、お父さんになるのは初めてなんだ」という趣旨の台詞は、シリーズを象徴する一言として語り継がれている。『怪しい彼女』のクライマックスで母に向けて別れを懇願する場面や、『刑務所のルールブック』で表と裏の顔を持つ悪徳刑務官を演じた姿は、彼が喜劇専門ではないことを示した。2026年にはディズニープラスの『ブラッディ・フラワー』で、病の娘を救うため連続殺人犯の弁護を引き受ける父を演じ、役作りとして約10kg減量したと明かしている。

エピソード

息子との旅で変わった父

私生活では2003年に結婚し、三人の子どもに恵まれた。父親としての顔が広く知られるようになったのは、2013年にMBCのバラエティ『パパ、どこ行くの?』へ長男と出演してからである。トーク番組で語ったところでは、息子を出演させてまで稼ぐことには気が進まず一度は断ったが、制作陣が自宅まで説得に来たため、子どもに台本めいた言動を仕込まないことと妻の同意を条件に応じた。放送序盤の彼は息子が怖がるほど厳しい父親だった。しかし旅を重ねるうちに、質問されると頭の中で考えをまとめてから口を開くという息子の性分に気づき、急かさずに待つようになったという。番組を通じて成長したのは息子より自分だった、と本人は振り返っている。演技についての持論も独特で、主役より脇役を選ぶ理由を問われて「真面目な演技は金にならない」と笑いながら答えたことがある。目立つ主役を追うより、自分が得意とする芝居を磨き続けることを俳優としての信条にしているという。

プロフィール

生年月日
1967年4月27日[1]
出生地
仁川広域市[1]
国籍
韓国[1]
職業
俳優[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2019年トラップ〜最も残酷な愛~Amazonで探す트랩出演[2]
  2. 2020年謗法Amazonで探す방법出演[3]
  3. 2020年바퀴 달린 집出演[4]
  4. 2021年智異山Amazonで探す지리산出演[5]
  5. 2016年青い海の伝説Amazonで探す푸른 바다의 전설出演[6]
  6. 2018年親愛なる判事様Amazonで探す친애하는 판사님께出演[7]
  7. 2016年花郎Amazonで探す화랑出演[8]
  8. 2016年花郎Amazonで探す화랑演奏・歌唱クレジット[8]
  9. 2022年あなたが願いを言えばAmazonで探す당신이 소원을 말하면出演[9]

出典

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  1. ソン・ドンイル — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. トラップ〜最も残酷な愛~ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  3. 謗法 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  4. 바퀴 달린 집 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  5. 智異山 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  6. 青い海の伝説 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  7. 親愛なる判事様 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  8. 花郎 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  9. あなたが願いを言えば — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08