イエル
1982年生まれの俳優。高校を中退して検定試験を経て成均館大学で演技を学び、長い下積みの後、『インサイダーズ/内部者たち』『トッケビ』の三神ハルメ役で注目された。『私の解放日誌』のヨム・ギジョンで幅広い支持を得ている。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
画家の家に育って
イエルは1982年8月26日、ソウルで生まれた。本名はキム・ジヒョンで、父は画家である。高校時代はやりたいことが見つからずに迷い続け、結局学校を中退して検定試験で卒業資格を取った。家で過ごしていた頃、父が屋台で焼酎を注ぎながら、自分の人生は自分で責任を持つようにと語りかけたことが心に残ったという。その後ふと演技をやってみたくなって演技の教室に通い始め、芝居の面白さに目覚めて成均館大学で演技芸術を専攻した。芸名のイエルで活動しているため、本名を知って驚くファンも少なくない。
活動の歩み
長い無名時代と『インサイダーズ』
2000年代後半から映画やドラマに出演し始め、ナ・ホンジン監督の『哀しき獣』などに顔を見せたが、その後も脇役が中心で、無名の時期は長く続いた。のちのインタビューでは、経済的に苦しかったことや外見へのコンプレックスに悩んだことを率直に打ち明けている。状況を変えたのは2015年の『インサイダーズ/内部者たち』で、権力者たちの饗宴に関わる女性ジュ・ウネを演じて強い印象を残した。翌2016年から放送された『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』では、生命を司る神・三神ハルメを演じ、短い出番ながら物語の鍵を握る存在感で話題を集めた。
『私の解放日誌』とその後
2022年の『私の解放日誌』では、京畿道の郊外から都心へ通う三兄妹の長女ヨム・ギジョンを演じた。恋愛に焦りながらも不器用に本音をぶつける人物像は多くの共感を呼び、代表作の一つになった。終了時には「『トッケビ』以来、これほど愛されたのは初めて」と振り返り、きょうだいを演じたイ・ミンギとキム・ジウォンについて、二人とも人柄が澄んでいて本物の兄弟のように溶け込めたと語っている。その後も出演作は途切れず、2025年には連続殺人犯をめぐるSBSのスリラー『カマキリ:殺人者の外出』で冷静なベテラン刑事キム・ナヒを、JTBCの『キョンドを待ちながら』ではヒロインの姉でアパレル企業の代表ソ・ジヨンを演じた。
エピソード
SNSでの発言と論争
イエルはSNSで自分の考えをはっきり書き込むことでも知られる。2022年6月、干ばつの中で大量の水を使う夏の音楽イベントを批判する投稿をしたところ、大きな賛否を呼んだ。擁護する声がある一方で、使用量の比較や他人の仕事への敬意を欠くといった反論も相次ぎ、本人は「腹が立てば怒り、悪口を言いたければ言えばいい。人の考えはそれぞれだ」と応じた。同年7月には、プール付きの宿で水遊びをするという投稿が「言行不一致だ」と再び批判を浴びた。このように率直な物言いが話題になることは少なくない。
異色の経歴が生んだ存在感
高校を途中でやめ、検定試験を経て演技の道に入ったイエルの経歴は、韓国の俳優としてはやや異色である。デビュー後も主役を張る機会は少なく、下積み時代にはオーディションで容姿をけなされ、整形外科に相談に行ったものの医師に止められたと明かしているが、結果的には端役でも一目で記憶に残る個性が武器になった。神秘的な女神、権力の周辺にいる女性、生活に疲れた会社員、冷徹な刑事と、役柄の幅が広いのもそのためで、2025年には演劇『꽃의 비밀(花の秘密)』で7年ぶりに舞台にも戻った。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。
- イエル — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 私の解放日誌 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 夜叉 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ハピネスバトル — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 悪魔がお前の名前を呼ぶ時 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ザ・コール — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 花遊記 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 最高の離婚 Sweet Love — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08