オ・ジョンセ
1977年生まれの俳優。1997年の映画デビューから長く脇役を重ね、『椿の花咲く頃』『サイコだけど大丈夫』で百想芸術大賞TV部門助演男優賞を史上初めて2年連続受賞した。悪役から喜劇まで役ごとに別人に見える振れ幅の大きさで知られる。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
スーパーの息子、俳優を夢見る
オ・ジョンセは1977年2月26日、慶尚南道宜寧郡に生まれ、幼い頃に京畿道城南市へ移ってそこで育った。実家は城南で長く営まれている「オボク・スーパー」で、両親が40年以上切り盛りしてきた地元の店である。俳優を志していたが、演技では食べていけないという両親の考えに従い、大学では演劇ではなく新聞放送学を専攻した。それでも在学中から演技のできる場所を探し回り、俳優ミョン・ゲナムが設立した演技アカデミー「アクターズ21」に入って、ヤン・イクチュンらと共に夢を育てた。腰椎椎間板ヘルニアのため、兵役は戦時勤労役の判定を受けている。
活動の歩み
無名時代と『男子取扱説明書』
1997年の映画『아버지(父)』でデビューし、『受取人不明』『鏡の中へ』『オー!ブラザーズ』『僕の彼女を紹介します』『極楽島殺人事件』など、大小さまざまな役で出演を重ねた。2010年には『生き残るための3つの取引』で検事から接待と賄賂を受けて記事を書く記者を、『房子伝』では好色な役人に振り回される下級官吏を演じ、脇役として存在感を示す。2013年の『男子取扱説明書』では主演を務め、劇中の台詞が後々まで語り草になるほどの怪演で一般にも名が広まった。2017年の『操作された都市』では狂気をはらんだ人物を演じ切り、高い評価を得ている。
別人のように演じ分けた2019年以降
飛躍の年は2019年だった。年初の映画『エクストリーム・ジョブ』、秋のドラマ『椿の花咲く頃』のノ・ギュテ、年末の『ストーブリーグ』のクォン・ギョンミンと、ヒット作で全く異なる人物を立て続けに演じた。2020年はtvN『サイコだけど大丈夫』で自閉スペクトラム症の兄ムン・サンテを、同時期のJTBC『模範刑事』では手段を選ばない富豪の息子オ・ジョンテを演じ分ける。百想芸術大賞TV部門助演男優賞は2020年と2021年に連続受賞し、同部門で初の快挙となった。その後も『智異山』『悪鬼』『Mr. プランクトン』(2024年)、ディズニープラス『北極星』(2025年)と話題作が続き、2026年も『클라이맥스(クライマックス)』などに名を連ねている。
エピソード
役作りと「妖精」の素顔
役の大小を問わず、やりたい作品なら通行人役でも引き受けると語ってきた。『サイコだけど大丈夫』の準備では、自閉スペクトラム症のきょうだいに会って二人の会話や意思疎通の仕方を静かに観察し、障害そのものについても学んだという。役の色が重ならないよう研究を重ねるため、同時期に放送された作品同士でも別人に見えると評判である。妖精とオ・ジョンセを合わせた「ヨジョンセ」が愛称。名節には実家のスーパーで店番を手伝う姿が目撃され、ファンとの交流の場にもなっている。私生活では2006年、まだ無名だった時期に一般人女性と結婚し、2人の子どもがいる。
2023年の交通事故
2023年10月18日、忠清南道錦山郡の道路で、彼が同乗していた所属事務所の車が前を走る耕運機に追突する事故が起きた。耕運機に乗っていた60代の夫婦のうち夫が亡くなり、妻も重傷を負った。運転していたのは事務所の社員で、オ・ジョンセは病院で検査と治療を受けた。事務所プレインTPCは、俳優に焦点を当てた報道は亡くなった方への礼を欠くとして、調査結果を待って法的責任を果たすと表明し、本人も遺族の慰問に加わっていると説明した。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- オ・ジョンセ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- Mr. プランクトン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- サイコだけど大丈夫 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 悪鬼 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 智異山 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08