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イム・シウォン

임시완Yim Si-wan
ZE:A歌手俳優・女優

イム・シウォンは釜山出身の俳優・歌手である。2010年にZE:Aのメンバーとしてデビューし、『太陽を抱く月』『弁護人』『ミセン-未生-』で演技派として評価を確立した。兵役後も『イカゲーム』シーズン2・3などで国際的な知名度を広げている。

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09

生い立ちとデビューまで

釜山で育った工学部生

イム・シウォンは1988年12月1日、釜山広域市で生まれ育った。進学先は釜山大学の工学系、機械工学の学部で、芸能界とは縁遠い進路を歩んでいた。のちに演劇系・実用音楽系の学校にも籍を置いており、実用音楽系では専門学士の学位を得ている。小学3年から高校3年まで学級委員長を務め、中学では生徒会長も経験した模範生だった。周囲の証言によれば、学生時代から穏やかで面倒見のよい性格で知られ、同級生や教師からの好意的な話が今も折に触れて伝えられている。第一印象はクールで近寄りがたいと言われがちだが、親しい相手には冗談を飛ばす茶目っ気のある人物だという。

ZE:Aでのデビューと葛藤

事務所スター帝国の練習生となった彼は、2009年にMnetのリアリティ番組で、移動式ステージ車に乗って全国を回るゲリラ公演に参加した。そして2010年1月、9人組男性グループZE:A(帝国の子供たち)の一員として正式にデビューする。ただ当初は口数が少なく、バラエティ向きではないと指摘され、本人が事務所に「バラエティの塾があれば通わせてほしい」と頼んだほどだった。存在感を出せない日々が続き、芸能界を諦めて専攻を生かした会社員の道に戻ろうかと悩んだこともあったと明かしている。

活動の歩み

『太陽を抱く月』で俳優に転身

転機は2012年に訪れた。MBCのヒット時代劇『太陽を抱く月』で、ホ・ヨムの少年期を演じたのである。初めての演技とは思えない落ち着いた芝居が話題となり、視聴者の間で「ホ・ヨム病」と呼ばれる熱狂を生んだ。本人は、歌手としての知名度が低かったことがかえって幸いし、視聴者に役そのものとして受け入れてもらえたと振り返っている。同年は『赤道の男』で友を裏切る青年の少年期を演じ、シットコム『スタンバイ』ではMBC放送芸能大賞の新人賞を受けた。翌2013年にはミュージカルの主役にも挑んでいる。

『弁護人』と『ミセン』で確立

2013年公開の映画『弁護人』では、1980年代初頭の公安事件をモチーフに、濡れ衣を着せられ拷問を受ける大学生ジヌを演じた。主演ソン・ガンホとの共演作は観客1,100万人を超える大ヒットとなり、複数の映画賞で新人・人気部門を受賞した。2014年には『トライアングル』でMBC演技大賞の新人賞を得たのに続き、tvN『ミセン-未生-』でプロ棋士の夢に破れて商社の契約社員となる主人公チャン・グレを演じ、社会現象的な支持を集める。百想芸術大賞のTV部門新人演技賞も手にし、「演技ドル」の代表格と目されるようになった。

兵役を経て幅を広げる

2017年1月にスター帝国との契約を終えて移籍し、同年は映画『ワン・ライン』で詐欺師を、『名もなき野良犬の輪舞』で潜入捜査官ヒョンスを演じた。後者はカンヌ国際映画祭のミッドナイト・スクリーニングに招かれている。『王は愛する』の事前撮影を終えた同年7月に現役で入隊し、第25師団の新兵教育隊で助教を務め、特級戦士にも選ばれた。2019年3月27日の除隊後は、『他人は地獄だ』『それでも僕らは走り続ける』『トレーサー』、映画『非常宣言』など主演級の作品が続き、2023年には『少年時代』で喜劇的な演技にも挑戦した。

『イカゲーム』から現在へ

2023年公開の『ボストン1947』では、ボストンマラソンに挑んだ実在のランナー、ソ・ユンボクを演じた。2024年末配信の『イカゲーム』シーズン2と2025年のシーズン3では、仮想通貨投資の失敗で借金を抱えた元YouTuber、333番のミョンギを演じて世界中の視聴者に知られる存在となった。本人はミョンギを生まれつきの悪人ではなく、愚かな選択を重ねるせいで悪く見えてしまう人物だと捉えたと語っている。同年はNetflix映画『사마귀(カマキリ)』で『名もなき野良犬の輪舞』のピョン・ソンヒョン監督と再会し、11月にはザ・ブラックレーベルとの専属契約が発表された。2026年もtvNドラマ『나의 유죄인간(私の有罪人間)』への出演が報じられている。

エピソード

体を張った役作り

撮影現場での打ち込みぶりを物語る話は多い。『弁護人』では誰にも求められていないのに自ら減量し、拷問場面の撮影で目の毛細血管が切れて目元にあざができた。それでも翌日のコンサートを休まず、サングラスで目を隠して舞台に立ったという。『오빠생각(兄の想い)』の撮影では額を切って8針縫い、首を絞められる場面では実際に気を失ったこともある。『ボストン1947』では運動と食事管理で体脂肪率を6%まで落とし、カン・ジェギュ監督に強い印象を残したと伝えられる。

グループへの愛着と人柄

俳優業を本格化させた後も、彼はZE:Aの活動をほとんど休まなかった。『赤道の男』の撮影と重なった活動期には自分のパートが1秒ほどしか残らなかったが、それでも音楽番組に出続けた。グループ活動が落ち着いた今も元メンバーへの愛着をたびたび口にしており、メンバーの苦しい近況を聞いて涙を流したとも報じられた。インタビューや授賞式では「どんな俳優になるか」より「どんな人間になるか」を語ることが多い。『弁護人』の舞台挨拶では、彼のダンスを見たソン・ガンホに「演技だけやろう」と冗談めかして言われ、本人も否定できないと笑っていた。

学習された社交性

本人によれば、自分は「後天的に学習した外向型」なのだという。性格診断ではENFJと出たが、自分より外向的な人がいる場では前に出ないタイプで、ZE:Aで同い年のファン・グァンヒの社交的な性格に憧れて真似してみたものの、自分には合わないと気づいてすぐにやめたと笑って明かしている。一方で現場では相手を気楽にさせる気配りに長け、子役を「子役」と呼ばず年下の同僚俳優として扱う。デビュー以来ファンには一貫して敬語を使い、ファンコンサートでは硬い客席に座布団を敷かせたというエピソードも伝わる。アクションの多くを代役なしでこなすことでも知られる。

プロフィール

生年月日
1988年12月1日[1]
出生地
釜山広域市[1]
国籍
韓国[1]
職業
歌手 / 俳優[1]
関連グループ
ZE:A[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2020年それでも僕らは走り続けるAmazonで探す런 온出演[2]
  2. 2019年他人は地獄だAmazonで探す타인은 지옥이다出演[3]
  3. 2022年非常宣言Amazonで探す비상선언出演[4]
  4. 2022年なにもしたくない 立ち止まって、恋をしてAmazonで探す아무것도 하고 싶지 않아出演[5]
  5. 2022年トレーサーAmazonで探す트레이서 (드라마)出演[6]
  6. 2023年少年時代 - 恋と涙と青春と -Amazonで探す소년시대出演[7]
  7. 2020年바퀴 달린 집出演[8]
  8. 2024年イカゲーム (シーズン2)Amazonで探す오징어 게임 2出演[9]

出典

リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。

  1. イム・シウォン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. それでも僕らは走り続ける — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  3. 他人は地獄だ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  4. 非常宣言 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  5. なにもしたくない 立ち止まって、恋をして — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  6. トレーサー — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  7. 少年時代 - 恋と涙と青春と - — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  8. 바퀴 달린 집 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  9. イカゲーム (シーズン2) — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08