パク・ヒョンシク
パク・ヒョンシクは1991年生まれの俳優・歌手である。ZE:Aのメンバーとしてデビューした後、『相続者たち』『力の強い女ト・ボンスン』で俳優として頭角を現し、兵役を経て『青春ウォルダム』『宝島』など主演作を重ねている。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
仲の良い家庭の末っ子
パク・ヒョンシクは1991年11月16日、京畿道龍仁市で生まれた。兄が一人いる。体を動かすことでは、小学3年生から続けた海東剣道が四段の腕前で、師範の資格まで持っている。意外な一面としては漫画部に入っていた過去があり、絵の腕前はともかく描くこと自体が好きだった。家族は仲が良く、軍隊バラエティ『本物の男』で父親と電話で話す場面が流れた際には、その温かなやり取りが視聴者の印象に残った。思ったことを素直に口にし、周囲に好意を隠さない人懐っこさは、のちにグループでもバラエティでも末っ子として可愛がられる理由になった。
バンド部のボーカルから練習生へ
歌手を夢見ていたわけではなかった。転機は高校のバンド部で、ボーカルとして出場した京畿道の大会で優勝したことである。優勝後にはSMやJYPを含む複数の事務所からスカウトが相次いだ。芸能界の事情をよく知らなかった彼が決め手にしたのは、熱意を最も強く示してくれた会社だったという。しかし最初の所属先は練習生の育成を続けられなくなり、彼をスカウトしたマネージャーが移ったスタージェグク(スター帝国)に、本人も籍を移すことになった。こうして2010年1月、9人組ボーイズグループZE:A(帝国の子供たち)の最年少メンバーとして歌手デビューを果たした。スカウトから所属事務所の決定まで、本人の意思より周囲の縁に導かれた歩みだったと言える。
グループの末っ子と舞台経験
ZE:Aは『Mazeltov』でデビューし、その後『Watch Out』『Aftermath』などを発表したが、9人という大所帯ゆえに個々のメンバーが目立つ機会は限られていた。最年少の彼はグループ内でも、のちに出演するバラエティでも、常に末っ子として可愛がられる立場だった。転機は偶然舞い込んだミュージカルの仕事である。2011年の『オオカミの誘惑』を皮切りに舞台に立ち、2013年には『ボニー&クライド』で主人公クライドを演じるなど、歌と芝居を同時にこなす経験を積んだ。本人はこの舞台経験で演技の面白さに目覚めたと語っており、オーディションで小さな役を勝ち取りながらドラマにも活動の場を広げていった。
活動の歩み
「赤ちゃん兵士」と相続者たち
大人数グループの中で埋もれがちだった彼の名を一気に広めたのが、2013年のMBCバラエティ『リアル入隊プロジェクト 本物の男』である。軍隊用語にも敬礼にも戸惑い、泣きながら訓練に食らいつく姿から「赤ちゃん兵士」と呼ばれ、一躍お茶の間の人気者になった。同じ年には『ナイン~9回の時間旅行~』の青年期の役、KBS『王家の家族たち』を経て、SBS『相続者たち』で財閥家の御曹司チョ・ミョンスを好演。ミュージカルへの出演をきっかけに芽生えた演技への関心が、ここで実を結び始めた。
ト・ボンスンで主演俳優に
2014年のKBS週末ドラマ『家族なのにどうして~ボクらの恋日記~』で末っ子チャ・ダルボンを演じて幅広い世代に顔を覚えられ、2015年の『上流社会』、2016年の『花郎』と着実に役を大きくしていった。決定打となったのが2017年のJTBC『力の強い女ト・ボンスン』である。パク・ボヨン演じる怪力のヒロインを雇うゲーム会社の社長アン・ミニョクを演じ、当時のJTBCドラマとして歴代最高の視聴率を記録した。翌2018年には『SUITS/スーツ~運命の選択~』でチャン・ドンゴンと共演し、2019年には映画『8番目の男』でムン・ソリと組んで初の商業映画主演を果たしている。
兵役後の快進撃
2019年6月に入隊し、バラエティで縁のできた首都防衛司令部の特殊任務憲兵として服務、2021年1月に除隊した。復帰作となった2021年のtvN『ハピネス』ではハン・ヒョジュと共に感染症が広がるマンションに閉じ込められた刑事を演じ、2022年にはディズニープラス『サウンドトラック#1』でハン・ソヒと共演。2023年のtvN『青春ウォルダム』では呪いを背負った王世子イ・ファンとしてチョン・ソニと共に主演を務め、2024年のJTBC『ドクタースランプ』では『相続者たち』以来となるパク・シネとの再共演で話題を集めた。2025年のSBS『宝島』では、巨額の裏金を巡る陰謀に巻き込まれ記憶を失う男ソ・ドンジュを演じ、甘い役柄の印象を覆す復讐劇は最終回で15%台の視聴率を記録するヒットとなった。
エピソード
交友関係「ウガ」の一員
芸能界でも指折りの交友関係を持つことで知られる。パク・ソジュン、チェ・ウシク、BTSのV、歌手のピークボーイらとは「ウガファミリー」と呼ばれる仲良しグループで、互いのSNSに一緒の写真が載るたびにファンが沸く。中でも『花郎』で共演したパク・ソジュンとVとは、長い撮影期間を通じて兄弟のように親しくなり、作品の外でも付き合いが続いている。メンバーが互いの新作を宣伝し合ったり、撮影現場にコーヒーカーを差し入れたりする様子はたびたび報じられ、俳優同士の友情の代名詞のように語られるようになった。『花郎』で彼が演じたのは、正体を隠して花郎の一員となる若き王サムメクチョン(のちの真興王)で、共演者の多くが同世代だったことが絆を深めた。
本物の男が本物の兵士に
『本物の男』で体験した首都防衛司令部での生活がよほど印象に残っていたのか、実際の兵役でも同じ部隊の憲兵に自ら志願して合格したことは、「赤ちゃん兵士が本物の兵士になった」とファンを沸かせた。入隊の日も公開の行事は設けず、静かに論山の訓練所へ入所している。趣味はスキューバダイビングや水泳、釣り、乗馬など海や屋外の遊びが中心で、とりわけマリンスポーツを好むという。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- パク・ヒョンシク — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ドクタースランプ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- サウンドトラック #1 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 青春ウォルダム — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 花郎 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ハピネス 守りたいもの — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 力の強い女ト・ボンスン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- SUITS/スーツ〜運命の選択〜 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08