キム・スヒョン
キム・スヒョンは1988年ソウル生まれの俳優。2007年にシットコムでデビューし、『ドリームハイ』『太陽を抱く月』『星から来たあなた』で人気俳優の地位を確立した。除隊後も『サイコだけど大丈夫』や、tvNドラマ歴代最高視聴率を記録した『涙の女王』で主演を務めた。[1][6][12][14]
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-08
生い立ちとデビューまで
内気な少年と演技学院
キム・スヒョンは1988年2月16日、ソウルで生まれた。2024年にtvNのトーク番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』に出演した際、子どものころは今よりずっと内向的な面が目立っていたと振り返っている。小学校で将来の夢を書く欄を埋められず、隣の席の友人の答えをのぞいて大統領や科学者と書き写したこともあったという。そんな息子を心配した母親が演技学院に通うことを勧めたのが、俳優の道に入るきっかけになった。それまではクラスで誰かのまねをして友人を笑わせる程度だったが、16歳で学院に入り、大勢の前で震えながら演技をする経験を重ねた。本人は、内向的な性格は今も100%克服できたわけではないと話している。[1][4]
4度目の受験で大学へ
演技を本格的に学ぼうと中央大学の演劇映画学科を目指したが、合格までには4度の受験が必要だった。同じ番組での話によると、4回目に出願した随時募集では、教授から1次では受からないだろうが2次試験も受けに来るかと聞かれ、迷わず受けると答えた。実際に1次では落ちたものの、もう一度気持ちを引き締めて臨んだ2次で合格をつかんだ。もし不合格だったら5回目以降も挑んでいただろうとし、当時はとにかく大学という肩書きが必要で、それがあれば何者かになれると思っていたと率直に語っている。もっとも入学までに力を使い果たしたのか、入学後は成績が振るわず学業警告を受けたことも明かし、スタジオの笑いを誘った。[4][5]
シットコムから子役時代へ
テレビでのデビュー作は2007年のMBCシットコム『キムチ・チーズ・スマイル』で、当時20歳だった。演じた役の名前は本名と同じ「キム・スヒョン」である。2021年のシネプレイのインタビューでは、この現場で先輩俳優から台本を破りながら要点を確かめていく方法を教わり、今も作品を準備するときにその手順を続けていると明かした。俳優人生の転機を問われると、主人公の少年時代を演じたSBS『クリスマスに雪は降るの?』を挙げ、この作品から演技への姿勢が変わり、欲も出てきたと答えている。続くSBS『ジャイアント』でも主人公の少年時代を担い、確かな演技力を持つ新人として名前が知られるようになった。[6][7]
活動の歩み
『ドリームハイ』で初主演
成人の役で初めて主演を務めたのは、2011年のKBS2『ドリームハイ』である。スターを夢見る芸術高校の生徒たちを描いたこの作品で、音楽の才能を秘めた田舎の少年ソン・サムドンを演じた。2PMのテギョンやmiss Aのスジなど、同世代の主要キャストはアイドル出身者が中心で、舞台経験がないのはキム・スヒョンだけだった。そのため撮影に入る前に、芸能事務所で3か月にわたって練習生として歌とダンスを学んでいる。放送中に撮影セットで開かれた記者懇談会では、このドラマでは歌と踊りの中にも演技があり、画面を埋め尽くすほどのエネルギーを自分から引き出さなければならなかったと語り、作品を自分にとって新しい挑戦だと位置づけた。ドラマは同時間帯の視聴率1位を走った。[7][8]
『太陽を抱く月』と『星から来たあなた』
2012年のMBC『太陽を抱く月』では架空の王イ・フォンを演じ、視聴率40%を超える大ヒットとともにトップスターの座についた。同年の第48回百想芸術大賞ではテレビ部門の男性最優秀演技賞を受け、震える声で、心から感謝していると同時に恥ずかしくもあり、とても大きな宿題をもらった気がすると語った。同じ年に映画『10人の泥棒たち』でスクリーンに進出し、作品は1,300万人を超える観客を集めた。翌年の主演映画『シークレット・ミッション』も約690万人を動員している。2013年末から放送されたSBS『星から来たあなた』では、朝鮮時代に地球へやって来て400年を生きる宇宙人ト・ミンジュンを演じ、30%近い視聴率で幕を閉じた。この作品で中華圏でも熱狂的な支持を集めた。[9][10]
大賞受賞、入隊、そして復帰
2015年はKBS2『プロデューサー』で頼りない新人PDペク・スンチャンを演じ、同年のKBS演技大賞でコ・ドゥシムとともに大賞を受けた。受賞のあいさつでは、ト・ミンジュンで大きな愛を受けたあと、まったく違う人物を演じることになり、失敗したらどうしようと何度も不安になったと打ち明け、それでも挑戦を続けると誓った。2017年10月23日に陸軍へ現役で入隊し、最前線を担う第1師団の捜索大隊で服務して2019年7月1日に除隊した。最初の徴兵検査では補充役に当たる判定だったが、健康管理を続けて現役の判定を得ての入隊だった。除隊後の本格的な復帰作は2020年のtvN『サイコだけど大丈夫』で、自閉スペクトラム症の兄を支える青年ムン・ガンテを演じ、放送開始から7週連続でドラマ話題性1位を記録した。[11][12][13]
『涙の女王』とその後
2024年のtvN『涙の女王』ではキム・ジウォンと共演し、ペク・ヒョヌ役を務めた。最終回は全国平均24.9%を記録し、それまでtvNドラマの最高だった『愛の不時着』の21.7%を上回った。Netflixのグローバルランキングでも上位を保った。2025年3月、故キム・セロンさんをめぐる報道が相次ぐなかで本人が同月31日に記者会見を開き、法律代理人は一連の主張を発信したYouTubeチャンネルの運営者らを相手取ってソウル中央地方裁判所に損害賠償訴訟を起こしたと明らかにした。主演作『ノックオフ』は公開が保留となり、ディズニープラスは2026年5月の時点でもその立場を変えていないと報じられた。[14][15][16]
エピソード
練習室で過ごした数か月
『ドリームハイ』の撮影に入る前、キム・スヒョンはJYPエンターテインメントで数か月間、講師から歌とダンスの指導を受けながら練習生として過ごした。放送中の取材では、練習室で出会った講師や一緒に練習した練習生など、多くの人との縁を得たことが何よりの収穫だったと語り、そこで覚えた歌や踊りをドラマで見せることができ、視聴率まで上がっていくのがうれしいと笑顔を見せた。同じ場で共演者の中の理想のタイプを聞かれると、全員は選べないのかと少し迷ったうえで、春はスジ、夏はウンジョン、秋はIU、冬はテギョンと答え、場を和ませている。[8][7]
カメオ出演の舞台裏
短い出演でも強い印象を残すことから、カメオ出演で話題になることが多い。シネプレイのインタビューでは、除隊後に初めて足を運んだ撮影現場が『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』のカメオ出演で、ひどく緊張して台詞ひと言に10回以上NGを出したと明かした。『愛の不時着』では共演者たちと方言で掛け合いながら楽しく撮影し、そこで出会ったヤン・ギョンウォンとは、2021年に主人公キム・ヒョンスを演じたドラマ『ある日』(原題:어느 날)で再び共演したという。今も語り草になっている映画『怪しい彼女』の登場場面については、あれほどの反響はまったく想像していなかったと笑い、ナ・ムニの前で方言の台詞を言う場面では緊張のあまりしどろもどろになったと振り返っている。[6]
涙の演技と脚本家の信頼
『涙の女王』の放送中に出演した『ユ・クイズ ON THE BLOCK』では、劇中でよく泣くのかと聞かれ、うれしくても悲しくても痛くても悔しくても泣くので、ほぼ毎回泣いている気がすると答えた。パク・ジウン作家からは今回はコメディを確実に見せてほしいと頼まれ、できる限り力を尽くしたという。カメオ出演したチョ・セホは、なぜまたキム・スヒョンと組んだのか作家に尋ねたところ、いちばんうまいからだという答えが返ってきて、作品の準備を非常によくする俳優だとも聞いたと紹介した。同じ番組では、学生時代に自分の名前が女性的に思えて、男らしいあだ名「キム・スメン」を自分で考えたところ、友人たちが本当にそう呼んでくれ、同級生は今もその名で呼ぶというエピソードも披露している。[4][5]
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。
- キム・スヒョン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 涙の女王 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- サイコだけど大丈夫 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- キム・スヒョン「4浪して大学入学、肩書きが必要だった」(『ユ・クイズ』)韓国日報/参考出典/確認日 2026-10-08
- キム・スヒョン、4浪の末に入った中央大で学業警告(『ユ・クイズ』)SPOTVニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『ある日』キム・スヒョン インタビュー「転機になった作品を選ぶなら」シネプレイ/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 俳優キム・スヒョン「『ドリームハイ』は新しい挑戦」聯合ニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『ドリームハイ』キム・スヒョン「JYP練習生生活で多くを得た」毎日経済 スタートゥデイ/参考出典/確認日 2026-10-08
- 第48回百想芸術大賞 最優秀演技賞にキム・スヒョンらSBS芸能ニュース(OSEN提供)/参考出典/確認日 2026-10-08
- キム・スヒョン、『星から来たあなた』で中華圏の人気を一身に京郷新聞/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 2015 KBS演技大賞、コ・ドゥシムとキム・スヒョンが大賞を共同受賞KBSニュース/公式一次情報/確認日 2026-10-08
- キム・スヒョン除隊「すっきりした…来年作品であいさつ」聯合ニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『サイコだけど大丈夫』キム・スヒョン、演技人生の第2幕韓国日報/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『涙の女王』、tvN新記録24.9%で終幕ビズエンター(イートゥデイ)/参考出典/確認日 2026-10-08
- Kim Soo-hyun refutes allegations, takes legal action(記者会見と提訴)Yonhap News Agency/参考出典/確認日 2026-10-08
- Disney+、『ノックオフ』は引き続き保留と説明The Korea Times/参考出典/確認日 2026-10-08