ペ・スジ
ペ・スジ(スジ)は韓国の歌手・俳優。2010年にガールズグループmiss Aでデビューし、2012年の映画『建築学概論』で「国民の初恋」と呼ばれる人気を得た。2022年のシリーズ『アンナ』で演技を高く評価され、主演俳優として第一線で活躍している。[10][11]
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-08
生い立ちとデビューまで
歌とダンスに夢中だった少女
1994年10月10日、光州に生まれた。幼いころから心を傾けていたのは歌とダンスで、俳優になることは考えたこともなかったという。転機は、Mnetのオーディション番組『スーパースターK』の地域予選に参加したことだった。2012年にMBCのトーク番組『ノロワ』に出演した際、本人は、会場でトイレを探していたところをJYPエンターテインメントの関係者の目に留まり、そのままトイレの横でオーディションを受けたと明かしている。そのとき歌ったのはユンナの「사랑하다(愛する)」で、番組でも同じ曲を歌ってみせ、司会のユ・ジェソクから冗談まじりに「合格」と告げられた。[10][6]
miss Aとしてのデビュー
2010年7月、JYPエンターテインメントから4人組ガールズグループmiss Aのメンバーとしてデビューした。グループはデビュー曲「Bad Girl Good Girl」、同年の「Breathe」、2013年の「Hush」などのヒットで瞬く間にトップグループの仲間入りを果たし、2017年には米ビルボードの「過去10年のK-POPガールズグループ・トップ10」で10位に選ばれている。2020年7月1日にデビュー10周年を迎えた際、雑誌『ELLE』のインタビューでは、10年を振り返る気持ちは「よく耐えた、お疲れさま、もう10年か」という程度だと淡々と語り、結局は好きな仕事だから続けてこられたのだと思うと述べた。[10][9]
活動の歩み
『ドリームハイ』から『建築学概論』へ
演技は事務所の勧めで始めたもので、2011年のKBSドラマ『ドリームハイ』でいきなり主演に抜擢された。演技の訓練をほとんど受けないままカメラの前に立ったため、当初は厳しい批評にもさらされた。しかし翌2012年、映画『建築学概論』で大学1年生の役を演じると大きな反響を呼び、「国民の初恋」と呼ばれる存在になった。同年4月26日の第48回百想芸術大賞では新人賞を受け、初めての映画でこの場に立てて光栄だと涙ながらに語り、イ・ヨンジュ監督をはじめとするスタッフに感謝を伝えた。[10][7]
主演作を重ね、俳優業に軸足
その後もドラマ『BIG~愛は奇跡〈ミラクル〉~』(2012年)、『九家の書』(2013年)、『むやみに切なく』(2016年)、『あなたが眠っている間に』(2017年)、『バガボンド』(2019年)、『スタートアップ:夢の扉』(2020年)、映画『花、香る歌』(2015年)、『白頭山大噴火』(2019年)などで主演を務めた。演技は年を追って向上したものの評価は割れることも多く、人気は高くても本格派の俳優とはみなされにくい時期が続いた。2017年にmiss Aが解散すると事務所を移り、演技により力を注ぐようになった。2022年の取材時点での所属はマネジメントSOOPである。[10][2][5]
ソロ歌手としての活動
歌手としては、2017年1月24日に初のソロミニアルバム『Yes? No?』を発表した。タイトル曲「Yes No Maybe」はJYPのパク・ジニョンが作詞し、KAIROSと共同で作曲したもので、二人がワインを傾けながら語り合ったときのスジの話から着想を得たとされる。ミュージックビデオは香港で撮影され、1990年代の中華圏映画へのオマージュとして作られた。本人も収録曲「난로 마냥(ストーブのように)」の作詞・作曲と「취향(好み)」の作詞を担当し、先行公開曲「행복한 척(幸せなふり)」は主要音源チャートの1位を独占した。[8]
『アンナ』で開いた新境地
2022年、クーパンプレイのシリーズ『アンナ』で、ひとつの小さな嘘をきっかけに別人として生きることになる女性ユミを演じた。前作『スタートアップ』のような明るい役が続いた後、影のある人物に挑みたいと考えていたところに届いた作品で、19歳の高校生から30代後半までを一人で演じ分けた。抑制の効いた演技は配信中から高く評価され、青龍シリーズアワードとディレクターズ・カット・アワードで主演女優賞を受けた。2023年にはNetflixシリーズ『イ・ドゥナ!』で、突然引退して身を隠す元アイドルの主人公を演じている。[10][11][3]
最新作と次回作
2025年10月3日に配信が始まったNetflixシリーズ『다 이루어질지니』(英題:Genie, Make a Wish)では、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』などで知られるキム・ウンスクの脚本のもと、感情を持たずに生まれた女性カヨンを演じた。千年の眠りから覚めた魔神ジニ役はキム・ウビンで、二人の共演は2016年の『むやみに切なく』以来となった。次回作としては、1935年の京城を舞台にしたディズニープラスのシリーズ『현혹(眩惑)』が2026年に世界配信されると発表されている。ハン・ジェリム監督のもと、半世紀以上も外に姿を見せない謎の女性ソン・ジョンファを演じ、相手役は『スタートアップ』で共演したキム・ソンホが務める。[14][13][12]
エピソード
『アンナ』の役作り
『アンナ』のユミについて、本人は、大うそつきで不幸の原因も自分にあるのに、なぜか応援したくなる人物だったと語っている。リアルに演じるため、実際の精神科医に相談して人格障害を抱える人の思考の流れを学び、感情的に複雑な場面でも助言を受けた。自分の不安や弱さと向き合うために日記もつけ始めたという。劇中で着た衣装は150着を超える。疲れ切った素顔に近い表情をカメラの前でさらしたことについては、むしろ解放感があったと振り返った。役を初めて知ったときの思いは強く、ほかの誰かには「渡したくなかった」とまで話している。[10]
元アイドル役に重ねた経験
『イ・ドゥナ!』の台本を受け取ったとき、アイドルとして注目を浴びてきた点で主人公と自分がよく似ていることに驚いたという。すぐに原作のウェブトゥーンを読み、ドゥナの長い髪と厚い前髪を原作どおりにしようと自ら提案した。劇中でドゥナがネットの悪質な書き込みにさらされる場面には、自身もほぼ同じ経験をしてきたことから強く共感したと明かしている。また『アンナ』で賞を受けた際は、まだ演技に足りない部分が多いと考えていたため戸惑ったが、今は好意的な評価を否定せず、もっと自信を持とうと思えるようになったと語った。[11]
役と人生への向き合い方
『다 이루어질지니』の制作発表会では、台本がとても新鮮で、反社会性パーソナリティ障害のために感情を持たないカヨンという役に強く惹かれたと話した。サイコパスは恐ろしい人物や犯罪者として描かれがちだが、カヨンは祖母や村の人々の温かさと、決まりごとを覚えて守る暮らし方に支えられ、結果的に誰よりもまっすぐに生きている人物だと説明している。一方、デビュー10周年の2020年に受けた『ELLE』のインタビューでは、以前は人生が一度きりだという実感が薄かったが、27歳を迎えてその有限さをはっきり感じるようになり、何もかもがいとおしく思えると同時に、思い切りもよくなったと語っていた。[13][14][9]
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- ペ・スジ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- あなたが眠っている間に — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- アンナ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- イ・ドゥナ! — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- バガボンド — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 『ノロワ』出演のスジ「トイレを探していてJYPにスカウトされた」SBS芸能ニュース(OSEN提供)/公式一次情報/確認日 2026-10-08
- スジ、第48回百想芸術大賞で新人賞、涙の受賞コメントニュースウェイ/参考出典/確認日 2026-10-08
- スジ、初のソロミニアルバム『Yes? No?』を発表iMBC芸能(The Fact)/参考出典/確認日 2026-10-08
- デビュー10周年のスジ『ELLE』インタビュー「よく耐えた、お疲れさま」iMBC芸能/参考出典/確認日 2026-10-08
- ペ・スジ インタビュー:『アンナ』で示した俳優としての実力Korea JoongAng Daily/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- スジ インタビュー:『イ・ドゥナ!』の主人公との共通点Korea JoongAng Daily/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- スジ×キム・ソンホ『현혹』、2026年ディズニープラスで公開確定SBS芸能ニュース/公式一次情報/確認日 2026-10-08
- 『다 이루어질지니』制作発表会:ペ・スジとキム・ウビンが語る役柄The Korea Herald/参考出典/確認日 2026-10-08
- ペ・スジとキム・ウビン、『Genie, Make a Wish』で再共演Korea JoongAng Daily(聯合ニュース)/参考出典/確認日 2026-10-08