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カン・ドンウォン

강동원Gang Dong-won
俳優・女優

釜山で生まれ、慶尚南道昌原で育った俳優である。工学部の学生だった頃にスカウトされてモデルとなり、2003年に俳優へ転じた。『オオカミの誘惑』で一躍スターとなって以降は映画を主戦場とし、『義兄弟 SECRET REUNION』『華麗なるリベンジ』などで主演を重ねている。

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09

生い立ちとデビューまで

工学部生だった少年時代

1981年に釜山で生まれたが、小学校と中学校は昌原で過ごしたため、本人は自分を「昌原の人間」と紹介している。父は造船・重工業の会社に平社員として勤め、子どもの頃の暮らしは決して豊かではなかったという。中学では成績上位だったものの、寮生活の居昌高校に進むと最初の試験で成績が急落し、一時は学業への意欲を失った。それでも高校3年で勉強を立て直し、漢陽大学ERICAキャンパスの機械工学科に入学している。

地下鉄でのスカウト

大学では数学や力学ばかりの授業に退屈し、小遣いを稼ぐためにアルバイトを始めた。在学中に地下鉄の車内でモデルの誘いを受けたのが芸能界入りのきっかけである。最初の事務所では歌手として売り出す方針のもと雑用ばかりを任され、最終的には両親が違約金を負担して契約を解消したと本人が後に明かしている。モデルとしては細身で中性的な男性像の先駆けとなり、韓国人モデルとして初めてパリのプレタポルテに立った。プラダのショーにも招かれたが、すでに俳優の準備をしていたため辞退した。

活動の歩み

ドラマから映画へ

2003年のMBC『威風堂々な彼女』で演技デビューし、同年の『1%の奇跡』で財閥の御曹司役を演じてMBC演技大賞の新人賞を得た。2004年の映画『オオカミの誘惑』では、傘を差し出す登場シーンが語り草となるほどの反響を呼び、一気にトップスターの仲間入りを果たした。同年のSBS『マジック』を最後にドラマから離れ、劣悪な撮影環境をその理由に挙げている。以後は李明世監督の『デュエリスト』(2005年)、死刑囚を演じた『私たちの幸せな時間』(2006年)、道士を演じた『チョン・ウチ』(2009年)と、毎年のように役柄の違う映画に出演した。

兵役をはさんだヒット作

2010年の『義兄弟 SECRET REUNION』では北朝鮮の工作員を演じ、ソン・ガンホとの掛け合いが好評を博して韓国映画評論家協会賞の主演男優賞を受けた。同年11月から社会服務要員として服務し、2012年に招集解除となる。復帰後は『群盗』(2014年)の悪役で評価を高め、オカルトという珍しい題材の『プリースト 悪魔を葬る者』は544万人、ファン・ジョンミンと組んだ『華麗なるリベンジ』は約970万人を動員した。『1987、ある闘いの真実』では李韓烈役で特別出演している。

海外作品と21年ぶりのドラマ

2020年の『新感染半島 ファイナル・ステージ』に続き、是枝裕和監督の『ベイビー・ブローカー』(2022年)でカンヌ国際映画祭に参加した。主演が決まっていたハリウッド映画『Tsunami LA』は撮影が延期を重ね、2022年に企画中止が伝えられた。2024年のNetflix映画『전,란』(戦乱)は自身初の青少年観覧不可作品となり、2025年にはDisney+のドラマ『北極星』でチョン・ジヒョンと共演し、『マジック』以来21年ぶりにドラマへ戻った。2026年公開の主演映画『와일드 씽』(ワイルド・シング)は134万人を動員している。

エピソード

「財閥の息子」という誤解

2008年、父が造船会社の副社長に就いたことが報じられると、カン・ドンウォンは裕福な家の御曹司だという見方が広まった。本人はその後も繰り返し否定し、平社員から昇進した父の経歴や、田んぼのあぜ道を歩いて通学した子ども時代を語っている。少年時代、15階の窓から網戸を落として壊し、空き缶を切って継ぎ目を自作して直したところ父に褒められ、「人生で最初で最後の褒め言葉だった」と笑いを誘ったこともある。

騒動と私生活

2003年には『オオカミの誘惑』のバイク練習中に無免許運転で摘発され、謝罪した。2017年には、2007年のインタビューで親日人名辞典に載る外曾祖父を好意的に語っていたことが再燃し、事務所によるネット投稿の削除要請も批判を浴びた。本人は同年3月に謝罪文を出し、歴史を学び反省すると表明している。2025年9月には個人事務所が大衆文化芸術企画業の登録をしていなかったことが判明し、事務所は登録手続きを進めていると説明した。SNSは一切やらず、ファンからの誕生日プレゼントも断って「代わりに映画を観てほしい」と頼んだという。出演作を観た観客が、実際にはない後光や桜吹雪を記憶してしまう現象は「カン・ドンウォン効果」と呼ばれている。

プロフィール

生年月日
1981年1月18日[1]
出生地
釜山広域市[1]
国籍
韓国[1]
職業
俳優[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2016年隠された時間Amazonで探す가려진 시간出演[2]
  2. 2022年ベイビー・ブローカーAmazonで探す브로커出演[3]
  3. 2020年新感染半島 ファイナル・ステージAmazonで探す반도出演[4]
  4. 2017年1987、ある闘いの真実Amazonで探す1987出演[5]

出典

リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。

  1. カン・ドンウォン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. 隠された時間 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  3. ベイビー・ブローカー — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  4. 新感染半島 ファイナル・ステージ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  5. 1987、ある闘いの真実 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08