ソン・ヨンチャン
ソン・ヨンチャンは1958年生まれの韓国の俳優である。演劇畑出身で、重厚な風格を生かして権力者や黒幕役を数多く演じてきた。2000年の未成年買春事件で地上波から締め出されたが、映画と配信作品を足場に第一線へ戻った。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
海軍将官の息子、演劇の道へ
1958年4月2日、慶尚南道晋陽郡(現在の晋州市)の文山面に生まれた。父は海軍准将まで務めた軍人である。芸能活動の出発点は1980年、東洋放送の声優としての採用だった。学業も続け、中央大学演劇映画学科を卒業した後、1983年には同大学院で王政復古期を中心とする18世紀英国演劇を研究して修士号を得ている。演劇映画学科への進学にあたって両親が出した条件は、将来は大学で講義をする道に進むことだったといい、彼はのちに実際に教壇にも立った。俳優としてはまず演劇で地歩を固め、ベケット『ゴドーを待ちながら』で演じたエストラゴンは、舞台での代表的な役として知られる。
活動の歩み
室長役から王、そして悪役の常連へ
テレビで名前が知られるきっかけは、1989年の朝鮮戦争特集劇『비극은 없다』(悲劇はない)だった。1990年代にはトレンディドラマの会社員や上司役で重宝され、1992年のMBC『都市人』での神経質なエリート上司、KBS『三国記』の金春秋(武烈王)で広く顔を覚えられた。2000年の『太祖王建』では第1話で鉄原城主を演じている。映画では『反則王』(2000年)の副支店長など、知的だが癖のある人物を得意とした。
事件後の復帰と再評価
2005年公開の映画『デュエリスト』で復帰した後は、中量級の男性助演が不足していた映画界で存在感を強め、『グッド・バッド・ウィアード』『アジョシ』『弁護人』『ベテラン』『ハント』など大作に次々と出演した。悪徳財閥、奸臣、親日派など悪役が大半を占める。ドラマでは2017年のOCN作品を皮切りに、『エージェンシー』『医師チャ・ジョンスク』などケーブル・総合編成局や配信作品へ活動を広げ、Netflix『イカゲーム』シーズン2・3、2025年の『グッドボーイ』、2025〜26年のtvN『プロボノ』にも出演した。
エピソード
未成年買春事件とその影響
2000年9月、16歳の少女に金銭を渡して性的関係を持った容疑で逮捕され、未成年買春で拘束された初の芸能人となった。裁判では懲役10か月・執行猶予2年の判決が下された。その後は家族とカナダに渡り、帰国後は舞台を中心に活動した。KBS・MBC・EBSから出演停止処分を受けたため、復帰後も地上波ドラマにはほぼ出ていない。一方、『アジョシ』の「58年生まれの戌年」社長役は本人も同じ生まれ年で、『イカゲーム』出演後は若い世代から役にちなんだあだ名で呼ばれるようになった。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- ソン・ヨンチャン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 悪人伝記 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08