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チョ・スンウ

조승우Cho Seung-woo
俳優・女優

映画・ドラマ・ミュージカルのすべてで頂点を極めた韓国の俳優。2000年に映画『春香伝』で主演デビューし、『マラソン』『タチャ イカサマ師』、ドラマ『秘密の森』、ミュージカル『ジキル&ハイド』などで代表作を重ねてきた。

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09

生い立ちとデビューまで

姉の舞台が変えた少年

1980年、ソウル生まれ。両親は彼が3歳のときに離婚し、母が衣料品店や飲食店など職を転々としながら姉と彼を育てた。家の中で男は自分ひとりだったことから、幼いころから母と姉を守る「家長」のつもりでいたと後に語っている。音楽の習い事は長続きせず、BMX自転車と野球に熱中する、夢らしい夢を持たない少年だった。転機は中学3年のとき。芸術高校に通っていた姉が出演した学生版ミュージカル『ドン・キホーテ』(『ラ・マンチャの男』)を観て、夢を手放すことこそ悲しいという劇中の台詞が自分に向けられたように感じたという。幕が下りても席を立てず、いつかこの舞台に立たせてほしいと祈ったと振り返っている。

オーディションで映画主演へ

その願いを後押ししたのは母だった。姉と同じ桂園芸術高校の演劇映画科に進むと、学校のミュージカル公演の時期には校内に泊まり込むほど没頭した。舞台のCDや資料を買うために工事現場で働き、自室の窓を二重にして壁に防音材を貼り、即席の練習室を作ったという逸話もある。檀国大学演劇映画科に進学後、教授に勧められてイム・グォンテク監督『春香伝』のオーディションに応募した。ミュージカル志望で映画には関心が薄く、受かるとも思わずほぼ準備なしで臨んだが、およそ1000倍の競争を勝ち抜いて主役に選ばれる。こうして2000年、本来の目標だった舞台ではなくスクリーンで俳優人生が始まった。

活動の歩み

スクリーンと舞台の二刀流

デビュー後は映画と舞台を行き来した。『ラブストーリー』(2003年)を経て、2005年の『マラソン』では自閉症の青年を演じ、大鐘賞と百想芸術大賞で主演男優賞を受賞。翌年の『タチャ イカサマ師』では賭博師コニ役で大ヒットを飛ばした。並行してミュージカル界でも『ジキル&ハイド』『ヘドウィグ』『ラ・マンチャの男』『オペラ座の怪人』などに主演し、チケットが即完売する看板俳優となった。2008年12月に入隊し、2010年10月に除隊。2015年の映画『インサイダーズ/内部者たち』でも存在感を示している。

ドラマでの成功と最新作

テレビドラマへの本格進出は2012年の『馬医』で、この作品でMBC演技大賞の大賞を手にした。2017年の『秘密の森〜深い闇の向こうに〜』では感情をほとんど表に出さない検事ファン・シモクを演じ、ジャンルドラマの傑作として高い評価を受け、2020年には続編も制作された。その後も『ライフ』『シーシュポス』、2023年の『離婚弁護士シン・ソンハン』と主演作が続き、2024年には初の演劇『ハムレット』にも挑んだ。2026年7月にはデビュー以来初のOTTオリジナル作品となるNetflixの時代劇ミステリー『동궁』(東宮)で王を演じている。

エピソード

父のことを語らなかった理由

1970年代後半に「YMCA」などのヒットで知られる歌手チョ・ギョンスが実の父である。だが彼自身は公の場でこれに触れず、家族の話題では母や姉、母方の親戚のことだけを語ってきた。親子関係が知られたのは報道によってである。父の名前を出せば年配の世代には早く顔を覚えてもらえただろうが、その七光りで知られたくはなかった、というのが本人の説明だ。一方で、父のいない寂しさは感情を強く表す場面で演技の糧になったと認め、両親の離婚を見て育ったため結婚にも恋愛にも慎重になると打ち明けたこともある。

極秘の入隊

2008年12月の入隊は、報道陣を集めることもなくひっそりと行われた。人生の一場面を自分ひとりで受け止めたかった、と後に理由を語っている。ひとり残される母を気遣い、入隊日を家族に知らせたのは出発のわずか7時間前だったという。軍楽隊に入るつもりで打楽器やサックスを練習していたものの、訓練所で戦闘警察に選ばれ、警察庁広報団の劇団に配属された。音響を主に担当しながら照明やパフォーマンスまで引き受け、障害者や独居高齢者のための公演、子ども向けの防犯劇などで年150回前後全国を巡った。こうした奉仕が認められ、除隊後には名誉警察官に委嘱されている。

プロフィール

生年月日
1980年3月28日[1]
出生地
ソウル特別市[1]
国籍
韓国[1]
職業
俳優[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2023年離婚弁護士シン・ソンハンAmazonで探す신성한 이혼出演[2]
  2. 2017年秘密の森〜深い闇の向こうに〜Amazonで探す비밀의 숲出演[3]

出典

リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。

  1. チョ・スンウ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. 離婚弁護士シン・ソンハン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  3. 秘密の森〜深い闇の向こうに〜 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08