イ・ジュニョク
仁川出身の俳優である。2000年代後半に演技の道へ入り、『秘密の森』の検事ソ・ドンジェ役でブレイクした。冷酷な悪役から誠実な恋愛ドラマの主人公まで振れ幅の大きい役柄をこなし、2020年代には主演作も重ねている。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
広告学科から俳優の道へ
1984年、仁川に生まれた。大学はハンシン大学で広告広報を専攻しており、はじめから演劇の専門教育を受けたわけではない。のちに檀国大学の大学院で公演芸術を学び、理論面も補っている。芸能界での最初の仕事は2006年のミュージックビデオ出演で、翌2007年にKBS2の単発ドラマに出たことが本格的な俳優活動の出発点となった。2009年には映画『청담보살(清潭菩薩)』に出演するなど、脇役として少しずつ経験を積んでいった。
活動の歩み
悪役で注目、ソ・ドンジェで定着
最初の大きな転機は2012年のKBS2『赤道の男』である。野心と保身に駆られるイ・ジャンイルという初の悪役を演じ、演技と端正な容姿の落差から「花のような悪党」というあだ名まで付いた。直後に陸軍に入隊し、2014年の除隊後は医師役や善良な青年役で恋愛ものにも挑んだ。2017年のtvN『秘密の森』では、出世欲が強く憎めない検事ソ・ドンジェを演じて一気に知名度を上げ、「ヌグドンジェ」などの愛称で親しまれた。同年末から公開された映画『神と共に』二部作では、一瞬の選択で悪に転じる将校パク・ムシン中尉を演じ、出演映画が初めて観客1000万人を超えた。2019年の『60日、指定生存者』でもテロを企てた政治家オ・ヨンソクという二面性のある役を担った。
主演俳優としての2020年代
2023年には映画『犯罪都市 NO WAY OUT』で、マ・ドンソク演じる刑事と対決する悪徳刑事チュ・ソンチョルを演じた。同年の『ソウルの春』には特別出演し、ディズニープラスの『ビジランテ』にも出演している。2024年には『秘密の森』のソ・ドンジェを主人公に据えたスピンオフ『좋거나 나쁜 동재(良いか悪いかドンジェ)』で主演を務め、脇役から生まれた人気キャラクターが単独作品になるという珍しい例となった。2025年にはSBS『私の完璧な秘書』でユ・ウンホ役を演じ、ラブコメディの主演としても存在感を示した。
エピソード
役に心身を削る
初の悪役だったイ・ジャンイルは心身にこたえたようで、放送後のインタビューでは撮影中に体調まで悪化したことを明かし、こうした役を繰り返し演じる自信はないと率直に語っている。『犯罪都市 NO WAY OUT』では、マ・ドンソクと渡り合う威圧感を出すために約3か月で20kgほど増量し、肝機能の数値が上がったことも明かしている。それでも、時間さえあれば120kgまで増やしてもよかったと語り、役への執着ぶりを印象づけた。一方、2018年のtvN『시를 잊은 그대에게(詩を忘れた君へ)』で演じた物理療法士役は、ドラマ自体の成績は振るわなかったものの、ロマンス演技で女性視聴者の心をつかんだ。
消防士への寄付
2017年のKBS2『맨몸의 소방관(素手の消防士)』で火災現場に飛び込む消防士を演じた際、撮影を通じて現場の苦労を知り、出演料の全額を消防公務員のために寄付した。寄付は本人が公表したものではなく、後になって外部に知られた。2020年には消防の日の記念式典で、消防庁から名誉消防官に委嘱されている。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- イ・ジュニョク — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 良いが悪い、ドンジェ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ヴィジランテ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 裸の消防士 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 秘密の森〜深い闇の向こうに〜 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- サバイバー: 60日間の大統領 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08