リュ・スンリョン
リュ・スンリョンは1970年ソウル生まれの俳優。下積みと『NANTA』を経て映画で頭角を現し、『7番房の奇跡』『極限職業』の大ヒットや『キングダム』『ムービング』で幅広く活躍。2026年に百想芸術大賞で映画・放送両部門の大賞を受けた初の人物となった。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
芝居と肉体労働の下積み時代
1970年11月29日、ソウル城北区に生まれた。城南の豊生高校を経てソウル芸術専門大学の演劇科に進み、陸軍で兵役も済ませている。舞台俳優や映画の端役で食べていける時代ではなく、仕事がない時期には工事現場でアスファルトを敷くなどして生計を立てた。俳優を一度あきらめて済州島に渡り、城山日出峰で観光客の記念写真を撮る仕事をしていたこともある。転機は1997年、ノンバーバル劇『NANTA』の初期メンバーとして世界各地の公演を回ったことだった。
活動の歩み
遅咲きの主演俳優
2004年の映画『知り合いの女』で端役デビューした後、チャン・ジン監督作品などで強烈な脇役を重ね、『最終兵器 弓』では清の武将ジュシンタを演じた。2012年の『僕の妻のすべて』で見せた、低い声と男臭さを逆手に取った色男役で一気に知名度を上げ、同年の『王になった男』と合わせて主要映画賞の助演男優賞を受賞。2013年の『7番房の奇跡』では知的障害のある父親を演じて観客1000万人を超えるヒットとなり、百想芸術大賞映画部門の大賞に輝いた。翌2014年の『バトル・オーシャン/海上決戦』でも日本の武将役で大ヒットを重ねている。
低迷からの再浮上
2015年からは『ソンニム』『花、香る歌』『念力』『七年の夜』と興行不振が続き、厳しい評価も受けた。流れを変えたのが2019年で、刑事たちがチキン店を営む『エクストリーム・ジョブ』が1600万人を超える記録的ヒットとなり、同じ年に配信が始まったNetflix『キングダム』の権力者チョ・ハクジュ役も評判を呼んだ。2023年のDisney+『ムービング』では驚異的な再生能力を持つ父親役で受賞を重ね、2025年にはJTBC『ソウル自宅に大企業勤めのキム部長物語』で主演を務めた。この作品で2026年の第62回百想芸術大賞放送部門大賞を受け、映画と放送の両部門で大賞を手にした初の人物となった。
エピソード
共演者とスタッフへの気配り
現場では気取らない兄貴分として知られ、100人規模の撮影スタッフの名前を覚え、一人ひとりに名前入りの贈り物を用意したという逸話がある。2014年には、無名時代の仲間である俳優キム・ウォネとイ・チョルミンがバラエティ番組『ラジオスター』で「売れてから連絡がつきにくい」と冗談めかして話したことが人柄をめぐる騒ぎに発展したが、所属事務所は「番組の面白さのために一部が強調されたもので、そういう性格ではない」と釈明した。百想の授賞式では、同じ年に映画部門大賞を受けたユ・ヘジンと30年前にニューヨークの劇場で一緒にポスターを貼り、鳥致院のビデ工場で1か月アルバイトをした思い出を明かして会場を沸かせた。
演じた役と名前の小ネタ
出演作では言語の幅も広く、『最終兵器 弓』では満州語、『僕の妻のすべて』ではフランス語とスペイン語、『バトル・オーシャン』では日本語の台詞をこなした。『バトル・オーシャン』『王になった男』『最終兵器 弓』は物語の時代が約40年の間に連なっており、日本の武将、朝鮮の官僚、清の武将を演じ分けたことになる。チキン店を営む役は『エクストリーム・ジョブ』と『ムービング』の2度ある。映画監督リュ・スンワン、俳優リュ・スンボム兄弟とは名前が似ているだけで親戚ではなく、漢字では「承」の字が異なる。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- リュ・スンリョン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- タッカンジョン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- キングダム(韓国TVシリーズ) — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ムービング — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08