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キム・ハヌル

김하늘Kim Ha-neul
俳優・女優

キム・ハヌルは1978年生まれの韓国の俳優である。モデルを経て1998年の映画『バイ・ジュン』でデビューし、『ロマンス』『同い年の家庭教師』『オンエアー』『紳士の品格』などで「ロマンティックコメディの女王」と呼ばれた。映画『ブラインド』では大鐘賞と青龍映画賞の主演女優賞を受けている。

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09

生い立ちとデビューまで

内気な少女とモデル応募

1978年2月生まれ。内向的な性格で、中学時代には友人ができず昼食もひとりで食べていたと、後にトーク番組『ヒーリングキャンプ』で打ち明けている。芸能界との接点は意外なところから生まれた。浪人生だった頃、好きだったDEUXのキム・ソンジェに会ってみたい一心で、ファッションブランド「STORM」のモデルに応募したのである。送ったのはプロの宣材写真ではなく、友人が撮ってくれたスナップ写真だった。当時の募集は男性モデルだけだったが、彼女の雰囲気を気に入ったデザイナーが写真を1年間手元に残しておき、女性モデルを募る段になって連絡をくれたという。電話番号が変わっていたため、担当者は手を尽くして連絡先を探し当てたと伝えられる。

カタログから映画のヒロインへ

1996年にSTORMのモデルとして登場すると10代を中心に大きな反響を呼び、翌年にはソウル芸術大学映画科へ進んだ。そのカタログが映画界の目に留まる。200人を超える候補をオーディションしても主演女優を決められずにいたチェ・ホ監督が、カタログの写真を見た瞬間に役と重ね合わせ、1998年の『バイ・ジュン』でスクリーンデビューを果たした。興行は振るわなかったものの作品と新人女優への評価は高く、彼女は多くの映画誌の表紙を飾った。同じ年には、チョ・ソンモのヒット曲「To Heaven」のミュージックビデオでイ・ビョンホンの相手役を務め、名前も知られていなかった清楚な顔立ちが一躍注目されることになった。

活動の歩み

清純派からロマコメの女王へ

テレビでは1999年のSBS『ハッピートゥゲザー』で主演に抜擢され、初期のドラマは軒並み高視聴率を記録した。2000年の映画『リメンバー・ミー』で清純なイメージを確立し、2001年のSBS『ピアノ』で演技力を認められる。2002年のMBC『ロマンス』では教師と生徒の恋という大胆な題材でスターの座をつかみ、劇中の「私は先生で、あなたは生徒」というせりふは代名詞になった。この作品を機にコミカルな役柄にも踏み出し、2003年の映画『同い年の家庭教師』は約490万人を動員する大ヒットとなる。2004年の『彼女を信じないで』で百想芸術大賞の映画部門最優秀演技賞を受け、2009年の『7級公務員』も400万人を超える観客を集めた。

低迷を越えた二度目の全盛期

一方で、2004年のSBS『ガラスの華』は視聴率の低迷で話数が短縮され、2006年の『90日、愛する時間』も熱心なファンを生みながら数字は一桁にとどまった。本人もこの前後が最もつらい時期だったと振り返っている。流れを変えたのが2008年のSBS『オンエアー』で、高慢なトップ女優オ・スンアを演じてSBS演技大賞の最優秀演技賞を受け、「ロマンティックコメディの女王」の呼び名を得た。2011年の映画『ブラインド』では殺人事件の目撃者となる視覚障害者の役でスリラーに挑み、大鐘賞と青龍映画賞の主演女優賞を続けて受賞。2012年のSBS『紳士の品格』では倫理教師ソ・イスを演じ、再び高い人気を集めた。

メロから配信作品まで

結婚した2016年にはKBS『空港に行く道』で心揺れる客室乗務員を繊細に演じ、KBS演技大賞の最優秀賞を受けた。意外にもKBSのドラマに出演したのはこれが初めてだった。2017年には映画『女教師』に主演し、同年の『神と共に 第一章:罪と罰』では映画デビュー以来初のカメオ出演を果たしている。その後もJTBC『風が吹く』(2019年)、『18アゲイン』(2020年)、tvN『キルヒール』(2022年)と主演作を重ねた。2024年にはKBS『胸ぐらを一度つかみましょう』で事件を追う記者を、ディズニープラス『レッド・スワン』では財閥家に嫁いだ元プロゴルファーのオ・ワンスを演じ、変わらぬ主演女優ぶりを示した。

エピソード

PDがくれた3000ウォン

ドラマデビュー作となった1999年のSBS『ハッピートゥゲザー』を演出したのは、オ・ジョンロクPDである。演技の基礎もないまま現場に入った彼女は、PDが頭を抱えるほど苦戦し、申し訳なさと同時に恨めしさも感じたと後に振り返っている。2001年、同じPDから『ピアノ』に再び呼ばれた時には、今度こそ成長した姿を見せたいと意気込んだ。コ・スに向けて10ページを超える長台詞を語る場面を一度でOKにすると、スタッフから拍手が起こり、上機嫌のPDは財布に入っていた3000ウォンをそのまま手渡したという。金額ではなく認められたことがうれしくて涙が出たと、彼女は2020年のバラエティ『知ってるお兄さん』で明かした。二人は2006年の『90日、愛する時間』でも再びタッグを組んでいる。

内気さを変えたトップスター役

もともと人見知りで、デビュー当初は記者が怖くて距離を置いていたと明かしている。2008年の『オンエアー』でトップスターのオ・スンアを演じ終えた際には、「自分の殻が一枚はがれたようで、視聴者に一歩近づけた」と語った。2011年にはKBS『1泊2日』の女優特集に出演し、飾らない素顔で好感を集めた。この番組で共演したチェ・ジウと親しくなったほか、演出のナ・ヨンソクPDとの縁から、2015年には『三食ごはん』旌善編にもゲスト出演した。20代の頃は「か弱そう」「また痩せた」と言われるのが嫌で運動を始め、地道なトレーニングで鍛えた体型は『紳士の品格』の制作発表会で大きな話題になった。

打ち明けた病と家族

長くパニック障害を抱え、治療を続けてきたことを自ら公表している。『神と共に』のカメオ出演では、キム・ヨンファ監督が「特別な親交があるわけでもないのに快く出てくれた」と感謝する一方、初期版にはかなりあった出演場面の多くが最終編集で削られたとして、申し訳なさを口にしたことも話題になった。本人も初めてのカメオで、主演の時より重圧が大きかったと振り返っている。私生活では2016年3月に一般人の男性と結婚し、2018年に娘が誕生している。

プロフィール

生年月日
1978年2月21日[1]
出生地
ソウル特別市[1]
国籍
韓国[1]
職業
俳優[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2024年胸ぐらを一度つかみましょうAmazonで探す멱살 한번 잡힙시다出演[2]
  2. 2024年レッド・スワンAmazonで探す화인가 스캔들出演[3]
  3. 2022年キルヒールAmazonで探す킬힐出演[4]
  4. 2020年18アゲインAmazonで探す18 어게인出演[5]

出典

リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。

  1. キム・ハヌル — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. 胸ぐらを一度つかみましょう — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  3. レッド・スワン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  4. キルヒール — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  5. 18アゲイン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08