ヤン・セジョン
1992年生まれの俳優。2016年の『浪漫ドクター キム・サブ』で注目を集め、『愛の温度』で各賞の新人賞を受賞、『30だけど17です』で主演俳優としての地位を固めた。兵役を経てNetflix『イ・ドゥナ!』で復帰した。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
テコンドーから演劇へ
幼い頃から俳優を志していたわけではない。中高生時代は漫画喫茶に入り浸り、本とDVDのレンタル店で2年ほどアルバイトをしながら漫画や小説、映画に浸っていたという。一方でテコンドーに打ち込み、体育大学への進学を目指していた。進路が一変したのは高校2年のとき。学校の団体鑑賞で舞台の演劇を見て強く心を揺さぶられ、自分も俳優になりたいと決意したのである。体育大学の受験準備はすぐにやめ、3年生から演技塾に通い始め、浪人の末に韓国芸術総合学校演劇院の演技科に進んだ。
活動の歩み
デビュー1年で新人賞
テレビに初めて登場したのは2016年のSBS『浪漫ドクター キム・サブ』である。実はその前年から事前制作の『師任堂(サイムダン)、色の日記』を撮影していたが、こちらは放送が2017年1月まで延びたため、医療ドラマのほうが事実上のデビュー作になった。演じたト・インボムは、巨大病院の院長を父に持つ外科医。高慢な態度の裏に患者の命を軽んじない良心を秘め、主人公カン・ドンジュと張り合いながら成長していく役どころで、ハン・ソッキュ、ユ・ヨンソク、ソ・ヒョンジンらの中でも埋もれなかった。デビューから7か月後にはOCN『デュエル』で1人2役の初主演を任され、新人離れした演技と評された。続くSBS『愛の温度』ではソ・ヒョンジンと再び組んで地上波初主演を果たし、SBS演技大賞と第54回百想芸術大賞の新人賞を手にしている。
主演俳優として、そして兵役
2018年のSBS『30だけど17です』では、少年時代のつらい出来事を境に人を避けて暮らしてきた舞台美術家コン・ウジンを演じた。作品は同時間帯の視聴率首位を守り、彼はSBS演技大賞で優秀演技賞を受けて主演俳優としての立場を固めた。翌2019年はJTBCの時代劇『わが国』で主人公ソ・フィに扮する。兵役前の最後の出演は2020年の『浪漫ドクター キム・サブ2』への特別出演で、デビュー作の続編ということで出演料を受け取らなかった。除隊後は2023年のNetflix『イ・ドゥナ!』でスジと共演して復帰。2025年のDisney+『파인: 촌뜨기들』(PINE 田舎者たち)を経て、2026年7月から放送されたtvN『오싹한 연애』(ぞくっとする恋愛)ではパク・ウンビンと共演し、幽霊を嫌う検事マ・ガンウクを演じた。
エピソード
執念の役作り
観察と下調べに時間を惜しまない役作りで知られる。ト・インボムを準備していた頃、通っていたジムでいつも険しい顔でトレーニングする小柄な男性が気になり、同じ時間帯に顔を合わせるうちに親しくなった。後にその男性が名高い外科医だと知り、彼の姿をそのまま役のモデルにしたという。台本読み合わせの前には救急室で病院の空気を肌で感じ、『師任堂』では役のために論語を暗記し、民俗博物館にも通い詰めたと伝えられる。『デュエル』では、8人の候補の中で最初に演技した彼について、演出のイ・ジョンジェPDが後の候補を覚えていないほど圧倒的だったと称賛した。ところが本人は、1人2役で作品を背負う重さから一度は降板を申し出ている。それでも監督が起用を決めたことで、命がけで臨む覚悟を固めたという。
二役を一人で撮る工夫
『デュエル』では、ひとつの画面に自分が二人並ぶ場面が少なくなかった。こうしたシーンは、まず一方の役で台詞と演技を済ませて録音し、その音声を流しながら、代役の俳優を相手役に見立ててもう一方の役を演じ直す、という段取りで撮影したという。最初は戸惑ったものの、回を追うごとに慣れていったと語っている。人気の高まりは数字にも表れ、『愛の温度』放送中の2017年10月に発表されたドラマ俳優ブランド評判ランキングでは、ソ・ヒョンジンに次ぐ2位につけた。上位3人の中で男性は彼だけだった。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- デュエル 愛しき者たち — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 私の国 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- イ・ドゥナ! — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 三十ですが十七です — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 愛の温度 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08