オム・ジョンファ
オム・ジョンファは1969年忠清北道堤川生まれの歌手・女優である。1993年に「瞳」で歌手デビューし、「裏切りのバラ」「Poison」などのヒットで「韓国のマドンナ」と呼ばれた。女優としても百想芸術大賞や大鐘賞を受賞し、2020年には払戻遠征隊で再ブームを起こした。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
合唱団員から歌と映画の道へ
オム・ジョンファは忠清北道堤川で生まれ、地元で小・中学校時代を過ごした後、高校は堤川女子高校から原州の北原女子高校へ転校して卒業している。芸能界への入口は1989年、MBC合唱団の12期生になったことだった。ヤン・スギョンら歌手のバックコーラスを務めるうちに、歌手デビューの誘いを受ける。先にカメラの前に立ったのは女優としてで、1992年の映画『結婚物語』に端役で出演した。翌1993年には映画『바람부는 날이면 압구정동에 가야한다』(風が吹く日は狎鴎亭洞へ行かねば)で主演を務め、同作の挿入歌でシン・ヘチョルが作詞・作曲した「瞳(눈동자)」を歌って歌手としても本格的に歩み出した。1stアルバム『Sorrowful Secret』の発表は同年3月である。弟は俳優のオム・テウンだ。
活動の歩み
「韓国のマドンナ」の時代
歌手としての全盛期は1990年代後半から2000年代にかけてである。「裏切りのバラ(배반의 장미)」「Poison」「招待(초대)」「知らない(몰라)」「Festival」など次々とヒットを放ち、キム・ワンソン、イ・ヒョリと並んで各時代を代表する女性ダンス歌手に数えられる。ハウスやユーロダンス、ディスコ、エレクトロニカとジャンルを変え続け、衣装、振付、ヘアスタイル、演出にも積極的に関わって毎回新しいコンセプトを打ち出した。女性ダンス歌手の寿命は短いとされた時代に長くトップに立ち続けたことは異例で、デビュー15年目の2008年に発表した「D.I.S.C.O」は韓国大衆音楽賞の最優秀ダンス&エレクトロニック楽曲賞を受賞した。2008年以降は歌手活動を休止したが、2016年に8年ぶりとなる10thアルバム『The Cloud Dream of the Nine』で復帰している。
主演を続ける女優として
スクリーンでの評価を決定づけたのは、ユ・ハ監督と再び組んだ2002年の『結婚は、狂気の沙汰だ』で、翌2003年の百想芸術大賞で映画部門の最優秀演技賞を手にした。同じ時期にはドラマ『妻』(2003年)や『12月の熱帯夜』(2004年)でも好評を得ている。その後は2005年の『オーロラ姫』で復讐に走る連続殺人犯を演じて観客を驚かせ、2009年の『TSUNAMI -ツナミ-』では観客動員1000万人超えの大ヒットに加わった。2012年の『ダンシング・クィーン』では、自身の歌手経歴を思わせる役で2度目の百想最優秀演技賞を受け、2013年の『モンタージュ』で長く縁のなかった大鐘賞の主演女優賞を初めて獲得している。コメディからスリラーまで役柄は幅広い一方、時代劇には一度も出ていないのも特徴である。2022年の『私たちのブルース』を経て、2023年にJTBCで主演した『医師チャ・ジョンスク』は視聴率18%台に達し、50代でドラマの看板を担えることを示した。2025年にはドラマ『금쪽같은 내 스타』(大切な私のスター)、2026年8月には映画『오케이 마담2』(オッケー・マダム2)で主演を務めている。
エピソード
声を失った8か月
2010年に甲状腺がんの手術を受けた後、声帯の麻痺で思うように声が出なくなり、約8か月にわたってリハビリに取り組んだことを本人が明かしている。歌手としては致命的ともいえる試練だったが、治療を続けて声を取り戻し、2016年には8年ぶりのアルバムで再びステージに戻ってきた。『ダンシング・クィーン』では、歌手になる夢に再挑戦する主人公を演じ、サウンドトラックでも「Call My Name」などを自ら歌っている。役名も本人と同じ「ジョンファ」だった。
払戻遠征隊のマンオク
2020年には、プロジェクトグループ「払戻遠征隊」に、イ・ヒョリ、ジェシー、ファサとともに参加し、メンバー名「マンオク」として活動した。長年のキャリアに裏打ちされたステージの存在感と、後輩たちと自然に溶け合うパフォーマンスが改めて注目を集め、若い世代にも名前が知られるきっかけになった。その後も『ダンス歌手流浪団』などの番組を通じて、かつての代表曲を新たな観客の前で披露し続けている。現在も徹底した自己管理で知られ、2026年には炭水化物や砂糖を控える食生活を続けていることを明かし、話題となった。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- オム・ジョンファ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 私たちのブルース — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 医師チャ・ジョンスク — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08