チョン・ソクホ
チョン・ソクホは韓国の俳優である。十代でカメラの前に立ったが、大学路の小劇場で約10年鍛えられ、2014年のドラマ『ミセン-未生-』のハ代理役で一気に顔が知られた。以後『キングダム』『イカゲーム』など話題作に欠かせない名脇役となっている。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
十代の端役から小劇場へ
1984年5月2日、ソウルの現在の広津区にあたる地域で、2男1女の末っ子として生まれた。高校時代から子役として活動しており、2000年公開の映画『하면 된다(やればできる)』に端役で出演したのがスクリーンデビューにあたる。2001〜2002年にはEBSの青少年ドラマ『학교이야기(学校物語)』にレギュラーで出ていたが、本人はこれを自分のデビュー作とは数えていない。何もわからないまま演じていたので胸を張れない、というのがその理由である。その後、漢陽大学の演劇映画学科に進み、陸軍で兵役を終えて、映像ではなく舞台を主戦場に選んだ。大学路では『인디아 블로그(インディア・ブログ)』『터키 블루스(ターキー・ブルース)』といった旅を題材にした舞台に繰り返し出演し、『불령선인(不逞鮮人)』『트루 웨스트(トゥルー・ウエスト)』などにも立った。本人によれば、20歳の頃からおよそ10年を演劇に費やしており、この下積みがのちの映像での演技の土台になった。
活動の歩み
『ミセン』のハ代理でブレイク
転機は2014年、tvNのドラマ『ミセン-未生-』である。オーディションには合格したものの、撮影開始が舞台の公演期間と重なったため一度は辞退している。それでも制作側は公演の千秋楽まで待って改めて連絡をくれ、翌日から撮影に合流したという。演じたのは、新入社員アン・ヨンイ(カン・ソラ)に冷たく当たる資源チームのハ・ソンジュン代理。視聴者の反感を買うほどのとげとげしさがかえって評判となり、無名だった彼の名前が一気に広まった。その後は『グッドワイフ〜彼女の決断〜』(2016年)、『力の強い女 ト・ボンスン』(2017年)、『ライフ・オン・マーズ』(2018年)、『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム-』(2020年)と、テレビで出演が途切れなくなる。映画でも『ミス・ペク』『ガールコップス』『犯罪都市 NO WAY OUT』などに出て、刑事役だけで4、5回は演じている。
配信ドラマの常連脇役に
国外の視聴者に名前が届いたのは、Netflixの『キングダム』(2019年・2020年)で演じたチョ・ボムパルである。臆病で頼りないのに、肝心なときには必ず役に立つこの人物は「朝鮮のポケット男」という愛称で親しまれた。その後もDisney+の『ムービング』『支配種』、tvNの『智異山』『となりのMr.パーフェクト』と大型作が続き、Netflixの『イカゲーム』シーズン2・3では犯罪者のチェ・ウソクを演じて、ファン・ジュンホと手を組む役回りを担った。2025年にはENAの『라이딩 인생(ライディング人生)』で主要キャストを務め、2026年には『ユミの細胞たち』シーズン3にも同じ役で戻っている。映像の仕事が増えても舞台を離れることはなく、2025〜2026年には『ターキー・ブルース』の再演に出演した。
エピソード
チュ・ジフンとの縁と素顔
現場の空気を明るくする人として知られ、撮影現場でも記者会見でも、気さくな冗談で場をほぐす役回りを務めることが多い。共演の縁でとくに語られるのがチュ・ジフンで、『キングダム』の2シーズン、『ハイエナ』『智異山』『支配種』と立て続けに同じ作品にキャスティングされ、仲のいい兄貴分と弟分の関係になった。2018年12月には、若い頃の写真が想像以上の美男子だと話題になり、ポータルサイトのリアルタイム検索語に名前が上がったこともある。舞台経験が長いにもかかわらず、『ミセン』の放送当時のインタビューでは、今も舞台に上がる前は緊張してしまうと打ち明けている。
家庭と意外な同級生
私生活では2016年5月に結婚し、2018年に長女、2021年に次女が誕生している。ソウルの光南高校の同期には、ハリウッド映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に出演したスヒョン(クラウディア・キム)がいる。もっとも、在学中の交流が語られたことはほとんどない。スヒョンが先にモデルとして世に出て海外へ活動の場を広げたのに対し、彼は大学路の舞台を経て遅れて注目されたという対照的な歩みである。広告の仕事では、大型スーパーのウェブドラマ形式のCMで大学の先輩イ・チェウンと夫婦を演じ、好評を受けて続編も撮影された。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- チョン・ソクホ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- となりのMr.パーフェクト — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 愛だと言って — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 智異山 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08