イ・デヨン
演劇『僕に会いに来て』初演で百想芸術大賞新人賞を受けた舞台出身の俳優である。大学で神学を学んだ異色の経歴を持ち、映画・ドラマで重みのある脇役を数多く務める。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
神学生が演劇サークルで開眼
イ・デヨンは1964年11月13日、忠清北道堤川に生まれた。延世大学の神学科に進んだが、在学中に学内の演劇サークル「延世劇芸術研究会」で芝居に出会い、俳優を志すようになった。1985年の舞台『ハロー・ジーザス』で初舞台を踏み、以後は小劇場を中心に経験を積み、『起きろ、アルバート』『アニケン』『ヒストリー・ボーイズ』など数多くの舞台に立ってきた。2026年にはチェーホフの『かもめ』でソーリン役を務めている。
活動の歩み
舞台と映像の両輪で
転機となったのは、華城連続殺人事件を題材にした演劇『僕に会いに来て(날 보러 와요)』の初演への参加で、この舞台の演技により1996年の百想芸術大賞で演劇部門の新人演技賞を受けた。2005年には東亜演劇賞の男子演技賞も受賞している。映画には1995年の『明日へ流れる川』で進出し、『ペパーミント・キャンディー』『JSA』『オールド・ボーイ』『王の運命 —歴史を変えた八日間—』などに出演。ドラマでは『トゥー・カップス』『アビス』『熱血司祭2』などで権威ある人物を演じることが多い。
エピソード
「犯人が見に来るかもしれない」舞台
『僕に会いに来て』は、作・演出のキム・グァンリムと劇団員が事件の現場を歩き、知人の紹介で当時の担当刑事から話を聞いて作り上げた舞台である。刑事が語った銭湯や占い師のエピソードは、ほぼそのまま台本に取り込まれた。「犯人がいるなら必ずこの芝居を見に来る」という発想が題名の由来だとイ・デヨンは語っている。初演で彼が演じた容疑者キム・ウチョルは、2時間を超える舞台で出番が10分ほどの役だったが、それで新人賞を得た。後年、審査員だった劇作家チャ・ボムソクに小さな役でなぜ賞をくれたのかと尋ねると、それまで積み重ねてきたものがあるからだと答えられたと、笑いながら明かしている。2016年の初演20周年公演では、刑事たちを率いるキム班長を演じた。この作品はのちに映画『殺人の追憶』の原作となった。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- イ・デヨン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- トゥー・カップス — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- アビス — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08