キム・ウンス
1961年生まれの韓国の俳優。日本で映画演出を学んだ異色の経歴を持ち、『チュノ〜推奴〜』『太陽を抱く月』など時代劇の黒幕役で知られる。2019年には『タチャ イカサマ師』のクァク・チョルヨンがネットで再ブームとなった。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
父の反対と日本留学
1961年、忠清南道舒川郡の生まれ。高校時代に俳優を志したが、父親には強く反対された。それでも1981年にソウル芸術専門大学の演劇科へ進み、在学中から劇団「木花(モクファ)」の舞台に立った。劇団活動の途中で日本へ渡り、今村昌平が創設した日本映画学校に入学する。願書の受付はすでに終わっていたが、今村作品の脚本家が才能を見込んで受験させてくれたという。以後7年にわたって映画演出を学び、在日コリアン男性のアイデンティティを描く卒業制作で監督を務めたほか、ドキュメンタリー作家・原一男の下で演出にも携わった。
活動の歩み
時代劇の「ラスボス」として
俳優としての映画デビューは1996年の『깡패수업(ヤクザ修業)』。『トゥー・カップス3』や『光復節特赦』『先生キム・ボンドゥ』などで喜劇と正統派の両方をこなし、2006年の『タチャ イカサマ師』では賭場の大物クァク・チョルヨンを演じた。出世作となったのは『チュノ〜推奴〜』の左議政イ・ギョンシクで、続く『太陽を抱く月』の領議政ユン・デヒョン、『Dr.JIN』のキム・ビョンヒと、宮廷の権力を握る黒幕役が続いた。日本語が堪能なことから日本統治期を描く作品で日本人や親日派を演じる機会も多く、『壬辰倭乱1592』では豊臣秀吉に扮し、『ミスター・サンシャイン』にも出演している。
エピソード
「묻고 더블로 가」の再ブーム
2019年、公開から10年以上たった『タチャ』の名台詞「묻고 더블로 가(賭け金を積んでダブルで行け)」が動画サイトやSNSでミーム化し、出番の短いクァク・チョルヨンが突如若い世代の人気者になった。ネットユーザーが作ったパロディ広告がきっかけで、本人がハンバーガーチェーンなどのCMに起用され、実際にこの台詞を叫ぶ姿が話題を呼んだ。2012年には日本の舞台『ぼくに炎の戦車を』でチャ・スンウォンと共に草彅剛、広末涼子と共演し、熱演のあまり舞台上で気を失ったこともあると伝えられる。この縁でチャ・スンウォンとは私生活でも親しい。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- キム・ウンス — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ミスター・サンシャイン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08