ウォン・ジアン
ウォン・ジアンは1999年生まれの韓国の女優。2021年『D.P. ―脱走兵追跡官―』でデビューし、『イカゲーム』シーズン2のセミ役で世界的に知られた。低めの声と鋭い存在感を持ち、ロマンスから犯罪劇まで役柄を広げている。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
人前が怖かった少女
本名はキム・インソン。1999年8月17日、京畿道富川市に生まれた。芸名の「ジアン」は祖母が考えた名前で、教師だったその祖母の影響もあり、中学生のころまでは読書に没頭する子どもだったという。10代半ば、映画好きの友人に付き合ってほぼ毎日のように映画館へ通ううちに演技への関心が芽生え、演技を学びたいという思いを母親に手紙で伝えて演技の塾に通い始めた。もともとは人前にきちんと立つことさえ苦手だったが、入試準備を通してその壁を越え、2018年に韓国芸術総合学校演劇院の演技科へ進んだ(のちに休学)。在学中は短編映画や舞台に出演して経験を積んでいる。後年のインタビューでは、演技を選んでいなければ今ほど明るい自分ではなかったかもしれないと振り返っている。
活動の歩み
デビュー作で注目を集める
2021年、Netflixの『D.P. ―脱走兵追跡官―』第3話に登場するムン・ヨンオク役で画面デビューを果たした。出番は1話分だったが、落ち着いた佇まいと低い声が評論家や視聴者の目に留まった。翌2022年にはSeeznのオリジナルドラマ『少年飛行』でキョン・ダジョン役を務め、早くも初主演を経験する。同年のKBS2『あなたが願いを言えば』で地上波に初出演し、2023年には同局『ハートビート』でオク・テギョンと並ぶヒロインのチュ・インヘを演じた。同年の『D.P.』シーズン2にも特別出演している。
イカゲームから主演級へ
2024年末に配信された『イカゲーム』シーズン2では、参加者セミを演じた。短髪で不良たちに一歩も引かない義理堅い人物像が強い印象を残し、2025年のシーズン3にも特別出演した。同年はDisney+『北極星』に出演し、JTBC『キョンドを待ちながら』ではヒロインのソ・ジウを演じて、それまでのクールな役柄とは違うロマンティックコメディの顔を見せた。さらにウ・ミンホ監督のDisney+『メイド・イン・コリア』では日本のヤクザ組織を動かす池田ユジ役に挑み、日本語の台詞にも取り組んだ。監督には「刃のような」鋭いイメージを買われての起用だったと語られている。2026年にはシーズン2が配信され、KBS2『無名の灯火』(原題:무명의 등불)で一人二役を演じる予定も伝えられている。
エピソード
声へのコンプレックス
今では多くの視聴者が魅力に挙げる低めの声だが、ウォン・ジアン自身はかつてこの声が好きではなかった。本人の説明によれば、どこか詰まったような響きに聞こえるうえ、舞台に立つと共演者のように客席の奥まで言葉を届けられていない気がして悩んでいたという。作品を通じて声を褒められる機会が増え、ようやく自分の個性として受け入れられるようになった。『イカゲーム』シーズン2では役のために初めてショートカットに挑んだが、これほど短くしたのは赤ん坊のとき以来だったそうだ。
柔道三段と大型免許
画面では無口でクールな人物を演じることが多いが、メイキング映像やインタビューではよく笑い、物腰も柔らかい。意外な特技もあり、柔道は公認三段の腕前で、受け身や投げ技を伴うアクションもこなせる。運転免許は女性では珍しい第1種大型まで取得している。苦手なものは虫とホラー作品で、ストレス解消法を尋ねられた際にはチャンポンを食べることだと即答した。辛いものに目がなく、とりわけマーラータンが好物。戯曲ではチェーホフの『かもめ』を愛読し、自宅ではコリアンショートヘアの猫2匹と暮らす。2024年にはヨガとエレキギターという新しい趣味も加わった。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- ウォン・ジアン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ハートビート — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- イカゲーム (シーズン2) — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- D.P. ―脱走兵追跡官― — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08