チョン・ウヒ
1987年生まれの俳優。端役から出発し、『サニー 永遠の仲間たち』の不良少女役で注目され、『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』で青龍映画賞主演女優賞を受賞。『哭声/コクソン』『メロが体質』など映画とドラマを行き来する実力派である。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
演劇部で見つけた道
チョン・ウヒは1987年に京畿道利川で生まれた。小学生の頃は学級委員や全校会長を務めるなど活発な子どもだったといい、高校で入った演劇部で演技の面白さに目覚め、青少年演劇大会で演技賞も受けている。映画の世界に入るきっかけは、演出の仕事をしていたいとこの勧めだった。2004年の映画『花嫁修業』(原題『신부수업』)に端役で出演したのを皮切りに、2007年の『ハーブ』などでも小さな役を重ねていく。2009年にはポン・ジュノ監督の『母なる証明』で、主人公の友人ジンテの恋人ミナ役を演じ、短い出番ながら観客の記憶に残った。
活動の歩み
「サニー」から主演女優へ
名前が広く知られたのは2011年の『サニー 永遠の仲間たち』である。主人公たちの仲間と対立する不良少女サンミを演じ、強烈な印象から青龍映画賞助演女優賞の候補に挙がった。しかし本格的な飛躍はその3年後、低予算映画『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』(2014年)でやって来た。集団性暴力の被害を受けた少女が日常を取り戻そうともがく姿を抑えた芝居で表現し、第35回青龍映画賞で主演女優賞を受賞。大作が並ぶ中での受賞に、本人は涙ぐみながら壇上に立った。国内外の映画祭でも評価され、海外の名優からも称賛の声が寄せられた。この作品を機に、彼女は演技派の若手として一気に名前が挙がるようになった。
ジャンルを越える活躍
2016年のナ・ホンジン監督作『哭声/コクソン』では、村に現れる正体不明の女「ムミョン(無名)」を演じ、短い台詞だけで不穏な存在感を放った。2019年の『偶像』では中国朝鮮族の女性を演じるため監督から「本当に中国の人にならなければ」と求められて延辺なまりを徹底的に身につけ、半年以上眉を剃り落として撮影に臨んだという。同年のJTBC『メロが体質』ではコミカルな脚本家役で新境地を開いた。その後もtvN『이로운 사기(イロウンの詐欺)』(2023年)、Netflix『ジ・エイト・ショー』やJTBC『ヒーローではないけれど』(2024年)と話題作が続き、2025年にはソン・ジュンギと共演したJTBC『マイ・ユース』で初恋の相手と再会する女性を演じた。
エピソード
共演者が語る素顔
共演者の証言には印象的なものが多い。『偶像』の撮影では、相手役が注射器を足の指の間に刺す場面で器具が実際に刺さってしまったが、彼女はNGを出さずにそのまま演技を続けたと共演のハン・ソッキュが明かしている。同作で再会した俳優ソル・ギョングは、つらくないのかと尋ねた際に「つらがっても良くはならないでしょう、笑わなきゃ」と返され、衝撃を受けたと語った。『メロが体質』の撮影前には、親友役の後輩たちに自分から食事を呼びかけ、「劇中と同じく本当の友達になろう」と言ってため口で話すよう提案したという。後輩俳優の間では憧れの先輩として名前が挙がることも多い。2019年の映画『버티고(めまい)』の監督は、脚本を書いてから18年を経てようやくヒロインにふさわしい俳優に出会えたと語り、彼女の起用を喜んだ。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。
- チョン・ウヒ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 死を告げる女 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ヒーローではないけれど — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 雨とあなたの物語 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 有益な詐欺 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 恋愛体質~30歳になれば大丈夫 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- アルゴン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08