アン・ソヒョン
水原出身の俳優。幼少期から子役として映画やドラマに出演し、ポン・ジュノ監督『オクジャ』の主人公ミジャ役で世界に知られた。成人後は映画『ハナ・コリア』で新たな顔を見せている。
更新 2026-10-09/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
10年目の子役
アン・ソヒョンは2004年1月12日、京畿道水原に生まれた。2008年にKBS2のドラマ『恋愛結婚』で子役としてデビューし、幼い頃から数多くの撮影現場を経験している。2009年にはポン・ジュノ監督の『母なる証明』、イ・ヘジュン監督の『彼とわたしの漂流日記』に出演し、2011年にはドラマ『ドリームハイ』でヒロインの妹役を務め、2014年には映画『モンスター』でも印象を残した。大人の俳優たちに囲まれた現場で、カメラの前に立つことは早くから日常の一部になっていた。主演級の大役を射止める以前から、すでに子役として10年近いキャリアを積んでいたことになる。
活動の歩み
『オクジャ』で世界の舞台へ
代表作は2017年のNetflix映画『オクジャ』である。ポン・ジュノ監督は多くの候補の中から彼女を主人公ミジャに選び、山奥で巨大な豚オクジャと暮らす少女が、連れ去られた家族を取り戻すため奔走する物語の中心に据えた。CGで描かれたオクジャとの心の通い合いを自然に表現したことで、13歳前後の少女の演技は国内外で高く評価された。共演にはティルダ・スウィントンやジェイク・ギレンホールら海外のスターが並び、撮影は韓国の山中から米国の都市にまで及んだ。同作は第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、本人も公式の場に立っている。2022年には映画『オー!マイゴースト』にも出演した。
『ハナ・コリア』で大人の俳優に
成人後、主演の一人として出演したのが映画『ハナ・コリア』である。脱北女性たちが韓国で新しい生活を築く姿を描いた作品で、彼女は明るく芯の強い女性ボミを演じた。デンマーク出身の監督が多くの脱北者への取材を重ねて脚本を作り、ポン・ジュノ監督の通訳として知られるシャロン・チェも共同脚本に参加している。2025年の第30回釜山国際映画祭でフラッシュ・フォワード部門の観客賞を受賞し、2026年7月に韓国で公開された。役作りでは方言指導を受け、脱北者が話す両江道の方言を身につけた。
エピソード
「豚を見せに来た気分」
カンヌの記者会見では、まるで10年間大切に育てた豚を皆に披露しに来たようで誇らしいと語り、会場を和ませた。役作りでは実際に飼っている犬と兄を思い浮かべ、二つを合わせた「弟」のような存在としてオクジャを想像したと明かし、記者たちを笑わせた。女優賞の可能性を問われると、カンヌに来られただけで光栄で、今はまだ受け取る時ではないと謙虚に答えている。ポン・ジュノ監督も、動じない落ち着きと脚本への深い理解を挙げて彼女を称えた。後年のインタビューでは『オクジャ』の呼び名が重荷だった時期もあったが、今では自分を表す一つのラベルとして受け止めていると明かしている。
ボミと自分の距離
『ハナ・コリア』のボミは底抜けに明るい人物だが、本人は自分は真面目な性格で、役とはあまり似ていないと話している。そこで、つらいことがあっても深刻に考えすぎない実在の友人を思い浮かべながら役をつくり、ボミを怖さを知らない子ではなく、怖くても何とかなると信じられる回復力の強い人物として捉えたという。共演のキム・ミンハ、キム・ジュリョンとの間に生まれた特別な連帯についても語っている。幼い頃から「スタッフが一緒に働きたいと思う俳優」になるのが夢だったと話し、明るい役や悪役、ホラーなど幅広い役柄への意欲も見せている。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- アン・ソヒョン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- オクジャ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- オー!マイゴースト — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09