キム・ソヒョン
1999年オーストラリア生まれの女優。子役として『太陽を抱く月』『会いたい』などで注目され、『Who Are You -学校2015-』で主演に。『君主〜仮面の主人〜』『恋するアプリ Love Alarm』『月が浮かぶ川』など時代劇から青春ロマンスまで主演を重ねている。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
オーストラリア生まれの子役
キム・ソヒョンは1999年6月4日、オーストラリアで生まれた。2003年、4歳のころに家族とともに韓国へ戻った。演技の道に入ったのは小学校に上がる前後のことで、2006年にKBSの単発ドラマに顔を出したのが最初の現場とされ、2008年の『伝説の故郷』シリーズの一編で本格的にデビューした。以降は時代劇や連続ドラマの子ども時代の役を次々にこなし、泣きの演技が自然な子役として制作現場で名前を知られるようになっていった。
学校より現場を選んだ十代
撮影が増えるにつれ、学業との両立は難しくなった。中学時代は撮影のために欠席や早退が続き、クラスに迷惑をかけているのではないかと悩んだという。そこで高校には進まず、自宅学習で検定試験に合格する道を選び、高卒資格を得た。十代半ばで「仕事としての演技」に腰を据えた決断は、その後の早い主演起用にもつながる。同世代の子役出身者の中でも、キャリアの切れ目なく大人の俳優へ移行できた数少ない一人である。
活動の歩み
『太陽を抱く月』でブレイク
転機は2012年、MBCの時代劇『太陽を抱く月』だった。ヒロインと世子嬪の座を争うポギョンの少女時代を演じ、嫉妬と恐れが入り混じった複雑な表情で大人の視聴者を驚かせた。同じ年には『屋根部屋のプリンス』で悪役の少女期、『会いたい』ではヨ・ジングと組んでヒロイン、スヨンの子ども時代を演じ、子役ながらほぼ主役級の存在感を示した。2013年の『君の声が聞こえる』でも主人公の少女期を担当し、「子役といえばキム・ソヒョン」と言われる時期が続いた。
10代での主演と時代劇
2015年、KBSの『Who Are You -学校2015-』で、入れ替わる双子の姉妹を一人二役で演じて初めて連続ドラマの主演を務めた。翌2016年にはEXOのD.O.と共演した映画『純情』、tvNのオカルトコメディドラマ『싸우자 귀신아(戦え、幽霊よ)』に出演したほか、KBSの3部作ドラマ『페이지터너(ページターナー)』では事故で視力を失うピアノの天才少女を演じ、活動の幅を広げる。2017年の『君主〜仮面の主人〜』では、かつて『会いたい』で共演したユ・スンホと今度は対等な主演同士として再会した。成人後は『ラジオロマンス』(2018)、『朝鮮ロコ-緑豆伝-』(2019)と、時代劇と現代劇を行き来する主演作が続いている。
配信作品と近年の歩み
2019年にはNetflixの韓国オリジナルシリーズ『恋するアプリ Love Alarm』で主人公キム・ジョジョを演じ、2021年のシーズン2まで務めて海外にもファンを広げた。同年の『月が浮かぶ川』では高句麗の王女ピョンガンを熱演。その後は『無駄なウソ 誰にも言えない秘密』(2023)で嘘を聞き分ける女性、『偶然かな。』(2024)で初恋相手と再会する女性と、大人のロマンスに比重を移す。2025年にはJTBC『グッドボーイ』でパク・ボゴムと共演し、2026年10月からはENA『연애박사(恋愛博士)』で主演を務めている。さらにMBC『하얀 스캔들(白いスキャンダル)』で『恋するアプリ』のソン・ガンと5年ぶりに組むことが発表された。
エピソード
監督が見抜いた「古典的な顔」
『太陽を抱く月』の演出家は、彼女を起用した理由として、韓服が似合う古風な顔立ちと、少女と大人の境目にいるような雰囲気を挙げている。現場では台本の意図をすぐに飲み込むうえ、理屈だけでなく感情で受け止める力があり、父親に問い詰められて心の闇を育てていく難しい場面では、監督の想定以上の芝居を見せたという。この評価どおり、その後も彼女のもとには時代劇のオファーが途切れず、『君主』『緑豆伝』『月が浮かぶ川』と史劇の主演が代名詞のひとつになった。
『月が浮かぶ川』の撮り直し
2021年の『月が浮かぶ川』は放送途中で大きな騒動に見舞われた。相手役のチス(지수)に学生時代のいじめ疑惑が浮上し、本人が事実を認めて謝罪、降板したのである。すでに撮影はほぼ終わっていたが、急きょナ・イヌが代役に立ち、多くの場面が撮り直された。主演のキム・ソヒョンは同じ場面を相手を替えて二度演じることになったが、最後まで作品を支え切った。放送中の主演交代という異例の事態を乗り越えた経験は、彼女の座長としての評価を高めることになった。
ユ・スンホとの不思議な縁
子役時代に『会いたい』で恋人の少女期を演じた相手ユ・スンホと、5年後の『君主』で今度は大人の恋人役として共演したことは、ファンの間でよく話題にされる。年齢差が縮まって見えるほど彼女が成長した証でもあった。また『恋するアプリ』で共演したソン・ガンとは、2026年発表の新作で再び主演を組むことになり、「再会カップル」として注目を集めている。私生活ではスキャンダルが少なく、近年は落ち着いた大人の役柄で新たな顔を見せている。
ウェブトゥーン原作との相性
『恋するアプリ Love Alarm』は人気ウェブトゥーンの映像化で、原作ファンの期待が大きかった作品である。キム・ソヒョンが演じたジョジョは、つらい家庭環境を明るさで隠す高校生で、二人の男子の間で揺れる難しい役どころだった。全世界に同時配信されたことで、子役時代の彼女を知らない海外の視聴者にも名前が広まった。『偶然かな。』も同名ウェブトゥーンが原作で、原作付きの作品で主役を任される機会が多い。2026年の『白いスキャンダル』もウェブトゥーン原作で、かつて将来を嘱望された子役がマネージャーとして生きるという役どころには、子役から歩んできた本人の経歴とも重なる。子役出身の主演俳優として20年近いキャリアを重ねてきた彼女ならではの配役といえる。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- キム・ソヒョン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 偶然かな。 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 月が浮かぶ川 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 恋するアプリ Love Alarm — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 無駄なウソ 誰にも言えない秘密 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ラジオロマンス — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 君主〜仮面の主人〜 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08