ヤン・ミギョン
ヤン・ミギョンは1961年済州生まれの俳優である。1983年にKBS公募タレント10期として出発し、『宮廷女官チャングムの誓い』のハン尚宮役で広く知られた。慈愛に満ちた母親役を中心に40年以上ドラマで活躍し、大学教授としても後進を育てている。
更新 2026-10-09/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
美術専攻から俳優の道へ
1961年7月25日、済州で生まれ、幼少期を島で過ごしたのち、ソウルに移って小学校から高校までを送った。もともと志したのは演技ではなく美術で、短大では応用美術を学んでいる。卒業後は大手企業グループの会長秘書室に勤め、個人の設計事務所で製図の仕事をしたこともあった。転機になったのは劇団のワークショップに参加して芝居の面白さを知ったことで、軽い気持ちで汝矣島のKBS公募タレント試験を受けたところ合格した。本人はのちに、落ちると思って受けた試験であり、受かっていなければ別の職業に就いていただろうと振り返っている。こうして1983年、KBS公募10期としてキャリアが始まった。同期にはイ・ギョンヨンやイ・ハヌィ、チェ・ジェソンらがおり、のちにそれぞれが長く第一線に立つ顔ぶれとなった。
活動の歩み
端役から主役級へ、母親役の名手
デビュー後の約2年間は端役が中心だったが、1985年にはKBS演技大賞の新人賞を受け、その後はKBS・MBC・SBSの連続ドラマや単発ドラマに途切れなく出演した。1995年の『第4共和国』で後に大統領夫人となるキム・オクスクを演じるなど、柔らかな声と品のある佇まいを生かした役柄が多い。一方で1997年のMBC『방울이』(パンウリ)では、再婚相手の娘たちをいじめ抜き実子だけをかわいがる継母を演じ、清楚なイメージとは正反対の悪役でも強い印象を残した。ラジオDJや情報番組の司会も長く務め、とりわけ多文化家庭をテーマにした番組では2011年から2023年までマイクの前に座り続けた。
ハン尚宮とその後の歩み
2003年のMBC『宮廷女官チャングムの誓い』で演じたハン尚宮は、主人公チャングムの母の親友であり師でもある女官で、作品が社会現象となるなかで彼女の代表作となった。この役でMBC演技大賞の特別賞、翌年には百想芸術大賞の人気賞を受けている。その後も『がんばれ!クムスン』『太陽を抱く月』『メイクイーン』『왔다! 장보리』(来た!チャン・ボリ)などで、子を想う母の切なさを繰り返し演じ、2012年にはMBC演技大賞で黄金演技賞を受賞した。2018年の『大君〜愛を描く』では大妃役、2024年には日日ドラマ『結婚しよう、メンコンア!』に出演し、2026年公開の映画『열여덟 청춘(18歳の青春)』にも名を連ねている。
エピソード
泣きの演技と教壇での顔
彼女の持ち味がもっとも発揮されるのは悲嘆の場面で、泣き崩れる芝居は見る側の涙腺も刺激する。一方で時代劇では演じた人物が劇中で命を落とすことが多く、ファンの間ではそれが半ば冗談のように語られている。本人はハン尚宮を演技人生で欠かせない人物に挙げ、役への愛着を隠さない。学びへの意欲も強く、俳優として活動しながら社会福祉や映像、文化芸術経営を大学・大学院で学び直した。現在は仁徳大学放送芸能科の教授として学生を教えているが、俳優と教授のどちらかを選ぶなら迷わず俳優だと語っている。公益活動にも熱心で、数多くの官公庁や団体の広報大使を務め、2006年には納税の日に国務総理表彰も受けた。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- ヤン・ミギョン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- 大君〜愛を描く — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09