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イ・ナヨン

이나영Lee Na-young
俳優・女優

1979年ソウル生まれの女優。CMモデルから出発し、ドラマ『勝手にしやがれ』でカルト的な支持を集め、映画『知り合いの女』で青龍映画賞主演女優賞を受けた。2015年に俳優ウォンビンと結婚し、出産後は寡作ながら作品ごとに存在感を示している。

更新 2026-10-09/出典確認 2026-10-09

生い立ちとデビューまで

街角でのスカウトからCMクイーンへ

1979年2月22日、ソウルの現在の松坡区一帯に生まれた。芸能界入りのきっかけは大学2年だった1998年、街でスカウトされたことである。まず雑誌モデルとして活動し、カジュアルブランド「ジャンベンイ」の広告ではユ・ジテと共演した。その後はパク・ジニョンやキム・ドンリュルらのミュージックビデオ、単発ドラマの端役などで経験を積み、1999年のMBC『우리가 정말 사랑했을까(私たちは本当に愛し合ったのか)』でペ・ヨンジュンの妹役を演じたのが正式なドラマデビューとなった。同じ年には日本映画『AGE』にも出演している。デビュー当初は「きれいだが不思議な顔立ち」と評され、大作の主役にはなかなか届かなかった。それでもラネージュの化粧品やマキシムのコーヒーなど大手ブランドの顔に次々と起用され、「CMクイーン」と呼ばれる地位を先に築いた。

活動の歩み

『勝手にしやがれ』と『知り合いの女』

2002年にはチョ・スンウと共演した映画『フー・アー・ユー』で、聴覚に障がいを抱える元水泳選手のヒロインを演じた。同年のMBCドラマ『勝手にしやがれ』では、財布をすった男と恋に落ちるキーボード奏者チョン・ギョンを演じた。酒やたばこをためらわない型破りなヒロインで、視聴率は伸びなかったものの「ネモッ廃人」と呼ばれる熱狂的なファンを生んだ。同じ脚本家イン・ジョンオクの『アイルランド』(2004年)でも主演を務める。2004年にはチャン・ジン監督の映画『知り合いの女』で、野球選手を幼い頃から一途に追い続ける風変わりな女性を演じ、第25回青龍映画賞の主演女優賞を受賞した。以後も『私たちの幸せな時間』(2006年)、キム・ギドク監督の『悲夢』(2008年)、ドラマ『逃亡者 PLAN B』(2010年)など、商業性より個性の強い役を選ぶ傾向が続いた。

結婚と出産を経た復帰

2013年に俳優ウォンビンとの交際が明らかになり、二人は公式に認めた。同じ事務所に移籍したことが縁だったとされる。2015年5月30日、ウォンビンの故郷である江原道旌善で非公開の結婚式を挙げ、同年12月に男の子を出産した。育児のため出演作はさらに減ったが、2018年には釜山国際映画祭の開幕作『ビューティフル・デイズ』で母親役を演じてスクリーンに復帰した。2019年のドラマ『ロマンスは別冊付録』ではキャリアが途切れた女性カン・ダニとしてイ・ジョンソクと共演し、2023年のウェーブ配信『パク・ハギョン旅行記』では毎回違う土地を旅する教師を演じた。2026年にはENAの法廷ミステリー『オナー ~彼女たちの法廷~』で、性犯罪被害者を弁護する法律事務所の看板弁護士ユン・ラヨンを演じ、チョン・ウンチェ、イ・チョンアと共に主演を務めた。

エピソード

飾らない素顔と現場の逸話

出演を決めるまで時間をかける慎重さは、業界ではよく知られている。『知り合いの女』のチャン・ジン監督は後にトーク番組で、シナリオを渡してから返事が来るまで97日かかったと明かし、「100日を過ぎても連絡がなければアンチサイトを作るつもりだった」と冗談めかして語った。それでも監督は、脚本を書いている段階から彼女の声と雰囲気が頭を離れなかったといい、周囲の反対を押し切って起用している。テレビの生放送にも縁があり、2000年秋から翌年春まではKBS『ミュージックバンク』でイ・フィジェと司会を務めた。私生活でも派手さを避ける姿勢は一貫していた。2015年のウォンビンとの結婚式は旌善の麦畑近くで家族だけを招いて行われ、大釜で茹でた麺を50人ほどの親族とともに囲む素朴な披露宴だったと伝えられる。ウェディングドレスは、10年以上親交のあるデザイナーのチ・チュニが手がけたものだった。

PC通信時代から続いたファン文化

彼女のファンダムは、インターネット以前のPC通信にさかのぼる。各サービスの掲示板に散らばっていたファンが集まり、2000年1月に公式ファンクラブ「デュレイン」が発足した。名称の由来は当時の愛犬「イスルビ(霧雨)」で、「露(dew)」と「雨(rain)」を組み合わせた造語である。ファンミーティングをほとんど開かない俳優だったため、会員たちが2月22日の誕生日前後に自主的に小劇場を借りて催す誕生日会が、本人と顔を合わせられる貴重な機会となり、2000年から2011年まで続いた。事務所をイーデンナインに移して結婚した後は、事務所が開設したサイトがファンとの窓口となり、ファンクラブの活動は徐々に下火になった。

プロフィール

生年月日
1979年2月22日[1]
出生地
ソウル特別市[1]
国籍
韓国[1]
職業
俳優・女優[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2019年ロマンスは別冊付録Amazonで探す로맨스는 별책부록出演[2]
  2. 2026年オナー ~彼女たちの法廷~Amazonで探す아너出演[3]

出典

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  1. イ・ナヨン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
  2. ロマンスは別冊付録 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
  3. オナー ~彼女たちの法廷~ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09