韓国芸能人wiki
バインダーに戻る

ユ・スンホ

유승호Yoo Seung-ho
俳優・女優

仁川出身の俳優。幼くして映画『おばあちゃんの家』の孫役を演じて「国民の弟」と呼ばれ、子役から青年俳優へ途切れなく歩んできた。大学の特例入学を断り現役で入隊した姿勢でも知られ、近年は舞台や悪役にも挑んでいる。

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09

生い立ちとデビューまで

仁川で育った末っ子

ユ・スンホは1993年8月17日、仁川の桂陽区で二人きょうだいの末っ子として生まれた。2000年、MBCの特集ドラマ『가시고기(トゲウオ)』で俳優としての第一歩を踏み出す。白血病を患い、父の献身に支えられる息子という難しい役柄である。撮影を嫌がっていた彼を、父親役のチョン・ボソクが自宅に招いて自分の息子たちと一緒に遊ばせ、気持ちをほぐしたという逸話が残っている。チョン・ボソクはのちに、幼い頃から演技の才能が見えたと振り返っている。同じ時期には単発ドラマや『러브레터(ラブレター)』(2003年)などにも出演し、現場で場数を踏んでいった。

『おばあちゃんの家』で全国区に

名前が一気に知れ渡ったのは2002年の映画『おばあちゃんの家』である。都会から田舎の祖母のもとへ預けられ、わがまま放題にふるまう7歳の孫サンウを演じた。低予算作品ながら観客動員は400万人を超え、素朴な祖母との交流に心を動かされた観客から「国民の弟」という愛称が贈られた。以後、『ドント・テル・パパ』(2004年)や犬との友情を描いた『마음이(マウミ)』(2006年)、ドラマ『不滅の李舜臣』で主人公の少年時代を、週末ドラマ『부모님 전상서(拝啓、ご両親様)』では発達障害のある息子を演じるなど、子役として引っ張りだこになっていく。

学業と進学への考え

人気子役になっても学校生活は普通の生徒として送った。仁川では男子中学校に通った。人文系の高校に進んでからも、撮影と並行して勉強もきちんとするよう両親に言われ、本人は当時それが不満だったと振り返っている。高校卒業を控えた頃には、芸能人の特例入学で大学へ進む道もあったが、彼はこれを断った。進むなら演劇映画学科になるが、撮影でろくに通えないなら席を奪うだけだという理由で、演技は現場で学ぶという考えを貫いたのである。のちに本人は、実は勉強が嫌いだったのも本音だと笑って付け加えている。

活動の歩み

主人公の少年時代を一手に

2000年代後半は大作ドラマの「子役担当」として存在感を増した。『太王四神記』(2007年)などで主人公の幼少期を演じ、2009年の『善徳女王』では若き日の金春秋役でMBC演技大賞の新人賞を受賞する。2010年の『勉強の神』では将来に目標を持てない問題児を演じて学園ドラマの顔となり、同年の『欲望の炎』では財閥三世の青年役で本格的に大人の恋愛劇にも踏み込んだ。2011年の『武士ペク・ドンス』では殺気をまとった剣客を演じ、柔らかなイメージを覆したと評価された。2012年には日本ドラマのリメイク『プロポーズ大作戦』(TV朝鮮)で主演を務め、『アラン使道伝』には玉皇上帝役で出演している。

入隊と大人の俳優への転身

2012年末から放送された『会いたい』でヒロインに執着する連続殺人犯という強烈な役を演じたあと、2013年3月5日に報道陣へ告知せず、ファンカフェに挨拶を残しただけで陸軍に入隊した。新兵教育隊の助教として21か月勤め、2014年12月4日に除隊している。復帰後は映画『朝鮮魔術師』の興行不振も経験したが、2016年の映画『봉이 김선달(鳳伊金先達)』では伝説の詐欺師を演じて200万人を超える観客を集めた。ドラマでは2015年末からの『リメンバー〜記憶の彼方へ〜』で天才弁護士を演じ、SBS演技大賞で優秀演技賞を受けた。

主演作の積み重ねと新たな挑戦

その後も『君主〜仮面の主人〜』(2017年)、人間アレルギーの青年を演じた『ロボットじゃない』(2017年)、『ボクスが帰ってきた』(2018年)、記憶を読む刑事に扮した『メモリスト』(2020年)、時代劇『花が咲けば、月を想い』(2021年)、配信ドラマ『取引』(2023年)と主演を重ねた。2024年には『エンジェルス・イン・アメリカ』で子役デビュー以来初めて舞台に立ち、翌2025年も舞台『킬링 시저(キリング・シーザー)』でブルータスを演じた。2026年にはSBS『財閥X刑事2』に特別出演し、メディア財閥の末息子で彫刻家のユ・ソンウォン役で、柔らかなイメージを脱いだ冷ややかで読めない人物像を見せた。同年にはEBSの科学リアリティ『최후의 인류(最後の人類)』にも出演し、米アリゾナ州の人工生態系「バイオスフィア2」での生存ミッションに挑んでいる。

エピソード

「監督に言われたんです」

『おばあちゃんの家』の孫は祖母を困らせる憎まれ役で、本人は成長してからも祖母役のキム・ウルブンさんにすまない気持ちを抱えていたという。2010年、『欲望の炎』の頃のインタビューでは、ひどいことをしたのは「監督さんに言われたからです」と笑いながら弁解し、改めて謝る場面が話題になった。それより前の2008年、6年ぶりに再会したテレビ番組では、キムさんが「映画では悪い孫だったが、本当はとても優しい子だった」と語ったと伝えられている。キムさんは2021年に亡くなっている。

海兵隊志願と母との取り引き

兵役への思いは子役時代から一貫していた。『마음이』の頃には、高校を出たらすぐ海兵隊に行きたいと記者に語っており、2009年や2011年のインタビューでも、体が弱いので鍛えたい、親もマネージャーもいない場所で自分を試したいと話している。ただ、大学に行きたくないと母に告げた際、母から「大学に行かないなら海兵隊もやめなさい」と条件を出され、結局は陸軍に入ったと冗談めかして明かした。人気絶頂での入隊は「芸能人の特典を拒んだ」と社会的にも称賛された。

涙の除隊とスリランカの日記

2014年12月の除隊の日には、後輩や幹部と顔を合わせて思わず涙をこぼし、「幸せを届けられる俳優になりたい」と語った。社会貢献番組での経験もよく知られており、2010年には『사랑의 리퀘스트』の600回特集のためにIUと歌った「사랑을 믿어요(愛を信じます)」を発表した。歌詞はスリランカで戦争孤児たちの暮らしを目の当たりにした彼が現地でつけていた日記がもとになっている。ソ・ジソプの曲のミュージックビデオにも2度出演しており、「リトル・ソ・ジソプ」の愛称でも呼ばれた。入隊直前に日本への旅で撮影した初の写真集が2013年春に発売されており、2026年10月にはソウルで、自らフィルムカメラで撮った作品による初の写真展を開いた。

プロフィール

生年月日
1993年8月17日[1]
出生地
仁川広域市[1]
国籍
韓国[1]
職業
俳優[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2021年花が咲けば、月を想いAmazonで探す꽃 피면 달 생각하고出演[2]
  2. 2017年君主〜仮面の主人〜Amazonで探す군주出演[3]
  3. 2017年ロボットじゃないAmazonで探す로봇이 아니야出演[4]
  4. 2018年ボクスが帰ってきたAmazonで探す복수가 돌아왔다出演[5]

出典

リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。

  1. ユ・スンホ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. 花が咲けば、月を想い — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  3. 君主〜仮面の主人〜 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  4. ロボットじゃない — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  5. ボクスが帰ってきた — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08