イ・シヨン
1982年生まれの俳優。『花より男子〜Boys Over Flowers』で顔を知られ、のちにアマチュアボクシングで全国大会を制して国家代表にまで選ばれた異色の経歴を持つ。Netflix『Sweet Home』の消防士役でアクション女優としての評価を確立した。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
ファッション専攻からの転身
イ・シヨンは1982年4月17日、忠清北道に生まれた。本名はイ・ウンレで、芸名として現在の名を名乗っている。大学で学んだのは衣装デザインで、最初から俳優を目指していたわけではない。2008年、ケーブル局スーパーアクションの怪談ドラマ『都市怪談デジャヴ』シーズン3でデビューし、同年KBS『風の国』で地上波ドラマに初めて出演した。広く名前が知られるきっかけになったのは2009年の『花より男子〜Boys Over Flowers』で、主人公クム・ジャンディの友人オ・ミンジ役を演じた。脇役ながら毒気のある存在感が目を引き、以降は映画とドラマの双方でコミカルな役からヒロインまで幅広く起用されるようになる。
活動の歩み
女優がリングに上がった
彼女の経歴でもっとも異彩を放つのがボクシングである。2010年、ボクシングを題材にしたドラマへの出演が決まり、役作りのためにジム通いを始めた。企画自体は流れてしまったが、練習はやめずにそのまま競技にのめり込んだ。同年11月の生活体育大会の女子50kg級で優勝すると、翌2011年には全国女子新人アマチュア大会の48kg級も制覇。2013年1月には仁川市庁の実業団チームに入団し、同年4月の国家代表最終選考で判定勝ちを収め、女優として初めて国家代表の座をつかんだ。その後51kg級に階級を上げて全国体育大会に挑んだが準々決勝で敗退。習慣性の肩の脱臼に悩まされ、2015年6月に訓練を中断して選手生活に区切りをつけた。
『Sweet Home』で再評価
俳優としては、映画『위험한 상견례(危険な顔合わせ)』『커플즈(カップルズ)』『남자사용설명서(男の使用説明書)』などのコメディで軽快な演技を見せる一方、ドラマ『ポセイドン』や『파수꾼(見張り番)』ではアクションも担った。体を張った演技の集大成となったのが、アクション映画『Unni(언니)』と、Netflixのオリジナルシリーズ『Sweet Home -俺と世界の絶望-』である。後者では特殊部隊出身の消防士ソ・イギョンを演じ、怪物を相手にした格闘場面と鍛え上げた体で海外の視聴者にも強い印象を残した。2023年の続編シーズンにも出演し、ボクシングで培った身体能力がそのまま俳優としての武器になっている。
エピソード
結婚、離婚、そして第2子
2017年に一般人の男性と結婚し、長男をもうけた。子どもの名前や家族の素顔を前面に出すことは少ないが、母親としての日常もSNSで折に触れて発信してきた。2025年3月に離婚が伝えられ、同年7月には本人がSNSで第2子の妊娠を報告する。結婚中に体外受精で凍結保存していた胚を離婚後に移植したと説明し、元夫は同意していなかったが自分で決断したと明かしたことで、賛否を含めた大きな議論を呼んだ。凍結胚の移植段階で双方の同意を明確に義務づける規定はないとも報じられ、彼女は同年11月に女児を出産した。2013年の国家代表選考では相手陣営が判定の公正さに異議を唱え、連盟が「問題はない」と応じる騒ぎもあったが、何事にも正面からぶつかる姿勢はいまも変わらない。
プロフィール
作品
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出典
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