スンニ
光州出身の元歌手・実業家。2006年にBIGBANGの最年少メンバーとしてデビューし、日本でも高い人気を得た。2019年に「バーニング・サン」事件を受けて芸能界引退を表明し、2022年に売春斡旋や常習賭博など9つの罪で懲役1年6か月が確定、2023年2月に出所した。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
光州のダンス少年
スンニ(本名イ・スンヒョン)は1990年12月12日、光州広域市で生まれた。少年時代は歌よりもダンスに夢中で、地元で名の知られたダンスチームに加わって腕を磨いた。同じ光州出身で、のちに東方神起のユンホも在籍したことのあるチームとして知られる。歌手を夢見て上京のチャンスをうかがい、10代半ばにはオーディション番組にも挑戦している。高校は途中で離れ、のちに高卒認定試験に合格した。芸能活動と並行して大学で演劇を学んだ時期もあるが、こちらも卒業には至っていない。
脱落寸前からの合流
YGエンターテインメントの練習生となったスンニは、BIGBANGのメンバーを選ぶサバイバル形式のドキュメンタリーに参加した。ところがヤン・ヒョンソク代表からは「歌手を選んでいるのであってダンサーを選んでいるのではない」と厳しい評価を受け、一度は脱落が告げられる。再挑戦の場で、自分がグループに入るべき理由を五つ挙げたうえでバラードを歌い、歌唱力を認められて最後の1人として合格した。こうして2006年8月19日、G-DRAGON、SOL(テヤン)、T.O.P、D-LITEとともに5人組BIGBANGの最年少メンバーとしてデビューする。
活動の歩み
マンネとして、ソロとして
グループではサブボーカルとリードダンサーを担い、力強い兄たちの声の間にハーモニーやブリッジのパートで柔らかな色を添えた。2008年末の2ndアルバムに収めたソロ曲「Strong Baby」で翌2009年初めに単独活動を行い、SBS『人気歌謡』で1位を獲得した。2011年1月にミニアルバム『V.V.I.P』でソロデビューを果たし、2013年に『Let's Talk About Love』、2018年には初のフルアルバム『The Great Seungri』を発表した。舞台にも挑み、2008年のミュージカル『夕立(ソナギ)』で主演を務めて2009年のザ・ミュージカル・アワーズで人気賞を受賞、翌2009年にはD-LITEとともにミュージカル『シャウティング』に出演予定だったが、D-LITEが開幕前日に交通事故で入院したため、舞台にはスンニが立った。
日本での人気と実業家の顔
日本語を熱心に学び、関西弁まで操るほどの語学力を武器に日本で独自の人気を築いた。料理番組の司会を任されたほか、2013年のドラマ『指恋』で主演、『金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件』や映画『HiGH&LOW THE MOVIE』にも出演している。韓国ではSBSドラマ『エンジェルアイズ』、Netflixの『YG戦略会議』などに出演し、2018年には『アラフォー息子の成長日記(ミウンウリセッキ)』などバラエティで活躍してSBS芸能大賞の賞も受けた。同じ頃、ラーメンチェーン「アオリの行方不明」を国内外に広げ、若き実業家「スンツビ(スンニ+ギャツビー)」というキャラクターでも注目を集めた。
バーニング・サン事件と有罪確定
2018年11月、スンニが運営に関わっていたソウル江南のクラブ「バーニング・サン」で起きた暴行騒動をきっかけに、クラブを巡る数々の疑惑が報じられ、捜査は芸能界全体に波及した。スンニ自身も海外投資家への性接待を指示したと報じられて被疑者となり、2019年3月11日に芸能界引退を表明、BIGBANGを脱退した。2020年3月に陸軍へ入隊したため裁判は軍事法院で行われ、2021年8月の一審は懲役3年。控訴審では起訴内容をすべて認めて反省の意を示し、2022年1月に懲役1年6か月へ減刑された。同年5月26日、大法院がこの判決を確定させた。有罪となったのは売春斡旋、本人の売春、米ラスベガスでの常習賭博、外国為替取引法違反、クラブ資金などの横領、違法撮影(カメラ等利用撮影)、食品衛生法違反、特殊暴行教唆など計9つの罪である。確定により軍籍を離れて民間刑務所へ移され、2023年2月9日に刑期を終えて出所した。
出所後の動向
出所後は芸能活動に戻っておらず、もっぱら海外での目撃情報や発言が話題になっている。2024年1月にはカンボジア・プノンペンの飲食店イベントで客を前に英語でスピーチし、「いつかG-DRAGONをここに連れてくる」と語った映像が拡散して批判を浴びた。同年には香港でクラブを開くという噂も流れたが、香港当局は本人からのビザ申請はないと否定している。2026年8月にはベトナム・ハノイの複合文化施設のオープニング行事に姿を見せたと現地メディアが伝え、同年9月には、ソウル江南の飲食店での出来事をめぐり特殊暴行の容疑で告訴され、警察が調べていると報じられたが、本人側は容疑を否認している。
エピソード
BIGBANGのエピソード製造機
グループ時代のスンニは、バラエティ番組で語られるBIGBANGの笑い話の大半に登場するといわれた「いじられ役」だった。とりわけ持ちネタとして知られたのがヤン・ヒョンソク代表の声帯模写で、2016年の授賞式では代表に代わって物まねのまま賞を受け取ってみせた。デビュー当初は目の下のくまから「パンダ」と呼ばれ、ソロコンサートではパンダのキャラクターグッズまで作っている。2015年のMAMAでは韓国語・英語・日本語・中国語の4か国語で受賞の挨拶をし、語学への熱意を印象づけた。
冗談の1億ウォンセット
クラブ経営の時期には、高級酒の詰め合わせに「マンスールセット」と名付け、1億ウォンという値を付けたことがある。誰も頼まないだろうという冗談半分の設定だったが、実際に注文が入り本人も驚いたという。また、バラエティ番組では「名前を貸しているだけだと思われがちだが、自分は本当に全部やっている」と実業家ぶりを強調していた。ところが事件後の取材では一転して経営への関与を小さく語ったため、かつての発言との食い違いが厳しく指摘されることになった。
柔術の銀メダルと「敗北」
趣味として長く柔術に打ち込み、2017年7月には大会に出場して銀メダルと銅メダルを獲得した。デビュー当初は線の細い体つきだったが、30歳を前にがっしりとした体格へ変わっている。一方、事件後のネットでは芸名の「勝利(スンニ)」をもじって「敗北」と呼ぶことが定着した。2025年のインタビューでは、自分を「敗北」と呼ぶのがミームのように面白がられているようだと苦い胸の内を明かしたが、世論はむしろ冷ややかな反応を返している。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- スンニ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- YG未来戦略室 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08