キム・スルギ
キム・スルギは、ソウル芸術大学在学中にチャン・ジン監督に見いだされ、『SNL KOREA』の毒舌キャラクターで一躍人気者となった俳優である。番組卒業後は『ああ、私の幽霊さま』『その男の記憶法』など、ドラマを中心に存在感のある脇役から主演まで幅広く演じてきた。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
バレエ、歌、そして演技へ
1991年、釜山・東萊区の生まれ。演技を本格的に学び始めたのは高校3年と遅いが、それまでにも表現の場を求めて回り道を重ねている。最初に打ち込んだのはバレエで、才能を認められながらも家計の事情から中学時代に断念した。お笑い芸人に憧れた時期を経て、友人の付き添いで出場した釜山の青少年歌謡祭では思いがけず3位に入賞し、芸能事務所からアイドルとしてのスカウトまで受けたが、これには応じず高校のバンドで歌うことを選んだ。いざ演技塾に通おうとすると、受講料50万ウォンのうち親が出せたのは半分の25万ウォンだった。そこで塾長に「私に投資してください」と直談判し、受講料をまけてもらったという逸話が残っている。
チャン・ジン監督との出会い
進学先はソウル芸術大学の演技科である。転機は、学内の創作劇サークルが催した記念公演『로미오 지구착륙기(ロミオ地球着陸記)』だった。この舞台の演出を手がけていたのが同校の大先輩チャン・ジン監督で、彼女の素質を高く買った監督は「何億も稼いでこられる子だ」とまで言い切り、事務所内の強い反対があったにもかかわらず自社に迎え入れようとしたと伝えられる。やがてチャン・ジン演出の舞台『リターン・トゥ・ハムレット』『不器用な人々』に起用され、プロの俳優としての歩みが始まった。
活動の歩み
『SNL KOREA』の「ト」
2011年12月、『SNL KOREA』シーズン1にクルーとして加わる。最年少で小柄な彼女は当初、制服姿のコントが多かったが、シーズン2の政治風刺コーナー「汝矣島テレトビー」で与党を象徴するキャラクター「ト」を演じ、愛らしい見た目から繰り出す容赦ない悪態で大ブレイクした。熱心なクリスチャンで、あれほど悪態をついたのは初めてだったという。歌のうまさもたびたび披露し、2013年8月に番組を卒業すると、ドラマと映画へ本格的に軸足を移した。
名脇役から主演へ
2013年のtvN『隣のイケメン』で連続ドラマに定着し、映画『怪しい彼女』『国際市場で逢いましょう』にも出演。2014年のKBS『恋愛の発見』ではKBS演技大賞の女性新人賞を受けた。2015年のtvN『ああ、私の幽霊さま』では、パク・ボヨン演じる主人公に憑依する幽霊シン・スネを演じて絶賛され、同年のMBC『ポンダンポンダンLOVE』で主演を務めた。その後も『파수꾼(番人)』『欠点ある恋人たち』、2020年の『その男の記憶法』(MBC演技大賞の優秀演技賞)、2022年の映画『高速道路家族』と出演を重ね、2025年にはtvNの単発ドラマ『냥육권 전쟁(ニャン育権戦争)』で『ポンダンポンダンLOVE』以来10年ぶりにユン・ドゥジュンと組み、離婚の危機にある夫婦を演じた。
エピソード
覆面歌王と思わぬ騒動
2015年には『覆面歌王』に正体を隠して出場し、判定団の多くがベテラン歌手だと予想していたため、素顔が明かされると大きなどよめきが起きた。2019年には、俳優アン・ジェヒョンと妻ク・ヘソンの離婚騒動の中で、ク・ヘソンが夫と共演女優の不倫を主張したことから、『欠点ある恋人たち』に出演していた彼女の名前まで取り沙汰された。事務所は根拠のない話だと否定し、現場関係者からも共演者同士の不適切な関係はなかったとする証言が報じられた。
保護犬とともに
SNL時代から所属した事務所との契約を終えたのち、2018年に新しい事務所へ移った。一時的に預かっていた犬をそのまま家族として迎え入れて暮らしており、2017年に出演した『私は一人で暮らす』では、共演者クォン・ヒョクスに選んでもらった中古の軽自動車に乗る飾らない日常を見せた。2024年3月には母親を亡くしている。2025年5月のイベントでは自身のMBTIをISTPと明かし、役によってよく変わると笑った。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- キム・スルギ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 欠点ある恋人たち — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 三つ色のファンタジー 恋する指輪 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- その男の記憶法 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 『SNL KOREA』のヒロイン キム・スルギ インタビューソウル新聞/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 俳優が本業の『SNL KOREA』出演者たちの映画での姿CINE21/参考出典/確認日 2026-10-08