イ・ヒョリ
イ・ヒョリは1979年生まれの歌手である。1998年にピンクルのリーダーとしてデビューし、2003年の『10 Minutes』でソロ歌手として頂点に立った。済州島での暮らしを見せた『ヒョリの民宿』や動物保護活動でも広く知られ、2024年にソウルへ移ってからは放送とヨガ教室を並行している。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-08
生い立ちとデビューまで
理髪店の家の末っ子
イ・ヒョリは1979年2月19日、忠清北道の清州一帯で生まれ、4人きょうだいの末っ子として育った。幼いころに一家でソウルへ移り、両親が営む小さな理髪店で家族が寝起きするという、決して豊かではない暮らしだったことを本人がテレビで語っている。2012年にSBS『ヒーリングキャンプ』へ出演した際には、貧しかった子ども時代からトップスターになるまでの道のりを自らの言葉で振り返り、大きな反響を呼んだ。厳格な家庭で育ったことも、のちにたびたびトークの題材になっている。
街頭インタビューの女子高生
デビュー前の姿をとらえた映像として有名なのが、1997年の新年にニュース番組の街頭インタビューに答えた場面である。高校を卒業したばかりの彼女は景気の見通しを問われ、物おじせずに自分の考えを述べていた。取材した記者は、きれいで聡明そうに見えたので声をかけたと後に明かし、相手がイ・ヒョリだったと知ったのは何十年も後だったという。その後、芸能事務所の目に留まって新人女性グループの最後のメンバーに選ばれた。歌や踊りの実力より外見で抜擢されたと本人は笑いながら認めており、最年長だったことからリーダーを任された。
活動の歩み
ピンクルから『10 Minutes』へ
1998年、4人組ガールズグループのピンクルとしてデビューし、『Blue Rain』『私の彼氏へ』『永遠の愛』などのヒット曲で、同時期のS.E.S.とともに1990年代末の女性アイドルを代表する存在となった。グループ活動が一段落した2003年、初のソロアルバム『Stylish...E hyOlee』を発表し、タイトル曲『10 Minutes』で清純派のイメージを一気に塗り替えた。大胆なパフォーマンスとファッションは社会現象と呼ばれるほどの流行を生み、彼女の名は「ヒョリ・シンドローム」という言葉とともに語られるようになった。以後、ソロ歌手として音楽番組、バラエティ、広告の第一線に立ち続けた。
済州移住と『ヒョリの民宿』
2010年の4thアルバムでは、外部作曲家から提供された複数の曲に盗作が発覚し、本人が事実を認めて活動を打ち切るという痛手を負った。翌2011年にはロックバンド、ローラーコースターのギタリストであるイ・サンスンとの交際が明らかになり、2人は2013年に結婚して済州島へ移った。本人は後に、結婚後の最初の4〜5年は生まれて初めて仕事を離れて休んだと語っている。2017年6月に始まったJTBC『ヒョリの民宿』では夫婦の家を民宿として開放し、IUがアルバイト役で加わった。ピーク時の視聴率は9%を超え、同局バラエティの記録を塗り替えた。同年には5thアルバムを発表し、JTBC『ニュースルーム』にも出演した。
リンダGからソウル生活まで
2020年にはMBC『遊ぶなら何する?』のプロジェクトで、ユ・ジェソク、Rainと混成グループSSAK3を組み、「リンダG」という名で活動した。続いてオム・ジョンファ、ファサ、ジェシらとの「払い戻し遠征隊」にも参加している。2つの企画で得た収益18億ウォンは、制作陣と話し合って10の福祉団体へ寄付された。2022年にはtvN『カナダ・チェックイン』で、済州で一時保護したのち海外へ譲渡された犬たちに会いに行く旅を見せた。2024年に夫婦でソウル・平倉洞へ移り、その後延禧洞にヨガ教室を開いて自ら指導している。2026年10月時点ではJTBCの恋愛バラエティ『恋愛戦争』に出演している。
エピソード
民宿の日々とIUの手紙
『ヒョリの民宿』は、トップスターの自宅と日常をそのまま映した点で異例の番組だった。演出のチョン・ヒョミンPDは、これほど影響力がありながら日々の暮らしや家の中の物まで見せようとする芸能人はほかにいないと語り、本人も見る人に良い影響を与えられればという思いで出演したと説明している。番組では愛犬との散歩や海辺でのピクニックなど、ゆったりした時間が流れた。最終回では、住み込みのアルバイトとして共に過ごしたIUから受け取った別れの手紙を読み、涙を見せた。シーズン2ではユナがアルバイト役を務めている。
スンシムと動物保護
イ・ヒョリの社会的な発言の中心にあるのが動物保護である。2010年ごろから保護犬施設でのボランティアを始め、そこで出会った犬スンシムを家族に迎えた。スンシムと撮影したカレンダーの販売収益を動物保護団体に寄付し、2012年には二人の日常をつづったエッセイ『가까이(近くに)』を出版して印税を寄付している。2021年にはSBS『TV動物農場』で、10年近く共に暮らしたスンシムとの別れを見せた。2011年には毛皮ショーへの反対を表明した直後、自身が革のジャケットを着ていたことを指摘されて批判を浴び、長文で謝罪したこともある。
「ソーシャルテイナー」の顔
歌手としての華やかさと並んで、イ・ヒョリは自らの考えを率直に口にする芸能人、いわゆる「ソーシャルテイナー」としても注目されてきた。2012年には商業広告への出演を控えると宣言し、2014年には解雇された自動車メーカーの労働者を支援する募金に参加した。同年、新車が売れて解雇者が復職できるなら「ビキニを着て踊ってもいい」とSNSに書き込み、話題になった。2018年には済州4・3事件70周年の追念式で司会を務め、済州から受けた恩を返したいと語った。2023年には広告の仕事をまた始めたいと明かして周囲を驚かせ、同じ年にひとり親の女性を支援するため3億ウォンを寄付した。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- イ・ヒョリ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ヒョリの民宿 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08