アン・ボヒョン
アン・ボヒョンは1988年釜山生まれの俳優である。ボクシング選手、モデルを経て俳優に転じ、『梨泰院クラス』の悪役チャン・グンウォンでブレイク。『ユミの細胞たち』『マイネーム: 偽りと復讐』『財閥X刑事』などで主演級へ成長した。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
釜山のエリートボクサー
ボクシングとの出会いは、釜山体育中学1年のころの一度のスパーリングだった。相手は全国少年体育大会で金メダルを取った51kg級の友人で、体重では20kg以上も上回っていたのに、ボディへの一撃で息もできないほどの痛みを味わい、そこから競技の奥深さに惹かれていった。1988年5月16日、釜山生まれ。2年生で正式にボクシング部へ入ると、当初は反対していた父も、代表選考で得た報奨金30万ウォンを息子がそっくり差し出したことで、その道を認めたという。釜山体育高校では釜山代表に名を連ね、全国大会の69kg級を制するまでになったが、手の骨折をはじめ怪我が重なり、家族の反対もあって高校3年で引退した。
モデルから俳優の道へ
引退後は体力に自信があったことから職業軍人も考えたが、まだ若いのだから色々な経験をと周囲に諭され、大慶大学のモデル学科に進んだ。ここで道が開ける。エージェンシーにも所属しない1年生ながら、入学から数か月後の2007年にソウルコレクションでランウェイデビューを果たしたのである。モデルキャンプではキム・ウビンと出会い、ジャージしか持っていなかったため彼の服を借りて舞台に立った。2人の友情は今も続いている。2008年からは陸軍本部の儀仗隊で兵役を務めた。ただ、心の奥にあったのは俳優への憧れだった。ボクシング映画『チャンピオン』『クライング・フィスト ~泣拳~』で見た俳優たちの迫真の演技が忘れられず、アルバイトで学費を貯めては演技教室に通い、2014年のKBSドラマ『ゴールデンクロス』で俳優としての一歩を踏み出した。
活動の歩み
端役から『梨泰院クラス』へ
『太陽の末裔』(2016年)など端役や助演で経験を積み、2019年の『彼女の私生活』で主人公の幼なじみである柔道館長ナム・ウンギを演じて知名度を上げた。大きな転機は2020年の『梨泰院クラス』である。外食企業の跡取りで傲慢なチャン・グンウォンを、父に認められたい弱さもにじませながら演じ、視聴者の怒りと同情を同時に引き出した。意外にもこれが初めての悪役だった。同年の『カイロス』ではMBC演技大賞の新人賞を受賞している。
主演俳優としての飛躍
2021年は『ユミの細胞たち』でひげを伸ばし日焼けして原作ウェブトゥーンのク・ウンを再現し、Netflix『マイネーム: 偽りと復讐』では麻薬捜査隊のエース、チョン・ピルドとしてボクシング経験を生かしたアクションを見せた。2022年の『軍検事ドーベルマン』で初のタイトルロールを務め、2024年の『財閥X刑事』では財閥3世の刑事役で最高視聴率11.0%を記録。映画では2023年の『ノリャン 死の海』に出演し、2025年の主演作『악마가 이사왔다』(悪魔が引っ越してきた)で第46回青龍映画賞の新人男優賞を受けた。2026年1月から放送されたtvN『스프링 피버』(スプリング・フィーバー)では主演を務め、自己最高視聴率で最終回を迎えた。
エピソード
体ごと作り込む役作り
役に合わせて体を作り替えることで知られる。『彼女の私生活』では柔道館長らしく体重を8kg増やし、『軍検事ドーベルマン』では筋肉を5kg増量、『生まれ変わってもよろしく』では原作に近づけるために8kg減量した。『財閥X刑事』ではヨットを操縦する場面を代役に任せたくないと、1週間毎日講習に通って免許を取っている。2016年には難病の子どもを支援するチャリティー格闘技大会に出場し、総合格闘技ルールの試合で1ラウンドに勝利した。
バラエティと私生活
料理バラエティ『백패커』(バックパッカー)では手際の良さと盛り付けへのこだわりから、ペク・ジョンウォンの「右腕」と呼ばれた。番組でボクサー出身なら怖いものはないだろうと振られると、むしろ身をかがめて歩いていると謙虚に返している。私生活では2023年8月、BLACKPINKのジスとの交際を双方の事務所が認めたが、同年10月に忙しさから自然に距離ができたとして破局が発表された。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。
- アン・ボヒョン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 軍検事ドーベルマン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 財閥X刑事 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- マイネーム: 偽りと復讐 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 生まれ変わってもよろしく — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ユミの細胞たち — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 백패커 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 梨泰院クラス — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 水曜日午後3時30分 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08