イ・スギョン
1996年ソウル生まれの女優。2012年の短編映画でデビューし、『コインロッカーの女』『沈黙、愛』などで若くして強い存在感を示した。百想芸術大賞の映画部門助演女優賞を2度受賞した実力派で、『ロースクール』『大都会の愛し方』などドラマでも幅広い役柄をこなす。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
短編映画から始まった歩み
1996年にソウルで生まれ、10代半ばで演技の世界に入った。デビュー作は2012年の短編映画『여름방학(夏休み)』である。そこから長編映画への出演を重ね、2015年の『コインロッカーの女』(原題『차이나타운』)で挑発的で荒々しいエネルギーを放つ少女役を演じ、映画界から早くも注目を浴びた。同じ年にはドラマ『ホグの愛』にも出演している。撮影の合間は静かで内向的なのに、カメラが回った瞬間に別人になるという評判は、デビュー初期からすでに監督や共演者の口から語られていた。
活動の歩み
映画で築いた実力派の評価
2017年は飛躍の年となった。チョン・ジウ監督の『沈黙、愛』(原題『침묵』)でチェ・ミンシクと共演して事件の鍵を握る人物を演じ、主演を務めた『용순(ヨンスン)』では等身大の少女を瑞々しく演じた。翌2018年の第54回百想芸術大賞では、この2作で新人賞と助演女優賞に同時ノミネートされ、助演女優賞を受賞。同部門の歴代最年少受賞者となった。その後も『기묘한 가족(奇妙な家族)』(2019年)などに出演し、2021年の映画『奇跡』では1970年代の慶尚北道の田舎で家族のために尽くす姉ボギョンを方言で演じて、2022年の第58回百想芸術大賞で再び助演女優賞を手にした。審査員の満場一致での選出だったと伝えられる。
ドラマでの変身
映画が主戦場だったが、ドラマでも存在感を増している。2021年のJTBC『ロースクール』では、都会的で冷静な法科大学院生カン・ソルBを演じ、同時期の『奇跡』の素朴な姉役とは正反対の人物像で評価を高めた。2022年には『アダマス 失われたダイヤ』や映画『夜叉』に出演。2024年には小説を原作としたオムニバスドラマ『大都会の愛し方 Love in the Big City』に出演し、作品ごとに異なる顔を見せている。
エピソード
「本能の女優」という評
彼女の名前が出ると、一緒に仕事をした人々はたいてい「本能」という言葉を口にする。『沈黙、愛』で組んだチェ・ミンシクは動物的な本能で演じる天性の役者だと褒め、同作のチョン・ジウ監督も直観と本能の俳優だと評した。共演経験のあるパク・ジョンミンに至っては、俳優になるために生まれてきたような人とまで言っている。ただ本人が意識しているのは、むしろ自然さの方だ。台詞を「台詞」として聞かせるのではなく、その場で本当に話しているように聞こえるかどうかを常に気にかけているという。
準備の仕方の変化
役作りの方法は、キャリアとともに変わってきた。駆け出しの頃は、人物の性格や宗教、血液型、体重、髪型はもちろん、話す調子や速さまで撮影前にすべて固めていたという。いまは準備できる部分は準備したうえで、あえて決めきらない余白を残し、現場の空気や相手役の芝居から受け取ったものでそこを埋めていく。どちらの比重を大きくするかは作品によって変えているようだ。『奇妙な家族』で共演したチョン・ジェヨンは、若いのにすでに力を抜いた演技ができると感心していた。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- イ・スギョン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ロースクール — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 大都会の愛し方 Love in the Big City — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- アダマス 失われたダイヤ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 夜叉 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08