チャン・ヘジン
チャン・ヘジンは釜山出身の俳優である。演劇を学んだ後に長く現場を離れ、30代で復帰。ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』の母親チュンスク役で一躍注目され、以後は映画・ドラマに欠かせない存在となった。
更新 2026-10-09/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
釜山から演劇の道へ
チャン・ヘジンは1975年9月5日、釜山で生まれた。高校まで地元で過ごした後、ソウルの韓国芸術総合学校に進み、創設間もない演劇院で本格的に演技を学んだ。卒業後すぐに順風満帆な俳優生活が始まったわけではない。1998年ごろ彼女は故郷の釜山へ戻り、演技とは関係のない仕事で生計を立てる道を選んだ。同じ時期に結婚と出産も経験し、舞台やカメラから遠ざかった期間は10年近くに及んだ。再び演技に戻るきっかけとなったのは、イ・チャンドン監督の映画『シークレット・サンシャイン』(2007)への出演である。小さな役ではあったが、この作品を機に彼女は俳優としての活動を少しずつ再開していった。
活動の歩み
ユン・ガウン作品と『パラサイト』
復帰後のチャン・ヘジンは、独立映画を中心に母親役や市井の人物を演じて経験を重ねた。なかでも縁が深いのがユン・ガウン監督で、『わたしたち』(2016)、『わたしたちの家』(2019)、さらに2025年公開の『세계의 주인(世界の主人)』と、同監督の長編すべてに出演している。『세계의 주인』では18歳の主人公の母テソンを演じ、作品は海外の映画祭にも招かれた。大きな転機は2019年の『パラサイト 半地下の家族』である。半地下に暮らす一家の母チュンスクを演じ、たくましさと生活の疲れを同時ににじませる芝居を見せた。作品が国内で大ヒットし、海外の映画祭や賞レースでも脚光を浴びたことで、彼女の顔と名前も一気に知られるようになった。
ドラマでも引っ張りだこに
『パラサイト』以後はテレビドラマへの出演が急増した。『愛の不時着』(2019〜2020)に顔を見せたほか、『グリーン・マザーズ・クラブ』(2022)など家族や母親をめぐる物語で存在感を発揮している。2024年には『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』で主人公の母ミョンスクを演じ、同性愛者の息子と向き合う母の葛藤を描いた。2025年以降もNetflixの『おつかれさま』や『ウンジュンとサンヨン』をはじめ多数の作品に名を連ね、ディズニープラス『トリガー』やJTBC『ラブ・ミー』などにも顔を出し、主役の母親から一癖ある脇役まで幅広くこなす中堅俳優として、映画・配信・地上波を行き来している。
エピソード
20キロ増量の役作り
『パラサイト』のチュンスク役では、ポン・ジュノ監督から体格の大きな人物にしたいと求められ、体重を大幅に増やして撮影に臨んだ。2025年に出演したバラエティ番組では、普段57キロ前後の体重を約20キロ増やしたこと、そのために1日6食をとっていたことを明かして話題になった。長いブランクを経て40代で世界的な作品の主要キャストとなった経歴は、韓国では「遅咲き」の代表例として語られることが多い。またユン・ガウン監督とは、デビュー作から最新作まで一度も欠かさず組んできたことから「監督のペルソナ」と呼ばれ、本人も新作への出演は監督への信頼から決めたと語っている。小さな独立映画で積み重ねた関係が、大作での成功の後も変わらず続いている点は、彼女の歩みを象徴するエピソードといえる。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- チャン・ヘジン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- 愛の不時着 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- パラサイト 半地下の家族 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- エビギュファン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- グリーン・マザーズ・クラブ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- ラブ・イン・ザ・ビッグシティ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- 세계의 주인 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09