ナム・ジュヒョク
ナム・ジュヒョクは1994年釜山生まれの俳優。バスケットボール選手の夢を怪我で断念し、モデルから俳優に転じた。『二十五、二十一』で百想芸術大賞の男性最優秀演技賞を受け、陸軍での兵役を終えた後も主演作を重ねている。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
怪我で終わったバスケの夢
1994年2月22日、釜山広域市西区に生まれた。少年時代に打ち込んだのは芝居ではなくバスケットボールで、中学では運動部に所属して3年間選手として過ごした。ところが脛の骨に腫瘍が見つかり、2度の手術を受けたことで競技の道を諦めざるを得なくなる。その後は家族とともに京畿道水原市へ移っている。中学のバスケット部で一緒だった仲間は彼が後に俳優になるとは誰も想像していなかったという。目標を失って進路に迷った時期が、のちのモデル挑戦につながっていく。
奨学生モデルとしての出発
進路を決められずにいた彼は、専門学校とモデル事務所KPLUSが共催した「1日モデル体験」に応募したところ1位となり、奨学生として3か月間アカデミーで学ぶ機会と所属契約を手にした。2013年10月、SONGZIO HOMMEの2014年春夏コレクションで初めてランウェイを歩く。翌2014年にはKPLUSがYGエンターテインメントと提携し、モデルと俳優を兼ねる活動が始まった。芸能番組『学校に行ってきます』にも固定出演し、カンナムと並んで飾らない高校生活を見せたことで、若い視聴者の間で名前が広まった。
活動の歩み
MVから学園ドラマ主演へ
一般に顔が知られたのは、AKMUの「200%」「Give Love」のミュージックビデオで、イ・スヒョンの相手役を務めたことだった。その映像を見た監督に起用され、2014年のtvN『剰余姫』で俳優デビューする。翌2015年には新人の登竜門とされる学校シリーズ『恋するジェネレーション』で、5回のオーディションを経て主役のハン・イアンを射止めた。その後も『チーズ・イン・ザ・トラップ』の大学生クォン・ウンテク役、時代劇初挑戦の『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』と出演を重ね、2016年の『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~』では競泳選手チョン・ジュニョンを演じて「理想の男友達」と呼ばれる人気を得た。
映画デビューと役柄の広がり
2017年の『河伯の新婦』で水の神を演じた後、2018年の映画『安市城 グレート・バトル』でスクリーンに初登場した。若い武将サムルの役で、青龍映画賞の新人男優賞をはじめ、同年の新人賞を4つ手にしている。540万人を超える観客を動員した大作で、先輩俳優に交じって堂々と立ち回ったことが評価につながった。2019年の『まぶしくて ―私たちの輝く時間―』ではハン・ジミン、キム・ヘジャと共演し、それまでにない陰のある青年を演じた。2020年にはNetflix『保健教師アン・ウニョン』で漢文教師、『スタートアップ:夢の扉』で不器用なエンジニアを演じ分け、同年末にはハン・ジミンと再共演した映画『ジョゼ』も公開された。2020年4月には演技に専念するため、YGを離れてマネジメントSOOPへ移っている。
百想受賞から兵役、そして復帰
2022年の『二十五、二十一』では、没落した御曹司から記者、アンカーへと成長するペク・イジンを22歳から30代まで演じ、キム・テリとの共演で大きな反響を呼んだ。この役で同年の百想芸術大賞テレビ部門男性最優秀演技賞を受賞し、名実ともに主演俳優の地位を固めた。同年には映画『リメンバー』も公開されている。2023年3月に陸軍へ現役入隊し、在隊中にはDisney+のアクションドラマ『ビジランテ』が配信された。2024年9月に満期除隊し、2026年7月にはNetflix『동궁(トングン)』が除隊後初の主演作として配信された。事務所は2025年12月にマネジメントSOOPとの契約を終え、2026年1月からフェイブルカンパニー(페이블컴퍼니)に所属している。次回作としてDisney+の『코드(コード)』で弁護士役の主演に決まり、2027年の公開が予定されている。
エピソード
母校に贈った3000万ウォン
自分が奨学金のおかげでモデルの夢を始められた経験から、卒業した水原の高校に3000万ウォンを寄付したことがある。理由を問われると、お金がないせいで挑戦する前に夢を諦めてほしくない、という趣旨を語り、「せめて始めることはできてほしい」と述べた。役作りへの熱心さも知られ、『スタートアップ』では理系のエンジニア役に入り込むため、子どものころから好きだったパソコンの組み立てをあらためてやってみたと明かし、『ビジランテ』では警察大学生の役に備えてボクシングや柔道を練習した。『동궁』では水の中や井戸、甕など水のある場所での撮影にほとんど自ら臨んだという。
交際と騒動、学校暴力報道
2017年には『恋のゴールドメダル』で共演したイ・ソンギョンとの交際を双方の事務所が認めたが、のちに破局が伝えられた。フィリピンでのファンミーティングでは、一部の観客が抱きついたり服の中に手を入れたりする過剰な接触が映像に残り、警備の不備に批判が集まった。当時の所属事務所は今後の警護強化を表明し、現地ファンクラブも謝罪している。2022年6月には、高校時代に同級生へのいじめや暴力に関わったとする疑惑がネットメディアで報じられた。本人側は「事実無根」と全面的に否定し、最初に報じた記者と情報提供者を名誉毀損で刑事告訴した。元同級生を名乗る人物が疑惑に反論する文章を公開したことも話題になった。2024年、検察は記事の内容を虚偽と判断して2人を略式起訴し、それぞれ罰金700万ウォンの略式命令が出たと報じられた(情報提供者側は正式裁判を請求した)。
負けず嫌いと10年の目標
制作発表会でメイキング映像を見て涙ぐみ、感受性の強さが話題になったこともある。本人は、バスケットボール少年だったころから悔し涙は多かったと笑い、かつては隠していた感情もいまは演技で表に出すようにしていると語った。デビュー当初に立てた目標は、10年後に振り返って「よくここまで来た」と思えるよう少しずつ成長することだったという。尊敬する俳優にエディ・レッドメインを挙げ、完璧でない人物から滲む魅力を演じたいとも話している。初期に学園ものが続いたため「少年っぽさ」をよく指摘されるが、本人はいまの自分は素朴で地味なほうだと受け止めている。撮影のない日は自転車や運動を楽しみ、楽な服装で過ごすことが多い。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- ナム・ジュヒョク — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 安市城 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 保健教師アン・ウニョン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ヴィジランテ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 二十五、二十一 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ハベクの新婦 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 眩しくて — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08