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キム・ウィソン

김의성Kim Eui-sung
俳優・女優

1965年生まれの俳優。大学の演劇部から舞台に立ち、一度は俳優業を離れてベトナムでドラマ制作に携わったのち復帰した異色の経歴を持つ。『新感染 ファイナル・エクスプレス』『ミスター・サンシャイン』の悪役で名を上げ、『模範タクシー』では主演として善玉も演じている。

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09

生い立ちとデビューまで

演劇部から始まった俳優人生

キム・ウィソンが芝居に出会ったのは、ソウル大学2年のときに入った演劇部である。同じ大学の先輩チョン・ジニョンとは二人だけで演じる舞台を携え、全国を回ったこともあった。1987年以降はハクチョン、ヨヌ舞台、ハニャン・レパートリー、ハンガン、チョンジヨンといった劇団に籍を置いて舞台経験を積み、のちに映画へ活動の場を広げていく演劇出身俳優の世代に数えられる。テレビでは1994年、キム・スヒョン脚本の『작별(別れ)』に写真家の役で出演した。映画界で名前が知られる契機となったのは1996年で、ホン・サンスが初めて撮った長編『豚が井戸に落ちた日』に起用されている。

活動の歩み

俳優を離れ、ベトナムで制作者に

ところが評価が高まりつつあった2001年、彼は演技から身を引く。自分の芝居に納得できなかったというのが本人の説明である。新たな舞台はベトナムで、FnCメディア、2006年からはCJメディアの現地法人で代表職を務め、制作者として働いた。最初に考えた韓国映画の配給は、違法コピーのVCDやDVDが出回る市場では利益にならなかった。そこへ現地当局が国産番組の制作を義務づける方針を打ち出したため、ドラマ制作に乗り出したという。撮影インフラの整っていない土地での事業は苦労が多く、ヒット作も出したものの、やがて業績は落ち込んだ。俳優への復帰は2010年にホン・サンス監督と再会したことがきっかけで、翌年の『次の朝は他人』(原題『북촌방향』)で再びスクリーンに立った。

悪役で開いた第二の黄金期

復帰後の彼を大衆に強く印象づけたのは、権力や保身に執着する人物の数々である。映画『観相師』の韓明澮で改めて注目を集めると、2015年のSBS時代劇『六龍が飛ぶ』では高麗側の最後の大物・鄭夢周に扮し、「丹心歌」を詠みながら善竹橋で命を落とす場面は同作屈指の名場面に挙げられる。2016年夏公開の『新感染 ファイナル・エクスプレス』では、自分が助かるためなら他の乗客を平気で犠牲にするヨンソクを演じ、観客の怒りを一身に浴びて悪役俳優のイメージを決定づけた。同じ年のMBC『W -君と僕の世界-』では、ヒロインの父である漫画家オ・ソンムとして作品の鍵を握った。2018年の『ミスター・サンシャイン』では親日派の李完益を演じ、咸鏡道方言・日本語・英語を使い分けている。転機は2021年のSBS『模範タクシー』で、復讐代行会社を率いるチャン・ソンチョル役で初のドラマ主演を果たし、2025年の第3シーズンまで同役を続けた。『シュルプ』の領議政ファン・ウォニョンや、映画『ソウルの春』の国防長官オ・グクサンでも、権力側の人物として強い印象を残している。

エピソード

自らの役をこき下ろす

『ミスター・サンシャイン』の放送中、自身のフェイスブックに李完益について「本当にひどい奴だ」という趣旨の罵倒を書き込み、視聴者の笑いを誘った。劇中の日本語は丸暗記にとどまらず、日本人からも発音が自然だと評価されたという。また『W』では、主演カップルではなく共演者イ・シオンと組んでベストカップル賞の候補に挙がるという珍事もあった。悪役の印象があまりに強いため、実際にはホン・サンス作品などで善良な役も多いことはあまり知られていない。

物言う俳優、そして経営者

政治や社会問題について積極的に発言する俳優としても知られる。2025年の大統領選挙では李在明候補への支持を公に表明して事前投票の様子も公開し、SNSに届いた悪意あるメッセージを自ら公開して話題になった。2023年には俳優マネジメント会社「アンカンパニー」の代表に就任し、新人発掘や独自コンテンツの制作にも意欲を見せている。ベトナム時代に培った経営者としての経験が、俳優業と並ぶもう一つの顔になっている。

プロフィール

生年月日
1965年12月17日[1]
出生地
韓国[1]
国籍
韓国[1]
職業
俳優[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2021年模範タクシー (ドラマ)Amazonで探す모범택시出演[2]
  2. 2023年配達人 ~終末の救世主~Amazonで探す택배기사出演[3]
  3. 2018年ミスター・サンシャインAmazonで探す미스터 션샤인出演[4]
  4. 2017年1987、ある闘いの真実Amazonで探す1987出演[5]

出典

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  1. キム・ウィソン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. 模範タクシー (ドラマ) — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  3. 配達人 ~終末の救世主~ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  4. ミスター・サンシャイン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  5. 1987、ある闘いの真実 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08