キム・ウォネ
キム・ウォネは1969年釜山生まれの俳優である。『NANTA』初期メンバーとして長く舞台に立ち、『SNLコリア』で注目を浴びた後、『シグナル』『ミセン-未生-』など数多くのドラマ・映画で欠かせない名脇役となった。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
演劇と『NANTA』の20年
釜山の釜山鎮区で生まれ、ソウル芸術専門大学の演劇科に1988年に入学した。同じ学科の2年後輩にファン・ジョンミンがいる。1991年のミュージカル『チョルブジドゥル』(原題)で舞台デビューし、その後は台所用品を叩いて演じるノンバーバル公演『NANTA』の初演メンバーの一人として長く舞台に立った。『老いぼれ泥棒の話』『リターン・トゥ・ハムレット』『チャンポン』など演劇の舞台では知られた存在だったが、映像作品では端役が中心で、一般の知名度はほとんどなかった。1999年に結婚し、2人の娘の父でもある。
生活苦と一度の挫折
長い下積みのあいだ生活は苦しく、舞台の日当は1万ウォンにも満たなかったと本人はたびたび語っている。家族を養うために俳優業を離れ、キンパ店を開いたこともあるが、1年ほどで畳むことになり、大きな借金を抱えたという。スーパーの精肉売り場や米売り場でアルバイトをした経験も、のちにバラエティ番組で笑い話として披露した。こうした遠回りを経て再び舞台に戻ったことが、のちの再起につながっていく。
活動の歩み
『SNLコリア』でブレイク
状況を変えたのはコント番組『SNLコリア』である。当時の所属事務所を率いていた映画監督チャン・ジンが制作に関わり、彼と縁のある俳優が初期の出演陣に多く加わったことで、キム・ウォネにも出番が回ってきた。政治風刺の『汝矣島テレトビ』や、口八丁で妙なゲームを売りつける店主のコントで一気に顔が知られ、ドラマや映画で任される役も目に見えて大きくなった。2014年の映画『バトル・オーシャン 海上決戦』では裏切り者の将ペ・ソルを、同年のドラマ『ミセン-未生-』では営業3チームに新しく来る次長を演じて注目を集めた。
受賞と途切れない出演作
2016年の『シグナル』では刑事キム・ゲチョルに扮し、出世と保身ばかり気にする一方で情報集めには抜け目がない男を演じて、名脇役としての評価を固めた。同年は映画『アシュラ』やドラマ『ひとり酒男女』にも出演し、2017年の『力の強い女 ト・ボンスン』では一人二役をこなした。同年のSBS演技大賞では『あなたが眠っている間に』で助演賞を受け、翌2018年にはKBS演技大賞でも助演賞を受けている。その後も『熱血司祭』『ソンジェ背負って走れ』、2025年のNetflix『トラウマコード』など話題作への出演が続き、2026年にはtvN『アンダーカバー・ミス・ホン』(原題)やNetflix『この恋、通訳できますか?』にも名を連ねた。2026年10月からはケネスカンパニーに所属している。
エピソード
ファン・ジョンミンとの縁
『ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆』『検事外伝』『アシュラ』『軍艦島』――キム・ウォネの出演作をたどると、主演ファン・ジョンミンの名前が繰り返し現れる。2人はソウル芸術専門大学の2学年違いの先輩後輩で、ファン・ジョンミンの妻も同じ大学の出身であることから、夫婦ぐるみで付き合う仲だという。ファン・ジョンミンが共演を望む先輩としてたびたび彼を挙げることも知られている。『アシュラ』の俳優陣がそろって『無限挑戦』に出演した回では、自分のほうが年上なのに後輩に頭が上がらないとぼやいて笑いを誘った。2020年8月には新型コロナウイルスへの感染が判明したが、翌月に回復している。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- キム・ウォネ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 花郎 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08