カン・ハンナ
1989年ソウル生まれの俳優。幼いころはバレリーナを目指したが、母の勧めで演技に転じ、中央大学演劇学科と大学院で学んだ。『麗〈レイ〉』『スタートアップ:夢の扉』『最愛の敵』で存在感を示し、2025年の『暴君のシェフ』でも強い印象を残した。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
バレエを諦めて見つけた演技
カン・ハンナの最初の夢は女優ではなくバレリーナだった。5歳でバレエを始め、中学2年生まで世界の舞台を目標にレッスンを続けたが、体の柔軟性や骨格の面で越えがたい壁を感じ、その道を断念している。全力でやり切ったので後悔はないというのが本人の弁である。目標を失って将来に悩んでいた彼女に演技を勧めたのは母だった。高校2年で演技塾に入ると、すぐにその面白さに夢中になり、演劇映画系の入試に向けて2年間準備を重ねた末、中央大学演劇学科に進んだ。学部時代には数十本の独立映画に出演して経験を積み、映画『建築学概論』で若き日のソヨン役のオーディションを受けたこともあったという。
大学院で学んだ心理劇
学部を終えたカン・ハンナは、同じ中央大学の大学院へ進んだ。本人によれば、この頃はまだ芸能界で活躍する自分の姿をあまり想像していなかったという。理由として挙げているのは、演技の勉強そのものが好きだったこと、人前で華やかに注目される暮らしは自分の性格に向かないと感じていたこと、そして心理劇を用いた心理療法に関心を持っていたことである。大学の成績も優秀だったと伝えられ、演技を舞台上の技術にとどまらず、人の心を癒やす手段としても捉えていたことがうかがえる。こうして研究者寄りの道を歩んでいた彼女が一般に知られるようになったのは、思いがけない出来事がきっかけだった。
活動の歩み
レッドカーペットから映画主演へ
2013年の釜山国際映画祭で、背中から腰にかけて大胆に開いた黒のドレスを着てレッドカーペットを歩き、無名に近かった彼女の名前は一夜でポータルサイトの検索ワード上位を占めた。同年は映画『ローラーコースター』で商業映画にデビューし、『チング 永遠の絆』にも出演している。2015年の映画『순수의 시대』(純粋の時代)ではヒロインのガヒ役を務め、商業映画の主要キャストとして本格的に認められた。以後は映画とドラマを行き来しながら、作品ごとに評価を積み上げていった。
ドラマで広げた役の幅
2016年の『麗〈レイ〉〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』では皇女ファンボ・ヨンファを演じ、時代劇でも存在感を見せた。その後『知ってるワイフ』、『サバイバー: 60日間の大統領』、『青春の記録』に出演し、2020年の『スタートアップ:夢の扉』では冷静で有能なウォン・インジェ役で幅広い視聴者をつかんだ。2021年の『九尾の狐とキケンな同居』、2022年の『最愛の敵〜王たる宿命〜』、2024年の『正直にお伝えします!?』と主要な役が続き、KBSラジオ『ボリュームを上げて』のDJも務めた。2025年にはtvN『暴君のシェフ』で王の寵愛をめぐって動くカン・モクジュを演じて好評を得たほか、Netflixシリーズ『CASHERO』にも出演している。
エピソード
ドレス騒動のその後
釜山でのドレスは「芸術的」という称賛と「露出が過ぎる」という批判の両方を呼び、長くレッドカーペットの伝説として語られることになった。直後のテレビインタビューでは、反響の大きさに戸惑いながらも、格好いいと言ってくれる人もいたと語り、今後はさまざまな姿で会いたいと話している。後年のバラエティでは、当時はドレスが素敵だと思って選んだが、今見ると刺激が強く「黒歴史」のようだと笑って振り返った。注目が衣装に集中した分、その後は作品と演技で評価を得ることにこだわり、時代劇から現代劇のラブコメディ、悪女役まで着実に役を重ねて、ドレスの話題に頼らない俳優としての地位を築いていった。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。
- カン・ハンナ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 九尾の狐とキケンな同居 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 正直にお伝えします!? — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 知ってるワイフ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- サバイバー: 60日間の大統領 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 最愛の敵〜王たる宿命〜 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ただ愛する仲 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08