ハム・ウンジョン
ハム・ウンジョンは1988年ソウル生まれの歌手・俳優である。子役出身で、2009年にT-ARAのメンバーとしてデビューし、グループの全盛期を支えた。近年はKBS・MBCの連続ドラマで主演を重ね、俳優としての地位を固めている。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
子役として始まった芸能生活
ハム・ウンジョンは1988年12月12日、ソウルで生まれた。育ったのはソウル北部の住宅街で、芸能界との縁は小学校に上がる前後の幼い頃に始まる。1990年代半ばからドラマや広告に子役として顔を出すようになり、学生時代を通じて撮影現場に出入りしていた。本人は後に、中学生の頃は大人びた顔立ちのせいで大学生と間違われたことがあると笑い話にしている。子役出身のアイドルは珍しくないが、彼女の場合は「歌手より先に俳優だった」という経歴が、のちのキャリアの方向を大きく決めることになった。
演劇科進学とT-ARA合流
高校卒業後、2007年に東国大学の演劇映画系の学科に進んだが、芸能活動が本格化したことで学業は続かず、結局卒業には至らなかった。本人は後年、出身校として大学名を紹介されるたびに気まずかったと率直に打ち明けている。一方で歌手を目指す練習も積み、プロデューサーのキム・グァンスが率いる事務所で準備を重ねた。2009年7月、ガールズグループT-ARAのメンバーとして『거짓말(ウソ)』でデビュー。結成直前のメンバー交代を経て固まった布陣の中で、彼女は年長組の一人として加わった。
子役経験が生んだ強み
子役時代に積んだ現場経験は、デビュー後のハム・ウンジョンにとって大きな財産となった。T-ARAはメンバーの多くが俳優業を兼ねる「演技ドル」の多いグループとして売り出されたが、その中でも彼女は台本の読み方やカメラの前での立ち居振る舞いを早くから身につけていた数少ない存在だった。グループの活動初期から単独でドラマや映画の仕事が舞い込んだのも、この下地があったからだと言える。後に連続ドラマの主演を長期間こなせる俳優になった背景にも、十代以前から続く現場の蓄積がある。
活動の歩み
T-ARA全盛期と短髪の象徴
T-ARAは2009年末の『Bo Peep Bo Peep』でブレイクし、2011年の『Roly-Poly』、2012年の『Lovey-Dovey』と立て続けにヒットを飛ばした。2011年には日本デビューも果たし、日本語版『Bo Peep Bo Peep』がオリコンの上位に入るなど、韓流ブームの中で存在感を示した。ハム・ウンジョンはデビュー直後の『TTL(Time To Love)』の頃から短いボブヘアを定着させ、清純なイメージとともにグループの顔の一人となった。2015年には「Elsie」名義のミニアルバム『I'M GOOD』でソロデビューし、グループとは違う落ち着いた歌声も聞かせている。2013年にはヒョミン、ジヨン、アルムとのユニットT-ARA N4で『田園日記』を発表し、グループが中国など中華圏で高い人気を得た時期には現地でのコンサートやイベントにも数多く立った。
アイドル俳優から主演女優へ
グループ活動と並行して俳優業も途切れなかった。2011年のKBS『ドリームハイ』ではユン・ペッキ役を演じた。かつての親友である主人公と対立する、嫉妬と孤独を抱えた役どころで、アイドルの余技にとどまらない演技を見せて注目された。同年のホラー映画『ホワイト:呪いのメロディ』では主演を務めた。2017年に所属事務所との契約が満了した後は俳優活動に軸足を移し、2018年の『ラブリー・ホラーブリー』などに出演。2021年のKBS連続ドラマ『赤い靴』で主演を担い、2024年の『スジと出逢ったウリ 医師たちの恋愛事情!?』、2025年のKBS『女王の家』、MBC『最初の男』と、毎日放送される長編ドラマの主演を次々に任されるようになった。『最初の男』では一人二役に挑み、30代後半ながら自分より7歳若い設定の役を違和感なく演じたと話題になった。
2012年の騒動と再出発
キャリアの大きな試練は2012年夏に訪れた。メンバーのファヨンがグループを離れた際、メンバー間のいじめがあったのではないかという疑惑がネット上で一気に広まり、T-ARA全体が激しい批判にさらされた。ハム・ウンジョンも出演予定だったSBSドラマ『五本の指』を降板することになり、広告活動にも影響が出たと報じられた。いじめの有無については当事者や関係者の主張が食い違い、のちにも折に触れて蒸し返されてきたが、決着した事実として確認されたものはない。グループはその後も活動を続け、2021年11月には4人のメンバーが再集結し、ファンに向けた新曲を収めたシングル『Re:T-ARA』を発表している。
エピソード
白い子犬と呼ばれる素顔
色白で目尻の下がった柔らかな顔立ちから、ファンの間では白い子犬になぞらえたあだ名で呼ばれてきた。清純派の印象が強い一方、ダンスで鍛えた脚が「ハム太もも」と呼ばれるほど評判になるなど、見た目と体力のギャップも愛されている。グループ内では、華やかでセクシーな路線のヒョミンと対照的な存在として語られることが多く、二人の並びはファンにとって定番の組み合わせだった。顔立ちが似ている俳優としてハン・ヒョジュの名が挙がることも多い。長いキャリアを通じて、この短い髪型は「ウンジョンといえばボブ」と言われるほどのトレードマークになり、他のメンバーが短髪を試しても長くは続かなかったのに対し、彼女はほぼ一貫して守り続けた。
仮想結婚と映画監督との結婚
2011年にはMBCのバラエティ『私たち結婚しました』でイ・ジャンウと仮想夫婦を演じ、初々しいやり取りが話題を呼んだ。実生活では、交際をほとんど表に出さないまま2025年に映画監督のキム・ビョンウとの結婚を発表し、同年11月30日にソウルで式を挙げた。キム・ビョンウは『テロ,ライブ』『PMC:ザ・バンカー』などで知られる監督で、式には元メンバーも駆けつけて祝福したと報じられた。結婚後も連続ドラマの主演を続けており、家庭と仕事を両立させる姿勢を示している。
プロフィール
作品
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出典
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- スジと出逢ったウリ 医師たちの恋愛事情!? — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
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