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ソン・ヘギョ

송혜교Song Hye-kyo
俳優・女優

ソン・ヘギョは韓国の俳優である。中学生のときに制服モデルの選抜大会で大賞を受けて芸能界に入り、『秋の童話』で韓流の先駆けとなった。ノ・ヒギョン脚本作で演技の幅を広げ、『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』で百想芸術大賞を受賞。近年は映画やNetflixシリーズにも活動を広げている。[5][11]

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-08

生い立ちとデビューまで

素顔で臨んだ制服モデル大会

ソン・ヘギョは大邱で生まれた。芸能界に入るきっかけは、中学3年生のときに応募した制服モデルの選抜大会である。2025年にtvNのトーク番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』に出演した際、本人は当時をこう振り返っている。遠足で友人と2人で撮った写真を予選に送ったが、合格者の名簿に名前がなかったため落ちたものと思っていた。ところが後から個別に合格の電話があり、化粧もせず髪を洗っただけの姿で本選に出たところ、大賞を受けたという。この受賞をきっかけにCMモデルとして活動を始め、ここから俳優としての道が開けていった。[5][6]

シットコムから悲恋のヒロインへ

大会の翌年、ソン・ヘギョはシットコム『順風産婦人科』に出演し、とぼけた末っ子役で広く知られるようになった。続く『秋の童話』では、余命を宣告されたヒロインのウンソを演じてメロドラマ俳優としての地位を固め、この作品は韓流時代の幕開けを告げるものとなった。ただし配役には裏話がある。本人によれば、制作陣のほとんどは彼女の起用に反対しており、賛成したのはユン・ソクホ監督ただ一人だった。反対の理由は『順風産婦人科』を見て「話すのが速すぎて余命わずかな役に合わない」と考えたことだったが、監督だけはその番組を見ていなかったため起用が決まったのだという。本人は当時の自分を、演技は未熟でも最も純粋だったと振り返っている。[5][6]

活動の歩み

ノ・ヒギョン作品との出会い

『秋の童話』の後も『フルハウス』などの話題作に主演し、『フルハウス』は今もロマンティック・コメディの代表作として語られる。転機になったのは2008年、ノ・ヒギョン脚本の『彼らが生きる世界』である。本人は2013年のインタビューで、若い頃は自分の演技だけを考え、その場面が誰のものかを区別できなかったが、この作品を経て場面を読み解けるようになったと語った。2013年には同じ脚本家と再び組んだ『その冬、風が吹く』で、視覚に障害のある財閥の相続人オ・ヨンを演じた。日本ドラマのリメイクであることに当初は否定的だったが、脚本家の「これまでにやったことのない人物を必ず作る」という約束を信じて出演を決めたという。[8][5]

海外の巨匠作品と独立映画

2010年代前半のソン・ヘギョは、韓国のドラマだけにとどまらない選択を重ねた。ウォン・カーウァイ監督の『グランド・マスター』には撮影が実現するまで4年をかけ、続いてジョン・ウー監督の作品で1930年代の上海の金融家の家に生まれた女性を演じる準備に入った。その役のためにワルツやピアノも習う予定だと話している。イ・ジョンヒャン監督の映画『오늘』(今日)は、監督のファンであり、一緒に仕事をすれば別の自分を発見できると考えて選んだ作品だった。本人は、韓国でかわいらしい役柄のイメージが定着すればその種の役しか来なくなると語り、興行性だけで作品は選ばないという姿勢を示していた。[8]

『太陽の末裔』と『ザ・グローリー』

2016年の『太陽の末裔 Love Under The Sun』では医師カン・モヨンを演じ、同年のKBS演技大賞で共演のソン・ジュンギとともに大賞を受けた。受賞の場では、作品は大成功したが自分は足りないところを何度も見せて恥ずかしかったと述べている。その後、『ボーイフレンド』『今、別れの途中です』を経て、同作の脚本家キム・ウンスクと再び組んだのがNetflixシリーズ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』である。学校での暴力で人生を壊された女性ムン・ドンウンが加害者たちに復讐する物語で、演出は『ストレンジャー』などのアン・ギルホが担当した。ソン・ヘギョはこの役で第59回百想芸術大賞のTV部門女性最優秀演技賞を受賞した。[9][10][11]

11年ぶりの韓国映画と新作

2025年1月には、クォン・ヒョクチェ監督の映画『검은 수녀들』(黒い修道女たち)が公開された。悪霊に取りつかれた少年を救うため、禁じられた儀式に挑む修道女たちの物語で、ソン・ヘギョは目的のためなら手段を選ばないユニア修道女を演じた。韓国映画への出演は2014年の『世界で一番いとしい君へ』以来11年ぶりで、現場では監督を除けば自分が最も先輩だったという。次の作品として、Netflixはノ・ヒギョン脚本、イ・ユンジョン演出のシリーズ『천천히 강렬하게』(ゆっくり、強烈に)の制作を発表した。1960〜80年代の韓国芸能界を舞台にした物語で、ソン・ヘギョは音楽業界に飛び込む主人公ミンジャを演じる。ノ・ヒギョン作品への出演は3作目となり、コン・ユらが共演する。[12][14]

エピソード

視線を合わせない演技

『その冬、風が吹く』のオ・ヨン役の準備のため、ソン・ヘギョは福祉館に通って視覚障害のある人々と会った。化粧をし、ハイヒールを履き、身なりを自分で整える人たちの姿に接して先入観が崩れ、それを作品で伝えることを自分の課題にしたという。撮影中は相手の目を見ずに声だけを頼りに演じたため、一人で芝居をしているような孤独を感じ、それが役の寂しさに重なったと語っている。約半年そうして演じ続けた後は、逆に相手と目を合わせて演技するほうが不自然に感じるほどだった。ノ・ヒギョンからは、求めた感情は3つだったのに4つも5つも表現していて驚いた、と細かく褒められたという。[8]

自分の演技に飽きた日々

『ザ・グローリー』の前、ソン・ヘギョは自分の演技に行き詰まりを感じていた。似たジャンル、似た役の依頼が続くなかで、モニターに映る自分を見て「自分でも退屈なのだから、見る人はもっと退屈だろう」と思い、才能がないのではと落ち込み、休むことまで考えたという。そこで出会ったのが『ザ・グローリー』で、この作品をきっかけにジャンル物の演技が楽しくなったと話す。百想芸術大賞の授賞式では、劇中の印象的な台詞をもじって喜びを表したうえで、演じている間はつらく痛みもあったが、これからもっと演技がしたくなったと語った。メロドラマについては、童話のような恋物語はもう後輩たちの役目だと笑っている。[7][12][11]

修道女役のための喫煙練習

『검은 수녀들』のユニア修道女は、人目のない場所でベールを外してたばこを吸う人物である。カトリック信者のソン・ヘギョは知り合いの修道女たちに助言を求め、撮影の半年前から喫煙の練習を始めた。20代の頃にはたばこを吸う役を断ったことがあり、今回も喫煙場面を外してもらおうか迷ったが、外せば役の性格が伝わらないと考え直したという。映画は彼女の喫煙場面から始まるため、偽物に見えればユニアのすべてが偽物に見えると考え、喫煙者の友人に所作が不自然でないか確かめてもらった。撮影期間中には、ふだんは見ない悪夢で2、3回目を覚ましたとも明かしている。[12][13]

海外に届ける韓国語の案内書

ソン・ヘギョは作品の外でも長く続けている活動がある。誠信女子大学のソ・ギョンドク教授と組み、海外にある韓国の歴史ゆかりの場所に韓国語の案内書やハングルの看板、独立運動家のレリーフなどを寄贈してきた。聯合ニュースによれば、その数は15年間で40か所に及ぶ。2026年7月には、米ワシントンDCの旧大韓帝国公使館に韓国語と英語の案内書1万部を寄贈した。また『ユ・クイズ』では、ノ・ヒギョンから「自分を愛せてこそ周りにも愛を与えられる」と助言されたのを機に、朝はその日の過ごし方を、夜は感謝したこと10個を書き留める習慣を5年間続けたと明かしている。[15][7]

プロフィール

生年月日
1981年11月22日[1]
出生地
大邱広域市[1]
国籍
韓国[1]
職業
俳優[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2021年今、別れの途中ですAmazonで探す지금 헤어지는 중입니다.出演[2]
  2. 2022年ザ・グローリー~輝かしき復讐~Amazonで探す더 글로리出演[3]
  3. 2018年ボーイフレンドAmazonで探す남자친구出演[4]

出典

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  1. ソン・ヘギョ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. 今、別れの途中です — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  3. ザ・グローリー~輝かしき復讐~ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  4. ボーイフレンド — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  5. デビュー28年の俳優ソン・ヘギョの歩みと素顔女性東亜(Woman Donga)/参考出典/確認日 2026-10-08
  6. 『ユ・クイズ ON THE BLOCK』出演、デビューのきっかけと20代を語るスポーツ朝鮮/参考出典/確認日 2026-10-08
  7. 『ユ・クイズ』で語った演技の悩みと日記の習慣SPOTVニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
  8. 『その冬、風が吹く』終了インタビュー「演技はいつも難しい」SBS芸能ニュース/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  9. 2016 KBS演技大賞、『太陽の末裔』の2人が大賞を共同受賞KBSニュース/公式一次情報/確認日 2026-10-08
  10. 『ザ・グローリー』制作発表(キム・ウンスク脚本、アン・ギルホ演出)Netflix/公式一次情報/確認日 2026-10-08
  11. 第59回百想芸術大賞でTV部門最優秀演技賞を受賞スターニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
  12. 映画『검은 수녀들』インタビュー「ジャンル演技が楽しくなった」聯合ニュース/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  13. 『검은 수녀들』のための役作りを語るインタビュー韓国日報/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  14. ノ・ヒギョン新作『천천히 강렬하게』キャスティング発表SBS芸能ニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
  15. ソン・ヘギョとソ・ギョンドク、ワシントンDCに独立運動史跡の案内書を寄贈聯合ニュース/参考出典/確認日 2026-10-08