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イ・ミンホ

이민호Lee Min-ho
俳優・女優歌手

イ・ミンホは1987年生まれの韓国の俳優である。2009年の『花より男子~Boys Over Flowers』で一躍スターとなり、『相続者たち』で中国でも高い人気を得た。近年はApple TV+『パチンコ』や映画『全知的な読者の視点から』など、従来のイメージと異なる役に挑んでいる。[12][7][10]

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-08

生い立ちとデビューまで

サッカー選手を夢見た少年期

イ・ミンホは1987年6月22日、ソウルで生まれた。子どものころの夢はサッカー選手で、パク・チソンやキ・ソンヨンも学んだ「チャ・ボムグン・サッカー教室」に通い、体格と技術の両面でチャ・ボムグン本人から認められていたという。だが小学5年生のときにけがをして、選手への道をあきらめることになった。サッカーへの愛着はその後も変わらず、2012年には所属事務所が友人とボールを蹴る映像を公開した。滑らかなドリブルやダイレクトボレー、187cmの長身を生かしたヘディングが披露され、本格的な腕前が話題を呼んだ。[1][4]

デビュー直後の大事故

駆け出しのころ、EBSの青春ドラマ『비밀의 교정(秘密の校庭)』に出演した。ところがその直後、友人の俳優チョン・イルと旅行に向かう途中、センターラインを越えてきた飲酒運転の車と衝突した。相手の車に乗っていた人が全員亡くなるほどの事故で、チョン・イルも重傷を負い、イ・ミンホ自身は1年近く病院で寝たきりの生活を送った。2024年にtvN『ユ・クイズ ON THE BLOCK』に出演した際には、ちょうど20歳で夢を広げようとしていた時期にすべてが止まり、否定や怒り、憂うつを経てようやく受け入れたと振り返った。入院中にチョン・イルが『思いっきりハイキック!』で脚光を浴びるのを見て、拍手を送りながらも心から祝いきれない自分が嫌だったとも率直に打ち明けている。[5]

芸名「イ・ミン」の時代

デビュー初期には、本名から「ホ」を外した「イ・ミン」の名で活動していた時期がある。『ユ・クイズ』では当時のサインが紹介され、「イ・ミン」の後ろの1文字が黒く塗りつぶされていた。本人は照れながら、人生で初めて書いたサインで、何も考えずに本名を書きかけてから芸名を思い出したのだろうと説明している。事故からの回復後に臨んだ『花より男子』のオーディションについては、家の事情も自分の置かれた状況も含めて「これは絶対に受からなければ」という思いだったと語った。[6][5]

活動の歩み

『花より男子』から韓流スターへ

転機は2009年の『花より男子~Boys Over Flowers』だった。日本の漫画を原作とする作品で、尊大な財閥の御曹司ク・ジュンピョをパーマ頭で演じ、一気にブレイクした。この韓国版は国内だけでなく中国でも彼の名を広めるきっかけとなった。2013年には脚本家キム・ウンスクのSBS『相続者たち』で再び財閥家の跡継ぎを演じ、韓流スターとしての地位を固める。2014年の旧正月には中国CCTVの旧正月特番「春節聯歓晩会」に出演し、台湾版ドラマのサウンドトラック曲をオリジナル歌手のハーレム・ユーとデュエットした。この放送は7億400万人以上が視聴したと伝えられている。[12][7][9]

映画初主演『江南ブルース』

『花より男子』の成功後、映画の脚本も数多く届いたが、イ・ミンホは長く断り続けてきた。本人によれば、一本の映画を背負えるほど成熟してから挑みたかったからだという。27歳でユ・ハ監督と出会い、監督は『相続者たち』の撮影が終わるまで待つと約束した。こうして2015年1月に公開された『江南ブルース』(原題『강남 1970』)で映画初主演を果たし、同作は同月に韓国の興行ランキングで首位に立った。1970年代、開発ブームに沸くソウル・江南を舞台に、寝る場所もなく街をさまよう青年ジョンデが土地への欲望に突き動かされていく役で、すすだらけの顔に乱れ髪のくず拾い姿も見せた。イメージを守るなら気軽な娯楽作を選べたが、俳優として自分の色を持つべき時期だと考えたと語っている。[8][17]

兵役後の復帰と『パチンコ』

2019年4月に兵役を終えると、翌月には『相続者たち』以来となるキム・ウンスク脚本作品への主演が発表された。並行世界を行き来する架空の韓国皇帝イ・ゴンを演じたファンタジーロマンス『ザ・キング:永遠の君主』である。2022年には、ミン・ジン・リーのベストセラー小説を映像化したApple TV+『パチンコ』に出演し、主人公ソンジャの人生を大きく変える男ハンスを演じた。世界的な知名度がありながら自ら製作陣に働きかけ、オーディションを受けて役をつかんだ。2024年8月に配信が始まったシーズン2では、1945年の大阪を舞台に、事業を広げたハンスとして再び登場している。[9][10][11]

2025年以降の新たな挑戦

2025年には、tvN『星たちに聞いてみて』で宇宙飛行士役を演じたが、最終回の視聴率は2.6%(ニールセン・コリア、有料世帯基準)と振るわなかった。同年の映画『全知的な読者の視点から』では、終わりのない死と再生を繰り返す戦士ユ・ジュンヒョクを演じ、約10年ぶりにスクリーンへ戻った。2026年には、1974年8月15日の大統領夫人狙撃事件の疑惑と背後を追うホ・ジノ監督の『암살자(들)(暗殺者たち)』に出演し、ユ・ヘジン、パク・ヘイルと共演して、事件を取材する新人記者ヨンイルを演じた。同作は9月23日に公開され、初日に13万人余りを動員して興行ランキング1位で滑り出した。所属事務所MYMエンターテインメントは同年7月、新作ロマンス『버츄얼 러브(バーチャル・ラブ)』の出演オファーを検討中だと明かした。[12][13][18]

エピソード

巻き毛で臨んだオーディション

『花より男子』のオーディションは300倍ともいわれる狭き門だった。イ・ミンホは原作の主人公と同じ巻き毛のパーマをかけてから会場に向かった。どうせ受けるなら主役を、という思いからで、同じ髪型で現れた応募者はほかにいなかったという。本人はこの髪型を「切実さの象徴」と呼び、若い自分には格好よく見えるものではなく、その頭で日常を過ごすのも楽ではなかったと笑う。作品がヒットしたから良かったものの、そうでなければ将来はどうなっていたかわからないとも付け加えた。役を得た当時、誰にも気づかれないよう隅でひとり声を上げて泣いたことも明かしている。[5][6]

事故が変えた人生観

2026年9月のスポーツ京郷のインタビューでは、20歳の事故が性格を変えたと語っている。手術室に入る直前、医師が母親に、歩けなくなる可能性があると告げた。母を心配させまいと、彼は明るく「これで軍隊に行かなくて済むね」と言って手術室に入ったという。扉が閉まると怖くなって声を上げて泣いたが、あの冗談は母だけでなく自分自身をなだめるためでもあった。以来、どれほど悲劇的な状況でもウィットで逆転したい、前向きなエネルギーで次を目指したいという考えが根底にあると振り返っている。[16]

『パチンコ』撮影の舞台裏

『パチンコ』のロサンゼルスでのプレミアで、イ・ミンホはハンスについて、善から悪の側へと移っていく、これまでの役よりはるかに暗い人物だと説明した。共同監督のコゴナダは、遠くからファンの歓声が聞こえるなかでも彼が各場面の細部に集中していたとたたえている。一方、出演者がパチンコ店で踊るオープニング映像について、本人は自分の動きは「ダンスというより動き」だと照れ、ショーランナーのスー・ヒューも、どんな曲をかけても彼は踊ろうとしなかったと明かした。シーズン2はカナダのトロントで撮影され、休日にキム・ミンハらが手作りした韓国料理を一緒に囲んだことも語っている。[10][11]

余白を埋める役作りとアドリブ

『全知的な読者の視点から』のユ・ジュンヒョクは、劇中で背景がほとんど説明されない人物だった。イ・ミンホは撮影を「孤独で荒涼としていた」と振り返り、表面的な格好よさよりも、この人物が作品の世界観をどう支えるのかを考えたという。監督との最初の打ち合わせでは、時間の8割を主人公キム・ドクチャの話に費やしたとも明かした。『암살자(들)』では、情報を得るため自分の容姿を利用する場面で、台本の長い説明台詞を一言に縮めたいという要望を受け、事前に相談しないまま最初のテイクで「双和茶はお好きですか」と切り出した。これが気に入られ、そのまま使われたという。記者役については、自分が生きていない時代に真実を追った人々の信念にひかれたと語っている。[12][15][14]

プロフィール

生年月日
1987年6月22日[1]
出生地
ソウル特別市 / 銅雀区[1]
国籍
韓国[1]
職業
俳優 / 歌手[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2016年青い海の伝説Amazonで探す푸른 바다의 전설出演[2]
  2. 2016年花郎Amazonで探す화랑出演[3]

出典

リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。

  1. イ・ミンホ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. 青い海の伝説 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  3. 花郎 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  4. イ・ミンホ、チャ・ボムグン・サッカー教室出身らしい腕前を披露SBS芸能ニュース/公式一次情報/確認日 2026-10-08
  5. イ・ミンホ、交通事故による1年の空白と『花より男子』オーディションを語る(ユ・クイズ)エクスポーツニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
  6. イ・ミンホ、芸名「イ・ミン」時代の初サインと『花より男子』キャスティング秘話朝鮮ビズ(OSEN)/参考出典/確認日 2026-10-08
  7. イ・ミンホ、中国CCTV春節聯歓晩会に出演Korea JoongAng Daily/参考出典/確認日 2026-10-08
  8. [インタビュー]『江南1970』イ・ミンホ「本当に物乞いのように見せたかった」ヘラルド経済/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  9. 兵役を終えたイ・ミンホ、キム・ウンスク脚本の新作ドラマに主演Yonhap News Agency/参考出典/確認日 2026-10-08
  10. 『パチンコ』プレミアでのイ・ミンホと製作陣のコメントVariety/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  11. キム・ミンハ、イ・ミンホが語る『パチンコ』シーズン2ノーカットニュース/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  12. インタビュー:イ・ミンホ、異色のアンチヒーロー役(『全知的な読者の視点から』)The Korea Herald/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  13. イ・ミンホ、新作『バーチャル・ラブ』出演を検討中(所属事務所)スターニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
  14. 『暗殺者(たち)』イ・ミンホ、新人記者役について語る毎日経済/参考出典/確認日 2026-10-08
  15. [インタビュー]『暗殺者(たち)』イ・ミンホ、役作りとアドリブについてSPOTV NEWS/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  16. [インタビュー]イ・ミンホ「前向きな性格は20歳の交通事故以後に」スポーツ京郷/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
  17. 『江南1970』、ボックスオフィス1位を奪還世界日報/参考出典/確認日 2026-10-08
  18. 『暗殺者(たち)』、公開初日にボックスオフィス1位マネートゥデイ/参考出典/確認日 2026-10-08