パク・ソジュン
パク・ソジュンは韓国の俳優。2012年の『ドリームハイ2』を正式なデビュー作とし、『キム秘書はいったい、なぜ?』『梨泰院クラス』などの主演作で広く知られる。2023年には『マーベルズ』でハリウッド作品に初出演し、2025年には恋愛ドラマに復帰した。[14][23][25]
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-08
生い立ちとデビューまで
人見知りの少年と学校祭の舞台
本名はパク・ヨンギュ。子どもの頃はプロ野球選手に憧れたが、父親は体格と力で勝る弟に野球をさせ、本人にはその活躍を記事にするスポーツ記者になってほしいと考えていたという。本人の回想によれば、中学までは成績も振るわず、飲食店で注文するのもためらうほどの人見知りだった。そんな性格を変えたいと中学3年でアニメ同好会の門をたたき、学校祭で全校生徒を前にコスプレのパフォーマンスを披露した。このとき生まれて初めて味わった高揚感が、俳優を目指す出発点になった。名前を呼ばれることさえ照れくさかったため、のちに作名所で改名を勧められ、提案された名前に点を一つ加えて「ソジュン」としたと2023年のテレビ出演で明かしている。[12]
演技塾通いと刑務所での兵役
父親は俳優志望に反対したが、母親が家計からひそかに月18万ウォンの演技塾の費用を出した。数か月後に事情を知った父親は学校の成績を保つことを条件に認め、本人はその後クラスで5位を保ったという。夜間自習の時間は塾に通い、終電で帰ってから読書室で午前3〜4時まで勉強し、朝7時に登校する生活を約2年半続けた。ソウル芸術大学に進学した後、2008年7月に入隊し、2010年5月まで法務部の矯正施設警備教導隊員として清州刑務所で服務した。隊員が40人ほどしかいないため休暇は4か月に一度で、「自分が閉じ込められている気分だった」と振り返っている。[12][13]
オーディション落選を重ねて
除隊後すぐ大学に復学したものの、同期がいない環境になじめず1学期で再び休学し、出演歴のないまま所属事務所キーイーストに入った。当時はオーディションに落ち続け、目元を指摘されたり整形を勧められたりして自信を失ったという。衣装合わせまで済ませた役を数日後に降ろされた経験があり、それ以来、家族には結果が決まるまで仕事の話をしないようにしていると明かしている。本人は2012年のKBS『ドリームハイ2』を正式なデビュー作と位置づけ、初回放送は照れくさくて家族と一緒に見られず、一人でしゃがみ込んで見たと語った。[13][12][14]
活動の歩み
音楽番組の司会から主演へ
『ドリームハイ2』やKBS『패밀리』、MBCの週末ドラマへの出演で注目され始め、2013年秋からはSISTARのボラと組んでKBS『ミュージックバンク』の司会を担当した。2015年は『キルミー・ヒールミー』に続いて『彼女はキレイだった』に出演し、ファッション誌の副編集長チ・ソンジュンを演じた。同作は初回視聴率4.8%と出足は鈍かったが、口コミで人気を伸ばした。終了時のインタビューでは、入隊前から「除隊後に事務所に入り、小さな役から一つずつ積み上げる」という目標を立てていたと語り、計画どおりに作品数を重ねてきたことを振り返っている。[15][16]
2017〜2018年の連続ヒット
2017年のKBS『サム、マイウェイ』では、総合格闘技の選手コ・ドンマンを演じ、同作は放送中に月火ドラマの首位を3週連続で守った。同じ年にはカン・ハヌルと警察大学生コンビを演じた映画『ミッドナイト・ランナー』で第54回大鐘賞映画祭の新人男優賞を受賞し、壇上でデビュー当初に容姿や性格を理由に俳優は無理だと言われた経験に触れて声を詰まらせた。2018年のtvN『キム秘書はいったい、なぜ?』では自己陶酔型の財閥御曹司イ・ヨンジュンを演じた。漫画的な人物を実写で成立させるため、時代劇や日常劇など多様な作品のトーンを参考にしたと語っている。[17][18][19]
『梨泰院クラス』からハリウッドへ
2020年のJTBC『梨泰院クラス』では主人公パク・セロイを演じ、同作は放送中に視聴率14.8%を記録するヒットとなった。この作品をコロナ禍に見たニア・ダコスタ監督が、自身の監督作『マーベルズ』のアラドナ星の王子ヤン役に彼を起用し、2023年11月の公開でハリウッド作品とMCUに初登場した。同じ2023年には、スポーツ映画『드림』でサッカーチームの気難しい監督役を、大地震後のソウルを描く『コンクリート・ユートピア』で妻ミョンファを守ろうとする夫ミンソン役を演じ、主演映画の公開が相次いだ。[21][23][22]
時代劇と恋愛ドラマへの挑戦
Netflix『京城クリーチャー』では、1945年春の京城で質屋を営む裕福な青年チャン・テサンを演じた。日本統治期を舞台にした作品には10年以上前から出演を望んでいたといい、2シーズンを同時に撮影した。2025年12月にはJTBC『경도를 기다리며』(「キョンドを待ちながら」の意)で新聞社の芸能部次長イ・ギョンドを演じた。恋愛ドラマは『キム秘書はいったい、なぜ?』以来7年ぶりで、当初は子役を予定していた20歳の時代も自分たちで演じたいと制作陣に提案したという。[24][25]
エピソード
親友と共演した『パラサイト』
2019年の『パラサイト 半地下の家族』で、主人公ギウに家庭教師の仕事を紹介する友人ミニョク役で特別出演した。ギウを演じたチェ・ウシクとは私生活でも親しい間柄だが、チェ・ウシクによれば、ポン・ジュノ監督は配役を決めた後で二人の仲を知ったといい、友情出演ではなく文字どおりの特別出演だったと強調している。一方、パク・ソジュン主演の『使者』にはチェ・ウシクが短く出演しているが、こちらも監督とチェ・ウシクの縁で実現したもので、互いの作品への出演はそれぞれ別の経緯によるものだった。[20]
体と髪で役をつくる
『サム、マイウェイ』の記者懇談会では、演技を始めた頃は8坪のワンルームで一人暮らしをしており、その記憶を役の生活感に生かしたと語った。格闘家役は裸の場面が多く防具も付けられないため、休息も食事も足りない撮影日程のなかで体を保つことが「自分との闘い」だとも述べた。『梨泰院クラス』では約7か月の撮影期間中、主人公の栗頭を保つため髪を42回切ったことを撮影終了時にSNSで明かした。『コンクリート・ユートピア』では役のために約7キロ減量し、真夏に冬の場面を撮る過酷さからめまいを覚えたこともあったという。[17][21][22]
役は「縁」という考え方
2023年のテレビ出演では、「この瞬間に最善を尽くす」ことを人生の指針に挙げ、どの役もまず「自分ならこの状況でどうするか」を想像して組み立てると説明した。演じ始めた時点で役は自分のものになり、別の誰かが演じた場合と比べることはできないから、作品との出会いは縁だと考えているという。『コンクリート・ユートピア』で演じた家族思いのミンソンについては、家族を何より大切にする自分の父親を参考にしたと語っている。また、両親に心配をかけたくないため、仕事の細かな悩みは家族ではなく友人に相談するとも話している。[12][22]
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- パク・ソジュン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- キム秘書はいったい、なぜ? — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- パラサイト 半地下の家族 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 서진이네 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 윤스테이 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 청춘MT — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 使者 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 京城クリーチャー — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 梨泰院クラス — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- サム、マイウェイ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 花郎 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 『ユ・クイズ ON THE BLOCK』出演で語った少年時代と無名時代Newsen/参考出典/確認日 2026-10-08
- 清州刑務所での兵役と除隊後の所属事務所入りを回想(OSEN配信)朝鮮ビズ/OSEN/参考出典/確認日 2026-10-08
- オンラインファンミーティングで『ドリームハイ2』と『サム、マイウェイ』を回想ジョイニュース24/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『ミュージックバンク』新MC就任の記者懇談会MBNスター/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『彼女はキレイだった』終了インタビューアジアトゥデイ/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 『サム、マイウェイ』記者懇談会で格闘家役の苦労を語るスポーツ東亜/参考出典/確認日 2026-10-08
- 第54回大鐘賞映画祭で新人男優賞、受賞スピーチ国民日報/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『キム秘書はいったい、なぜ?』終了インタビュー イ・ヨンジュン役の作り方スポーツQ(ニュースQ)/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- チェ・ウシクが語る『パラサイト』特別出演の舞台裏テンアジア/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 『梨泰院クラス』撮影終了、栗頭カットは42回SPOTVニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『コンクリート・ユートピア』インタビュー 父をモデルにした役作りThe Korea Times/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 『マーベルズ』ニア・ダコスタ監督、『梨泰院クラス』を見て起用The Korea Herald/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『京城クリーチャー』インタビュー 賛否の評価と役の狙い聯合ニュース(英語版)/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- JTBC『경도를 기다리며』制作発表会 芸能記者役でデビュー当時を回想聯合ニュース/参考出典/確認日 2026-10-08