キム・ボム
キム・ボムはソウル出身の俳優。オーディション番組を経てシットコム『思いっきりハイキック!』で注目され、『花より男子〜Boys Over Flowers』で人気を確立。兵役後は『九尾狐伝』の異母弟イ・ラン役などで演技の幅を広げている。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-08
生い立ちとデビューまで
オーディション番組から芸能界へ
1989年にソウルで生まれた。芸能界への入り口となったのは、2006年にKBSが放送した新人発掘のオーディション番組『サバイバル・スターオーディション』である。この番組をきっかけに、MBCのシットコム『思いっきりハイキック!』へのキャスティングが決まった。演じたのは主人公一家の家に下宿することになる少年で、役名には本人の芸名と同じ「ボム」が使われた。十代でのデビュー作となったこの作品が、のちに続く俳優人生の出発点となる。
自分で書き上げた役柄
当初、彼の役は台本上の紹介がわずか数行しかない、騒ぎを起こす変わった少年という脇役にすぎなかった。そこで本人が人物像を独自に掘り下げ、A4用紙にまとめて監督と脚本家に見せたことで、キャラクターの存在感が大きく膨らんでいったという。のちに出演した演技講座の映像では、実はイ・ミノとイ・ユノの両方の役でオーディションを受けたものの、どちらも自分には合わないと感じていたため、2人の中間に位置する人物を作ろうとしたと振り返っている。
活動の歩み
『花より男子』で一躍人気者に
2009年のKBS『花より男子〜Boys Over Flowers』では、F4の一人である陶芸家の御曹司ソ・イジョンを演じた。シットコムで見せたあどけない少年の印象とはがらりと変わった大人びた姿が話題になり、同年には京畿道の広報大使も務めた。同じ年の後半にはSBS『ドリーム』で総合格闘技の選手に扮し、ソン・ダムビと共演した。2010年の『まだ結婚したい女』では年下の男性を演じて女性視聴者の支持を集め、映画でも『サイコメトリー』などに主演している。
イメージからの脱皮
2011年にはJTBCのドラマ『パダムパダム〜彼と彼女の心拍音〜』で、体を絞り込んでイ・グクス役に臨み、それまでの年下男性のイメージを変えようとした。2013年にはSBS『その冬、風が吹く』でパク・ジンソン役、MBC『火の女神ジョンイ』に出演し、2015年のtvN『身分を隠せ』では潜入捜査に挑む主人公チャ・ゴヌを演じた。2016年のSBS『ミセスコップ2』では、デビュー以来初めての悪役イ・ロジュンに挑んでいる。
兵役明けの『九尾狐伝』
社会服務要員として兵役に就き、2020年に招集解除となった後、復帰作として選んだのがtvN『九尾狐伝』である。イ・ドンウク演じる九尾狐イ・ヨンの異母弟で、人間と九尾狐の間に生まれた半妖イ・ランを演じた。2023年の続編『九尾狐伝1938』でも同じ役を引き継ぎ、時代を移した物語で再び兄弟の関係を描いている。兄を憎みながらも慕う複雑な人物像は、彼の新たな代表作の一つとなった。
法廷・医療ドラマから新境地へ
2021年のJTBC『ロースクール』では、警察大学出身で司法試験の二次まで経験した法科大学院1年生ハン・ジュニを演じた。2022年のtvN『ゴーストドクター』では、恵まれた環境で育った研修医コ・スンタクを演じ、天才外科医の霊と体を共有する役どころで医療ドラマにファンタジーとコメディーの要素を加えた。舞台では、ミュージカル『ジェントルマンズ・ガイド』の主人公モンティ・ナヴァーロ役で初めてミュージカルに挑戦した。2025年5月には、事務所キングコング by スターシップを通じてSBSのロマンティックコメディー『오늘도 매진했습니다(今日も完売しました)』への出演が発表された。フランスの化粧品ブランドの役員ソ・エリックを演じ、2026年の放送予定とされた。
エピソード
『パダムパダム』後の体重
『パダムパダム』では役のために大きく減量し、やせた顔つきが以前の印象と違いすぎるとして視聴者の間で賛否が分かれた。本人もその反応を意識していたようで、放送終了後のインタビューでは体重を戻していると話している。きっかけの一つは共演したベテラン女優ナ・ムニの反応で、彼の姿を見て、子どもをこんなに細くしてしまうなんて、と驚いて嘆いたのを見て、これは本当にまずいと感じたというエピソードが伝えられている。
長台詞と専門用語への挑戦
近年の出演作では、専門職ならではの膨大な台詞が見どころの一つになった。『ロースクール』では法律用語を交えた長い弁論や講義の場面をよどみなくこなす姿が話題を呼び、『ゴーストドクター』でも長く複雑な医学用語を一気に言い切る場面が注目を集めた。『ゴーストドクター』は最高視聴率が7%台後半に達し、兵役から戻ってからの作品のなかで最も高い数字を記録している。また、『ロースクール』ではカン・ソルAとの微妙な関係、『ゴーストドクター』ではソン・ナウン演じるオ・スジョンとの淡い恋模様も視聴者の間で人気を集めた。
日本との縁と人気の広がり
『花より男子』の日本語吹き替え版では、声優の福山潤が彼の声を担当した。ソ・イジョン役の人気は高く、放送終了後に女性視聴者を対象に行われた人気投票では、主人公ク・ジュンピョを抑えて1位になったとされる。ク・ジュンピョ役のイ・ミノとは同作で親しくなった仲として知られ、のちのインタビューでは、イ・ミノやチョン・イルとの関係について、今出会っていたらあれほど親しくなれなかっただろうと語ったこともある。
交際公表と初の悪役
私生活では、『火の女神ジョンイ』で共演した女優ムン・グニョンとの交際を双方の事務所が認め、公の場で交際を明かしたカップルとして大きな話題になった。2人は作品の撮影をきっかけに親しくなったとされるが、その後、交際を終えたことが伝えられている。なお、2016年の『ミセスコップ2』で演じた初の悪役は、デビュー作で親友役だったキャラクターの名字「イ」を得て闇落ちした、とファンの間で冗談めかして語られた。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- キム・ボム — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ロースクール — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ゴーストドクター — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 九尾狐伝1938 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 九尾狐伝 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08