チョン・ジョンミョン
1980年ソウル生まれの俳優。2000年代半ばに『ファッション70's』や映画『台風太陽』で新人賞を重ね、2010年『シンデレラのお姉さん』で人気を固めた。長年のマネージャーによる詐欺被害で活動が途絶えたが、2020年代にバラエティーを通じて再び姿を見せている。
更新 2026-10-09/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
体育学を学んだ学生時代
チョン・ジョンミョンは1980年11月29日、ソウルで生まれた。姉が2人いる。父親は繊維会社を経営していると本人がテレビで明かしている。ソウルの文一高校を卒業後、尚志大学校の芸術体育大学で体育学を専攻し、のちに同大学院で修士号も取った。修士論文のテーマは運動プログラムが女子大学生の体組成や懸垂能力に与える影響というもので、俳優としては珍しい経歴である。デビュー前には母校の広報モデルを務め、1999年にはモデルエージェンシー「ストーム」の第5期モデル選抜で大賞を受けている。
エキストラから正式デビューへ
演技との最初の接点は1999年の青春ドラマ『学校2』で、写真部員としてカムコーダーを借りに来る短い場面に映ったのが実質的な初出演とされる。ただしクレジットには名前が出ておらず、この出演が知られたのはずっと後のことだった。公式なデビュー作は2001年のSBS単発ドラマ『男と女―花茶房の純情』で、同じ年にはMBCのシットコム『ニューノンストップ』に転校生役で顔を出している。2002年には映画『アー・ユー・レディ?』に出演し、2003年にはシットコム『まっすぐ生きろ』に本人と同じ名前の役で加わるなど、20代前半はドラマ、映画、シットコムを行き来しながら経験を積んだ。
活動の歩み
2005年、新人賞を総なめ
転機は2005年に訪れた。その前年に出演したバラエティー番組『Xマンを探せ』で偶然しかめっ面を見せた姿が演出家イ・ジェギュの目に留まり、SBSドラマ『ファッション70's』のチャン・ビン役に抜擢されたのである。同じ年、アグレッシブ・インラインスケートを題材にした映画『台風太陽』で主演を務め、一部の場面では自らスケートも滑った。この作品で釜山映画評論家協会賞と青龍映画賞の新人男優賞を受け、青龍の授賞式はちょうど誕生日と重なった。『ファッション70's』ではSBS演技大賞のニュースター賞も受賞し、翌2006年にはMBC『キツネちゃん、何しているの?』にも出演し、百想芸術大賞のテレビ部門新人演技賞を手にした。
兵役を経て『シンデレラのお姉さん』へ
2007年の映画『ヘンゼルとグレーテル』公開後、2008年1月に現役で入隊し、陸軍第30機械化歩兵師団の新兵教育隊で助教として服務、2009年11月に満期除隊した。復帰作となった2010年のKBS『シンデレラのお姉さん』ではホン・ギフン役を務め、同年のMnet 20's Choiceで「最も影響力のあるスター20人」に選ばれるなど再び脚光を浴びた。翌2011年はMBC時代劇『チャクペ』でチョンドゥン役を務め、KBS『栄光のジェイン』ではKBS演技大賞の中編ドラマ部門優秀演技賞を受賞している。
2010年代の主な仕事
その後もOCN『リセット』(2014)、tvN『ハートトゥハート』(2015)、KBS『マスター・ククスの神』(2016)、MBN『ときめき注意報』(2018)とドラマ出演を続け、映画では2016年に『パーフェクト・プロファイラー 命がけの恋愛』でソル・ロックァン役を演じた。2019年の映画『顔のないボス』を最後に、俳優としての新作は途絶えている。一方でバラエティーとの縁は深く、2013年にはtvN『チョン・ジョンミョンのボンジュール~パリ』で単独の旅番組を持ち、2014年にはMBC『本物の男』の固定メンバーとして軍隊生活に再挑戦した。2019年にはMBC every1『都市警察:KCSI』に出演し、2017年のJTBC『夜トッケビ』にも加わっている。
エピソード
「鬼の助教」の里帰り
2014年に『本物の男』で再び軍服を着たとき、配属先は偶然にも、かつて自身が助教として訓練兵を鍛えた第30師団の新兵教育隊だった。現役時代の彼は、自分を芸能人扱いして陰口を叩く訓練兵に容赦なく罰を与える「悪魔の助教」として恐れられていたという。立場が逆転した撮影では、5〜6年後輩にあたる現役助教の指導を二等兵として受けることになり、その様子自体が見どころになった。ベレー帽の折り目を几帳面に整え、儀仗隊出身のパク・コニョンと「角」の鋭さを競ったのも笑いを誘った。食事の場面ではどのメニューもおかわりし、戦闘糧食まで2パック平らげたため、「軍食神」というあだ名が付いた。
柔術と童顔
格闘技好きとしても知られる。2012年に『ランニングマン』でブラジリアン柔術を習っていると明かし、2013年に青帯、2016年には紫帯、2019年には茶帯へと昇格し、2022年には黒帯を取得したと伝えられている。総合格闘家キム・ドンヒョンが選んだ芸能人の喧嘩の強さランキングでは8位に入った。年齢を感じさせない若々しい顔立ちもたびたび話題になり、2024年の『アラフォー息子の成長日記』では、同年代の俳優チョ・インソンより1歳年上だと明かして周囲を驚かせた。食事も筆記も左手で行う左利きでもある。
信頼した人の裏切りと再出発
俳優活動が長く途絶えた理由は、2025年1月にtvN STORYのお見合い番組『もう恋できるかな』で本人の口から語られた。15年以上行動を共にしたマネージャーに詐欺や横領の被害を受け、人を信じられなくなって対人恐怖症のような状態に陥り、引退まで考えたという。家族以外は誰も信用できなかったが、甥と過ごす時間や家族の支えで少しずつ立ち直ったと振り返った。長い空白の陰にあった事情が本人の言葉で語られ、視聴者からは共感の声が多く寄せられた。番組では弁護士の女性とお見合いをし、二度目のデートにも進んで視聴者の応援を集めた。2025年8月にはMBC『ラジオスター』にも出演し、トーク番組を中心に元気な姿を見せている。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- チョン・ジョンミョン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- パーフェクト・プロファイラー 命がけの恋愛 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09