ユナ
ユナ(本名イム・ユナ)は1990年生まれの歌手・俳優。2007年に少女時代のメンバーとしてデビューし、同じ年に俳優活動も始めた。『君は僕の運命』で注目を集め、映画『EXIT』、ドラマ『キング・ザ・ランド』『暴君のシェフ』などのヒット作で主演を務めている。[1][7][9][12]
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-08
生い立ちとデビューまで
S.E.S.に憧れた少女
ユナ(本名イム・ユナ)は1990年5月30日、ソウル・永登浦区で生まれた。2024年にチョン・ジェヒョンのYouTubeチャンネル『ヨジョンジェヒョン』に出演した際、学生時代は学校の出し物でS.E.S.やFin.K.Lの曲に合わせて踊るのが好きだったと話している。SMエンターテインメントのオーディション告知チラシを見て自分で会場へ足を運び、13歳で事務所に入った。チラシを見て来る子がいるからオーディションをやめられない、とキャスティング担当者に冗談を言われたこともあるという。デビュー前後を通じて広告・映画・ドラマを合わせ200回以上のオーディションを受け、合格も不合格も味わった。回を重ねるうちに恥ずかしがっていた自分が積極的に提案できるようになり、情熱も育ったと振り返っている。[1][5]
歌と演技、二つのデビュー
SMの練習生時代には2年間演技の指導を受けており、同じく練習生だったスヨンとは当時から一緒に演技を学んだ仲である。俳優としての出発点は2007年のMBCドラマ『9回裏2アウト』で、同じ年の8月5日には少女時代のメンバーとして「また巡り逢えた世界」で歌手デビューを果たした。ユナ自身、ドラマを撮影している最中に少女時代としてデビューしたと語っており、歌と演技の二つの道を最初から並行して歩むことになった。[6][9][7]
活動の歩み
『君は僕の運命』で初主演
ドラマで初めて主演を務めたのは、2008年のKBS1連続ドラマ『君は僕の運命』である。明るくたくましいヒロイン、チャン・セビョクを演じ、作品は序盤から20%台の視聴率を記録した。放送中のインタビューでは、自分を見るとまだぎこちなさが目につき、もっと頑張らなければという思いしかないと語る一方、視聴者が掲示板に寄せてくれる応援が大きな力になっていると明かした。撮影期間中、少女時代は8人で活動しており、舞台に立てば演技がしたくなり、演技をしていれば舞台が恋しくなると揺れる心境も打ち明けている。このドラマを機に30〜50代の女性ファンが一気に増え、食堂では役名で声をかけられるほどになったという。[6]
少女時代と『ビッグマウス』
少女時代は「Gee」「願いを言ってみて(Genie)」「THE BOYS」「Mr.Mr.」などのヒットを重ね、第2世代を代表するガールズグループとしてK-POPが世界へ広がる流れの先頭に立った。デビュー15周年の当日にあたる2022年8月5日には、8人がそろって7枚目の正規アルバム『FOREVER 1』を発表した。正規アルバムとしては2017年の『Holiday Night』以来、5年ぶりである。同じ年、ユナはMBC『ビッグマウス』で新しいジャンルに挑み、2022 MBC演技大賞でミニシリーズ部門の最優秀演技賞を受賞した。授賞式では、歌手活動もしながらさまざまな作品で忙しく過ごした一年だったと述べ、初めてのジャンルと役柄に重圧もあったが、多くの人に愛されて幸せだったと語った。[7][8]
『EXIT』とスクリーンでの躍進
映画では『コンフィデンシャル/共助』シリーズをヒットさせ、2019年の『EXIT』は942万人を動員する大ヒットとなった。有毒ガスに覆われた都市から若者たちが脱出を図るこの作品は、イ・サングン監督の長編デビュー作であり、ユナにとって初めての映画主演作でもあった。二人は2025年の『悪魔が引っ越してきた』(原題:악마가 이사왔다)で再び組み、ユナは毎晩午前2時になると悪魔として目覚める女性ソンジを演じ、クレジットの筆頭に名前を連ねた。昼と夜でまったく別の顔を見せるソンジについて、監督とユナは長い時間をかけて話し合い、夜のソンジのカラーコンタクトはユナの発案だったと監督は明かしている。ユナ自身は、この作品で自分の中の何かを一つ打ち破った感覚があり、より自由に演じる自信がついたと話した。[9][10]
『キング・ザ・ランド』から『暴君のシェフ』へ
2023年のJTBC『キング・ザ・ランド』では、イ・ジュノと共演してホテリアのチョン・サランを演じた。以前に動画コンテンツでバケットリストを聞かれ、この作品でNetflix世界1位を取りたいと答えていたが、それが本当に実現して驚き、感謝していると語っている。2025年のtvN『暴君のシェフ』では、500年の時を越えて暴君の王と出会うフランス料理のシェフ、ヨン・ジヨンを演じた。最終回の視聴率は17.1%で、その年に放送されたミニシリーズの中で最も高く、NetflixのグローバルTOP10(非英語TV部門)でも2週連続1位となった。2026年9月には、日本のドラマ『アンナチュラル』をリメイクするtvNの同名作で法医官ソン・ドウンを演じることが発表され、2027年に放送される予定である。[11][12][13]
エピソード
走り続けた『EXIT』の現場
『EXIT』ではワイヤーアクションやクライミングにも挑んだが、本人がいちばんきつかったと話すのは、生身で走るだけの場面だった。ほぼ毎日走る撮影が続き、チョ・ジョンソクと「これ、昨日撮らなかった?」と言い合うことも多かったという。自分は短距離型で、長く走ると苦しくなると笑う。印象に残る場面には工事現場を駆け抜けるシーンを挙げた。脚の筋肉が張ったまま走ったため数回で力が抜け、もう一度違う形で撮りたいのに歩けないほど消耗してしまい、もどかしさから涙が出たと明かしている。カットの声と同時に座り込み、申し訳なさも感じたと振り返った。[14]
祖父母ゆずりの方言
2021年の映画『奇跡』(原題:기적)で、ユナは慶尚北道・栄州一帯の方言で台詞を話す役に取り組んだ。オンラインで開かれた制作報告会でユナは、祖父母が栄州の出身で、幼いころから二人を通して聞いてきた言葉が自然と身についていたと明かし、台本に栄州の話が多く出てきて親しみを感じながら読んだと話した。同じ地域出身の共演者イ・ソンミンは、驚くほど生まれつきのような方言だったと称賛し、抑揚だけでなく使う単語まで違う難しい言葉なのに、俳優たちの中で群を抜いていたのはユナだったと強調した。慶尚道出身の俳優でさえアドリブがほとんど出なかったという裏話も添えている。[15]
3か月の料理特訓
『暴君のシェフ』に臨むにあたり、撮影前に3か月ほど料理学院に通い、シン・ジョンチョルシェフからはフランス料理のシェフらしく見せられる洋食中心のメニューを学んだ。監督やフードスタイリストと集まって盛り付けを試作し、撮り方まで相談したという。手元を映すための代役も用意されていたが、ほとんどの料理を本人がこなしたため出番はほぼなかった。シン・ジョンチョルは、多くの芸能人と仕事をしてきたがこれほど上手な人は初めてだと絶賛している。放送後は街で本名ではなく役名や、劇中の宮廷料理人の呼び名で声をかけられ、人気を実感したと話した。[12]
続けてきた分かち合い
2015年1月、ユナは社会福祉共同募金会(愛の実)の高額寄付者の会「アナー・ソサエティ」に、その年最初の会員として加入した。1億ウォン以上を寄付するか、5年以内の完納を約束すると入会できる会で、ユナは2010年から毎年、年末の低所得層支援に参加し、寄付の累計が1億ウォンを超えていた。加入にあたっては、新しい年を迎えて分かち合いの文化を広めることに少しでも役立ちたいとし、これからも続けて身近な人々の助けになりたいとコメントしている。[16]
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。
- ユナ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- キング・ザ・ランド — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ヒョリの民宿 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ビッグマウス — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 少女時代ユナ「13歳でSMへ…デビュー前後に200回以上オーディション」(『ヨジョンジェヒョン』)ニュース1(ファイナンシャルニュース掲載)/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『君は僕の運命』ユナ「進化していく演技を見守って」スターニュース/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 15周年の少女時代、『FOREVER 1』で8人揃ってカムバックニュース1(ファイナンシャルニュース掲載)/参考出典/確認日 2026-10-08
- イム・ユナ、2022 MBC演技大賞で最優秀演技賞SPOTVニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
- イム・ユナ「『EXIT』のデビュー同期イ・サングン監督を信じて思い切り演じた」マックスムービー/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 『悪魔が引っ越してきた』イ・サングン監督インタビューシネ21/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- イム・ユナ『キング・ザ・ランド』終映インタビュースポーツ朝鮮/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 『暴君のシェフ』イム・ユナ「3か月の料理特訓」スポーツ朝鮮/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- イム・ユナ主演『アンナチュラル』来年放送…日本ドラマのリメイク聯合ニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『EXIT』ユナ、毎日走る撮影で体力が追いつかず涙テンアジア/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 『奇跡』イ・ソンミン「イム・ユナの栄州方言は生まれつきのよう」ニュース1(マネートゥデイ掲載)/参考出典/確認日 2026-10-08
- 少女時代ユナ、高額寄付者の会「アナー・ソサエティ」に加入聯合ニュース/参考出典/確認日 2026-10-08