スヨン
スヨンは1990年生まれの歌手・俳優である。12歳で日本のデュオ「route0」として先にデビューし、2007年に少女時代の一員として韓国デビューした。グループ活動と並行して俳優業を広げ、ドラマ『それでも僕らは走り続ける』やハリウッド映画にも出演している。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-08
生い立ちとデビューまで
12歳、日本で歌手デビュー
スヨンの芸能活動は韓国ではなく日本から始まった。2002年、サバイバル形式のオーディションを経て日本の歌手デュオ「route0」のメンバーに選ばれた。当時12歳で、日本のステージに立ちながら歌手としての経験を積んだ。後年のインタビューでも、少女時代としてデビューする前に日本で先に歌手活動をしていたことを自ら振り返っている。この時期に身につけた日本語は、のちのグループ結成で思わぬ形で生きることになる。
女優デビューも考えた練習生時代
日本での活動を終えて韓国に戻ったスヨンは、再び練習生として長い時間を過ごした。2023年のバラエティ番組では、練習期間が長かったため事務所から俳優オーディションに送られる立場になり、歌とダンスの授業より演技の授業を多く受けていたと明かしている。このまま女優としてデビューする道もあり得ると考えていたという。転機はSUPER JUNIORのデビュー後、練習生の間で女性グループも出るらしいという話が広がったことだった。この機会を逃せばデビューはないと感じたうえ、日本語ができる点がメンバー構成の中で欠かせない要素になったと本人は説明している。2007年、少女時代はシングル『また巡り逢えた世界』でデビューした。
活動の歩み
少女時代として駆け抜けた日々
少女時代は2009年の『Gee』の大ヒットを皮切りに、『願いを言ってみて』『Oh!』『Run Devil Run』『Hoot』などを立て続けに当て、第2世代K-POPガールズグループの代表格となった。米ビルボードは2017年、同グループを過去10年間で最高のK-POPガールズグループに選んでいる。2017年10月にはSMエンターテインメントとの契約を更新しないことが明らかになり、同年11月にエコグローバルグループと専属契約を結んだ。
15周年での再集結
2022年8月5日、デビューからちょうど15年の日に、少女時代は5年ぶりの正規アルバムとなる7集『FOREVER 1』を発表した。メンバーの所属事務所が分かれたため日程調整は簡単ではなかったが、14周年ではなく15周年に合わせたいという全員の意向で発売時期が決まったという。スヨンは5年ぶりに集まった印象を、プロ同士が集まったようで責任感の強いメンバーの職人気質を感じたと表現した。収録曲『Villain』では作詞を担当し、悪役というより普通の人とは違う選択をする「変わり者」を描いた歌詞だと説明している。
俳優としての歩み
演技の経歴はデビュー翌年の2008年、映画『순정만화』(英題『Hello Schoolgirl』)の助演にさかのぼる。その後もドラマ出演を重ね、MBC週末ドラマ『밥상 차리는 남자』(食卓を整える男)などに出演した。初の主演映画は吉本ばななの小説を原作とする韓日合作『デッドエンドの思い出』で、日本で撮影され、日本で先に公開された。2021年初めに終了したJTBC『それでも僕らは走り続ける』では財閥3世のCEOソ・ダナを演じ、型にはまった令嬢像ではない主体的な女性として好評を得た。2023年のENA・genie TVオリジナル『ラブ・パッセンジャー ~私たちの恋愛事情~』では、チョン・ヘジン演じる母と同居する娘ジニを演じ、母娘の物語を軸にした作品で主演を務めた。
ハリウッドと舞台への挑戦
活動の場は海外にも広がった。『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ『バレリーナ:The World of John Wick』に出演し、ハリウッド作品デビューを果たした。演じたのは、アナ・デ・アルマス扮する主人公イヴが最初の任務で護衛を任される女性カトラである。2026年夏にはシェイクスピア劇『ヴェニスの商人』の舞台に立ち、法廷で機知を発揮して流れを変えるポーシャを演じた。同年7月の報道時点では、豪華客船を舞台にした映画『오케이 마담2』(OK!マダム2)が8月公開予定とされ、犯罪組織のリーダーであるヴィラン、アーニャ役に挑むことが伝えられた。
エピソード
スニーカーとタンブラーの令嬢
『それでも僕らは走り続ける』のソ・ダナ役では、衣装の細部まで自分で考えた。ハイヒールとオフィスルックではなく、歩きやすいスニーカーを履き、手にはタンブラーを持たせることで、従来の財閥令嬢とは違う能動的な人物像を表現したという。強い台詞も、無礼さではなく成長過程の欠乏から来る反応だと捉えることで自然に言えるようになったと語る。華やかに見えて実は自己管理に追われる生き方は少女時代として過ごした自身の青春に似ていると話し、演出家が「スヨンを起用するのは冒険だ」と考えないようにするのが自分の宿題だとも述べている。
ハリウッドで流した涙
『バレリーナ』の撮影には付き添いなしで単身渡り、およそ3週間を過ごした。2025年12月に出演したトーク番組では、現地のケアは行き届いていたのに孤独を感じ、英語で話した後に相手の表情を思い返して失言ではなかったかと気にし、翌日は口数を減らしてしまったと打ち明けた。家に帰りたいと思った1週間を経て、その後はうまくいったという。アクション訓練では『ジョン・ウィック』のスタント・チームから、撃たれて倒れる演技が「Kドラマのヒロインのようだ」と指摘され、一度泣いたこともあった。ホテルに戻ってシリーズを見直すと、確かに登場人物は一瞬で倒れていたと笑いを交えて語っている。
映画への渇望と「戦友」
スヨンは少女時代の頃から映画のオーディションを受けてきたが、扉はなかなか開かなかったと率直に話している。落ちた理由を明確に聞いたことはなく、自分が落ちた役を他の俳優が演じるのを見るとつらいが認めざるを得なかったという。ただし歌手出身だから機会がないとは考えず、課題は自分の実力や過去の役のイメージにあると捉えた。初主演映画『デッドエンドの思い出』では、映画づくりを戦友と一緒に進める感覚を初めて知ったと語り、釜山国際映画祭のレッドカーペットでは緊張で唇をかみながら少女のように幸せだったと振り返っている。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。
- スヨン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- それでも僕らは走り続ける — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ファンレターを送ってください — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ラブ・パッセンジャー ~私たちの恋愛事情~ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- だから俺はアンチと結婚した — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ニューイヤー・ブルース — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- あなたが願いを言えば — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08