シン・ミナ
シン・ミナは1984年生まれの俳優。10代でモデルとして注目され、『僕の彼女は九尾狐』で人気を確立した。『オー・マイ・ビーナス』『海街チャチャチャ』などのヒット作を持ち、2025年には長年交際したキム・ウビンと結婚した。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
友人が送った一枚の写真
シン・ミナは1984年4月5日生まれ。本名はヤン・ミナである。芸能界入りのきっかけは、友人が写真を雑誌のモデルコンテストに送ったことだと長く語られてきた。もっとも2026年には、実は自分も応募に乗り気だったと笑いながら打ち明けている。コンテストで選ばれた彼女は1998年、10代向け雑誌『KiKi』の専属モデルとして仕事を始めた。少女らしい透明感と、カメラの前で見せる大人びた表情の落差が、早くから業界人の目を引いた。
CMとMVでつかんだ人気
名前が広く知られたのはテレビCMを通じてだった。携帯電話サービス「018」の広告シリーズなどに起用され、そこで使われたコピー「愛は動くもの」は当時の若者の間で流行語になった。2000年には、チョ・ソンモの大作ミュージックビデオ「아시나요(ご存じですか)」でベトナム戦争下の韓国兵と恋に落ちる現地の少女を演じ、大きな注目を集める。1998年から複数の歌手のミュージックビデオに出演しており、演技の経験はまずこうした映像作品で積んでいった。
芸名シン・ミナの誕生
映画『火山高』への出演が決まった際、同世代の俳優ヤン・ミラと名前が紛らわしいことから、芸名を「シン・ミナ」に改めた。撮影は『火山高』が先に始まったものの、視聴者の前に女優として初めて姿を見せたのは2001年のドラマ『美しき日々』である。この役のために5か月間演技レッスンを受けたといい、普段のイメージとはまるで違う役柄に挑む緊張と、「ぎこちない演技とは言われない」という自信の両方を口にしていた。
活動の歩み
青春スターから実力派へ
2003年の映画『マドレーヌ』ではチョ・インソンと共演し、美容師役のために撮影前の3か月間ヘアカットを練習した。同年のSBSドラマ『때려(殴れ)』では女子ボクサーを演じ、SBS演技大賞のニュースター賞を受賞。2005年にはキム・ジウン監督の『甘い人生』で印象的な助演を務め、『このろくでなしの愛』ではRainの相手役を担った。2008年の映画『GO GO 70s』では1970年代のバンドとともにステージに立つ奔放な歌手役で新境地を開き、高い評価を得た。
九尾狐とビーナス
大衆的な人気を決定づけたのは2010年のドラマ『僕の彼女は九尾狐』である。怪談の定番である九尾の狐を、無邪気で憎めないヒロインに生まれ変わらせ、「ラブコメの女王」としての地位を固めた。2012年には時代劇『アラン使道伝』で幽霊となった娘を演じた。2015年の『オー・マイ・ビーナス』では、かつての美貌を失った弁護士役のため毎回3時間の特殊メイクに耐え、KBS演技大賞で優秀賞やベストカップル賞などを受けた。
スクリーンで広げた役柄
テレビでの人気と並行して、映画では作家性の強い作品にも積極的に出ている。2014年には朴海日(パク・ヘイル)と共演した静かな恋愛映画『慶州』と、チョ・ジョンソクと新婚夫婦を演じた『私の愛、私の花嫁』に相次いで主演した。後者は1990年のヒット作のリメイクである。2020年の『ディーバ』では事故で記憶を失った飛び込み選手という謎めいた役に挑んだ。2023年の『3일의 휴가(3日間の休暇)』では、天国から休暇をもらって会いに来た亡き母と過ごす娘を演じ、母役キム・ヘスクとの呼吸は「本物の母娘のようだ」と評された。
海街と済州、そして新作
2年ほどの休止を経て、2019年の政治ドラマ『補佐官』で弁護士出身の国会議員役に挑み、シーズン2まで務めた。2021年の『海街チャチャチャ』では海辺の村で開業する歯科医ユン・ヘジンを演じ、Netflix配信を通じて世界的なヒット作となった。2022年の『私たちのブルース』では離婚して1人の子を持つ母親という翳りのある役を選び、2024年『損するのは嫌だから』、2025年のNetflixシリーズ『悪縁』と幅を広げている。主演作『再婚皇后』はディズニープラスで2026年11月の配信が予定されている。
エピソード
10年の交際を経て結婚
2015年、俳優キム・ウビンとの交際が明らかになり、2人は芸能界を代表する長寿カップルとして知られるようになった。キム・ウビンが病気療養のため活動を離れた時期にも、シン・ミナが寄り添い続けたことは多くの人の心を打った。2025年11月、所属事務所が結婚を正式に発表し、同年12月20日にソウルのホテルで家族や親しい知人だけを招いて式を挙げた。発表直後には妊娠説も流れたが、事務所は事実無根だと否定している。
共演者が語る「準備の人」
『海街チャチャチャ』でヘジンの親友・ミソンを演じた共演者は、撮影を振り返って彼女を手放しでたたえた。どの場面にも準備を重ねて臨み、一度も手を抜くことがなかったうえ、現場を和ませるための冗談まで用意してきたという。共演者は、その気配りこそが役の上で本当の友人になるための努力だったと受け止め、「全部シン・ミナが作ってくれた」という趣旨の感謝を口にしている。
役のための体づくりと旅
役作りの徹底ぶりは若手時代から一貫している。『パンチ』の撮影前には現役ボクサーのもとで2か月間トレーニングを積み、演出家から「熱心すぎて誰かがけがをしないか心配になるほど」と評された。映画『武林女子大生』では1人2役にも挑戦している。2008年にはケーブル局の番組でフランスを旅する姿が放送され、翌年その記録をまとめた旅行エッセイを出版するなど、スクリーンの外の素顔も親しまれてきた。
明るいイメージをあえて崩す
ラブコメの印象が強いシン・ミナだが、近年はあえて陰のある人物を選ぶことが増えた。『私たちのブルース』の離婚した母親、『3日間の休暇』の母を亡くした娘と、続けて沈んだ表情の役を演じたことについて、本人は「さまざまな役を演じてみたかった」という趣旨で説明している。温かな物語に心を引かれたことも出演の決め手だったという。親友として知られる公孝珍(コン・ヒョジン)とは、父を捜して旅に出る皮肉屋の若い女性を演じた低予算のインディーズ映画でも共演し、作品は批評家から高く評価された。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- シン・ミナ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 損するのは嫌だから — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 海街チャチャチャ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 私たちのブルース — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 補佐官 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08